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「今から五月はリョウ様の女だ」
高梨五月は、姉妹校から全寮制のこの学校に転校してきた初日、一番最初に会ったリョウにそんなこと言われて、キスを迫られて、リョウを突き飛ばしてしまう。五月が自分は男だと主張するのにも関わらず、「日本には男色という性交法があるのだ」と一向に、リョウは気にした様子はない。びっくりするほど綺麗なのに、リョウは口を開けば変なことばかり言い出す。
おまけに、夜になると寮の裏にある山に、リョウは出て行ってしまい、なかなか帰ってこない……。
変なことを言うけれど、意外に優しいところもあって。
即物的すぎるリョウの物言いに五月は困ってばかりだったが、実はリョウには重い過去があって……。
実はリョウは幼い頃に、寮の裏の山に捨てられた過去があって、それゆえに、少し言動がおかしかったりする……っていうことらしいんですが。
ちょーっと読んでて耐えられないくらいのリョウの口調。
おまけに、他の登場人物までも、微妙な口調をする。
そんなに口調に特徴つけないとキャラの書き分けできないの……? と、言いたくなってしまう部分もありながら。
でも、その中でもリョウのクセの強さは天下一品で。
「淫売」だとか、「ずっこんばっこん」はちょっと……BLでは見たくない表現だったと思ってしまいました。
同時に、どうも私がBLに夢を見ているらしいって、ちょっとびっくりしたんですが。
BLは乙女が夢を見るためのものなんだから、あんまりな口調はちょっと、ほどほどにして欲しいかも、しれません……。