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もう一度、恋をしよう――
確かに『恋人交換(スワッピング)』というタイトルのイメージよりは真摯なラブではあるんですが、なんというか『恋人交換』という設定のためのストーリーという気がしました。
何かと無理がある、というか詰めが甘すぎる。
まず、なぜ篤紀(受)が今の恋人・明石と付き合っているのかからして疑問です。
この男のどこがいいの?これが『どこから見てもダメ男だけど、受にだけは優しい(愛が見える)』とかだったらまだしも、これはむしろ逆だし。外面がよくて肝心の相手には・・・ってヤツ。
そして、なぜ戸波(攻)が『恋人交換』なんて悪趣味なものに参加する気になったのか。
篤紀が明石のいうことに逆らえないのはわかるんですよ。でも戸波は、いくら恋人が望んだからってキャラクターのタイプからしてそれは了承しないんじゃないの?、という気がしたんです。
篤紀と戸波は、高校時代の先輩・後輩で、とある行き違いがなければ恋人同士になっていただろう関係だったんですね。
それがお互いに恋人がいて、よりにもよって『スワッピング』で再会。う~ん、これも運命っていうんでしょうかねぇ。
そして、2人きりで過ごすうちに昔の誤解も解けて、気持ちも通じて・・・でも期限が来て交換は終了します。
結局、元に戻ってから篤紀に拒絶された明石が最後に見せた行動で、明石も篤紀が好きだったのはわかるんですが、だったら2年も何やってたんだ、と。笑顔が見たかったんならもっと大事にすればよかったんじゃないのかと呆れてしまいましたね。
大元のラブは、まあ王道なんですが、結構よかったんです。誤解から来るすれ違いも、うじうじ・ぐるぐる受も、もともと苦手要素じゃないので。
ただ、やっぱり『スワッピング』はちょっと突飛過ぎて上滑りしてますよ・・・と言いたくなりました。作家さんに。
私は、最初タイトルと設定で引き気味だったのが、読んでみてまったく違ったので(いえ、確かに『スワッピング』ではあるんですが)安心したんですが、逆にこのタイトル・設定・表紙イラストのイメージで『スワッピング!イロモノ!』と期待して手に取った方にとっては拍子抜けもいいところなんじゃ、と感じました。
トータルでは悪くはなかったんです。思ったよりはよかったんですよ。
ただ、どうしても『スワッピング』にこじつけたようで、あれこれ苦しかったですね。なんでこの題材なのか・・・あまりにも斜めすぎます、先生。
あとはイラストがちょっと苦手でした。
復活愛ですね・・。最初この表紙をみて、またとんでもない話なんだろうか?って思って購入しました。
時々とんでもないお話を書かれる真崎さんなんですが・・
この話は、表紙の雰囲気とは裏腹に、ウジウジ・苛められっ子受け君の復活愛のお話でした。
設定そのものが、スワッピングってどうよ?って感じで好きな部類じゃないんですが・・
苛められっ子の受けが苛めっ子の攻めの提案に反対出来なかった~って、いう所ですね~
そこで、昔辛い別れをした忘れられない初恋の彼に再会するお話です。
何故か、傍若無人な恋人、明石と付き合っている、篤紀は、大学院生です。結構ボケッとして、どんくさいイメージがありますね・・この、明石はお金持ちで、傲慢です。
篤紀は機嫌を損ねないように付き合っている。2年近くも付き合ってるっていうのが、不思議なくらいですね~
篤紀もこんな傲慢で勝手なのとは別れたらいいのにと思うし、明石にしても、こんなウジウジちゃんとなんか別れたらいいのに・・・
明石みたいなキャラだとすぐに飽きそうなタイプだし~と感じました・・
明石が「恋人交換」をしようと言い出した~
明石の言うことに逆らわない篤紀は嫌だけれど断れない・・・
ある日呼び出されて行ったレストランで、顔合わせ・・・
そこに現れたのが高校時代の先輩で、初恋の元恋人だった・・・
なんと、篤紀のお相手がその、先輩の戸波だった・・
「恋人交換」は海外のリゾートで一週間・・
最初はすごくぎこちないんですが、だんだん打ち解けて・・
そんな時明石とそのお相手がプールで全裸でいちゃいちゃしている所を目撃してしまって、
2人はその後、本来の目的のスワッピングって物をするんですが・・・
最後の夜に、戸波が何故あの時連絡をくれなかったと聞いてくる~そして、お互いの誤解が解けるのですが・・・
明日は帰る日です・・・
日本に帰って1週間後に明石に呼び出されるんですが・・・抱かれる事が出来なくて、無理やり抱こうとする明石に初めて、抵抗する・・・そして明石は・・・戸波を呼び出す・・
最後に明石が「そんな幸せそうな顔見た事ない~」って言うんですが・・なんか、その言葉にすべてが詰まっていた様な気がしました~明石が何故このうじうじちゃんと別れなかったのか・・何故「恋人交換」をしようと考えたのか・・
きっと明石は明石なりに篤紀の事が好きだんだろうなぁ~・・でも、いつも自分といる時の篤紀はビクビクしているように見えたのでしょうか・・・この最後のセリフで明石の嫌な奴というイメージは払拭されましね~