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midnight party
『社内恋愛』からのシリーズ3作目です。
前作の受・桜庭の元カレだった辻村(攻)がメイン。
BLでは、金を貸すセレブ攻は珍しくもないですが、これは借金する(融資を受ける)攻です。貸す方の銀行マンが美園(受)なんです。
え~、ラブになる前に仕事ばっかりで力尽きそうになりました。もともと『お仕事・リーマンもの』がものすごく苦手なんです。
まあ、ラブの兆しが見えて来てからは結構面白かったんですけどね。
『あぁ、やっとラブが』と一息つけるかと思ったらまた仕事・・・
時系列としては、前作の2年ほど前でしょうか。前作と重なる(辻村と桜庭のシーンが出て来る)のは、もう終盤です。
勘違いから揉めて会わなくなったあたりが、ちょっと端折り過ぎな感じでよくわかりませんでした。結局、会わないまま1~2年は経ってたの?
とにかく、ラブが仕事に追いやられてるとしか思えなかった。
個人的に『お仕事もの』はそれだけでほぼ受け付けませんが、考えて見れば中でも『銀行・銀行マン』を扱ったBLって特にダメだった気がする(単に『職業・銀行員』というだけじゃなくて所謂『お仕事もの』ではってことです)。
ただ、キャラクターは魅力的でした。
特に辻村は、攻キャラクターとしてはシリーズでいちばん好みかもしれません。
美園は、受キャラクターとしては正直苦手なタイプではあるんですが、決してキライじゃない。
だから、余計に仕事ばっかりじゃなくてラブ面をもっときちんと描いてくれたらな~っていう感じです。
あとは、シリーズ通してなんですが、イラストのなるみさんが苦手なんですよ。
カラーとモノクロの絵の印象がかなり違います。表紙や口絵のカラーはまだマシなんですが、本文モノクロはまったくダメでした。
老舗の自動車メーカーの若き社長兼デザイナーの
攻め様とどこか秘密めいたセレブのエリート行員の
受け様との擦れ違いラブ。
受け様は銀行で融資を担当しているエリート。
ある日攻め様が融資の相談で訪れる、対応した
受け様は地域企業への応援を承諾、そして攻め様を
激励します。
攻め様は本当はかなり有名なデザイナーでバックを
利用すれば苦労しなくても会社の立て直しなんて出来る
のに自分一人で頑張ろうと・・・
そして受け様に一目で好意を持った攻め様は奮起します。
受け様も攻め様の為に、かなり協力していくのです。
受け様の生い立ちはかなり複雑で亡き母の恋人&父親候補が
数人いるのですが皆かなりの大金持ち!
それが受け様の愛人関係の噂になってます。
受け様が住む自宅はセレブなお屋敷で既刊の社内恋愛等の
パーティー会場になっていた場所です。
受け様の昼の顔と夜の顔に攻め様は翻弄されます。
でも、受け様はホントの恋愛をしたことが無いのです。
セフレはいるのですが・・・
そのセレブが集まるパーティーに攻め様の会社の車で
二人で参加、それはセレブ達に攻め様の会社の車の宣伝で
それは成功して、攻め様の会社は上向き始めるが
受け様との関係はうまく行ったと思った矢先に誤解で
離れてしまう。受け様の素直でない気持ち・・・
まぁ、攻め様が「オフィスラブ-真昼の情事-」の受けと
恋人同士だと誤解しちゃう、そして攻め様もお金が無い
と受け様の周りの男たちに対抗できないと思ってる。
受け様の相手と思われるのは父親(候補)なのに。
遊び上手で慣れているかと思えば初心で純心な受け様。
ギャップ萠を楽しんでほしい本です。