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いやぁ~こんなに泣いたBLは初めてかもしれません!
ってか、ひょっとして自分のバイオリズムが下降していたからかもしれませんが・・・感動ではないんですよね、主人公のあまりに悲惨な過去と健気さに涙腺が刺激されたようであります。
何の苦労もなく育った威琉と、親の愛情を受けずに、でも真っ直ぐ育った理久が恋人になったのもつかの間、就職を控え、また性格のすれ違いから最悪の状況に陥いり、クリスマスの待ち合わせの待ちぼうけでとうとう決定的別れをむかえたところで終わった前回。
不遜で傲慢で、自分のことしか考えない威琉にどうして早く愛想を尽かさなかったか。
前回で語られなかった理久の過去が、この巻で明らかになります。
幸せだった家族が、理久の誕生日の日に壊れた、その現場を目撃し、両親から見放された過去。
いらない子として、残った母親からもまともな扱いをしてもらえなかった過去。
そんな理久を支えた、花屋の店長とオーナー、そして親友の一騎。
彼らが理久を愛しい家族のように大切に、大切に、いつくしむように護ってきたのは、これらの過去を知っているからでした。
その過去を初めて知って、自分の仕打ちの余りの酷さに今頃気が付く威琉。
前回のあとがきで作者が、威琉にはメッタメタになってもらいます、、などと書かれていたとうり、理久を守る男達によってボコボコにされます・・・5回殺しても殺したりないと言わせるほと、小気味が良いほどボコられてましたが・・・
そんな中、末期ガンで死の床にある父との再会は理久に変化をもたらすのでしょうか?
そして、理久の一番大事な梓先輩がアメリカから帰ってきました。
この梓と威琉の理久を巡るバトルが今後展開されるでしょう。
また、理久は次回社会人になります。
きっと、まだまだ理久には思いもよらない試練が待ち受けているのだと思います。
それにしても、威琉には挽回のチャンスはあるのか?相当努力して人間変えないと絶対ダメだと思うんです。
理久優しいからな~あれだけボロボロに傷ついて、威琉がウソつきだということを実感したのですから、本来なら復縁は絶対ありえないと思うのですが・・・
それにしても、今まで不幸な境遇、健気な主人公なんていうのは、山ほど見て生きているのに、どうして理久はツボに入ったんですかね~
これを『フランダースの犬効果』と自分で勝手に名付けました、、、
次の第3作が待ち遠しいです!