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shokuinshitsu de naisho no romance
私立白萌学園の英語教師・有賀玲一郎は姉妹校との交歓会のため、生徒会顧問として桜沢学園を訪れる。
しかし、そこに待ち受けていたのは、ある日、玲一郎をとてつもなく不快にさせた男・柳沼敏明だった。
玲一郎は逆恨みだとはわかってはいたものの、個人的な恨みから、敏明にはなるべく近づきたくない、と思っていた。
けれど、敏明はそんな玲一郎の気持ちなんてお構い無しに、あれこれちょっかいを出してくる。
完全にペースを乱された玲一郎は……
という話ですが。
すみません。何で玲一郎が敏明に惹かれたのがわからなすぎて、あらすじの説明が中途半端に終わりました。
作者さん的には、最悪な出会い方をした二人がじょじょに惹かれ合っていく……という話を書きたかったんだろうなあ……と思うんですが、何せ敏明の行動が、今ならストーカーとして訴えられてもおかしくないくらい極端で、おまけに、玲一郎にとってマイナスにとられるしかないような描写しかなくて(例えば、鳴り止まない電話に玲一郎がじょじょにやつれていくとことか……)、いったい全体、どうして、こういこういう男に心を許そうと思う!? としか思えなくて、まったく理解ができない。
まあ、よくあるBL王道パターンの無理やり心を抉じ開けてくれた人を好きになっちゃった! とか言いたいのだと思うんですが、すみません。もうちょっとそういうのは繊細に書いてくれないとただただテンポに飲み込まれるだけでしんどいです。
というわけで、全然、登場人物の気持ちに共感できなくて、でも、大分昔の小説だったので、昔はこれでよかったんだろうなあ……とちょっと諦めムードだだったりしてます。