嘘とシンデレラ

嘘とシンデレラ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
13
評価数
6
平均
2.5 / 5
神率
0%
著者
葉月宮子 

作家さんの新作発表
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イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルスHYPER
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784778107826

あらすじ

ロンバルド王国のレナード王子が花嫁探しのために来日──日本中を騒がす二ユースも、小学校教師の桐嶋真志には関係がないはずだった。だがレナードが小学校を視察に訪れた際、真志が彼を庇って怪我をしたことがきっかけで二人は結ばれる。美しく高貴な王子に愛され、自分の幸福が信じられない真志だったが、レナードの花嫁探しにはある重大な秘密が隠されていて──。
(出版社より)

表題作嘘とシンデレラ

ロンバルド国王子
小学校教師

レビュー投稿数3

山場がないなぁ

葛西リカコ先生のイラストが好きで購入。絵が本当に綺麗。王子様かっこよすぎるわ。
とりあえず、山がありません。お父さんがトレジャーハンターで死ぬ前に最後に見つけたのが、緋の石と言う宝石。
主人公、真志が緋の石を手に取ってお父さんを思うシーンがあるんですが、タイトルの嘘と~でああ、王子様はこれが目的なんだなってわかってしまう。
テロリストに拉致られた時も王子様と真志、二人で愛し合い始めちゃうんですが…こう言う場面は真志がテロリストに犯されちゃうぐらいのシーンがあった方が楽しめたなと思いました。
エロは濃いめですが、全体的にシンデレラストーリーでもないし、途中でわかっちゃってるから騙された感もありません。
まあ、ドキドキ感もなくサクサクと読める淡白なお話でした。

0

ベタなシンデレラストーリーを一捻り

帯『見つけた、私だけの花嫁―』

自分は基本的にベタなシンデレラストーリーって好きなんですよ。
これもBLならではの1ジャンルとしての楽しみだと思っちょります。しかしこれが男女のシンデレラストーリーだとさして面白くないんだけど男同士になると楽しめちゃうのが腐女子の謎ですな。

まあ前置きは置いといて、これはトレジャーハンターを父に持つ小学校教師・真志〔受〕が、来日し学校見学にやってきた王子・レナード〔攻〕を助けた事から、レナードの見舞いや食事への招待となり、真志はレナードに恋をしてしまいそしてレナードに甘く愛を囁かれ抱かれる事になる。
そこまでは甘くベタなシンデレラストーリーなのですが、これはそれに一捻り加えて、実はレナードが真志に近付いたのは彼が持っている亡き父の形見である石が目的だったんですな。
その石がレナードが王になる為の儀式に必要なんだけど、その石は盗まれて行方が分からなくなっていて、それを真志の父が見付け、結果的に真志が持っていたという訳です。
そこがタイトルの「嘘とシンデレラ」の「嘘」の部分につながってくる、と。
けれど騙すつもりだったレナードは真志に本気になってしまい、彼らはレナードの国で目出度く暮らしましたとさ、というお話です。

ツッコミ所は幾つかあるんですが、ベタなシンデレラストーリーが好きならそこそこ楽しめるんじゃないかな。
反対にその手の話がそんな好きじゃないなら楽しめないんじゃなかろうか。
まあテロリストに捕まって監禁されてる時には、エロってる場合じゃねえだろーーとか色々ツッコミを入れたりはしましたが、やっぱベタなシンデレラうストーリーには弱いんだよなあ、自分は。

挿絵の葛西さんは挿絵としては好きなんだけど、この作品にはちょっと合ってなかったかなあ。
もちっと受が可愛い感じなタッチな挿絵の方が合っていた様に思います。

0

王子様

平凡な小学校教師、桐嶋真志と花嫁探しのため来日していた
ロンバルド王国のレナード王子があるきっかけで出会い、結ばれるも
レナードにはある秘密があって…というお話。

全体的な流れの印象としては、特に大きな山場もなく
割と坦々とお話が進んでいった感じでした。
葉月さんの作品を読むのは初めてだったのですが
王子様ものがお得意ということで、なるほど王子様らしい
ロマンティックな言葉遣いや振る舞いの表現がお上手でした。
また日常からHシーンの濃厚さのギャップがあり
特に密室で緊迫した状況でのHシーンはすごく良かったです。笑

美しい異国の王子と少し内気で平凡な日本人男性…
という設定はすごく好きでそれはそれでいいのですが、
個人的に主人公の真志が少し女々しすぎたかな?と感じました。
運命的な出会いであることや初めての恋に溺れるのは
非常にロマンティックでいいのですがやはりもう少し
BLならではの、そこの部分での葛藤が欲しかったかな、と思いました。

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