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ほら。唇、噛まないで。
toshishita renai kenkyuujo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
その緩さが好きってことで、萌×2です。
二人ともすんごくエリートなんですが、感覚は普通の人たちです。
もう発売されてから随分と経つし、他の方が詳しく書かれているので内容は省略ー。
これは水嶋(受)と浅霧(攻)の二人の会話を楽しむ本として、今でも結構読み返します。
とにかく会話のテンポが良くて好きなんです。
いたって中身は普通な二人なんですが、水嶋が非常に天然だったり、浅霧がイタリア男真っ青なクサイ台詞をバンバン繰り出したり。
そして水嶋は理解不能なことをジェネレーションギャップだと思い込もうとしますが
それはちょっと無理があるww と微笑ましい感じ。
腐女子的なさくらさんとの会話もいい感じ。
個人的にですが、牧山先生の物語は嫌な女性が出てこないってのが好きなんです。
逆に腐女子的な女性は割と出てくるんですが、コメディだとこれは気にならない。
最初のHは流され系です。
あー水嶋さん流されてるなーなんて思って読んでると、実は浅霧も流されてるのが分かります。
ノリノリだけど流されてる。匂いに乗せられてって……
でも二人ともフレーバーティーが好きだったり、序盤は「匂い」が重要アイテムかも。
物語中、水嶋は二度ピンチを迎えます。
一度目は偶然に助けられて自力脱出。そんな馬鹿な……と思わなくもないんですけど、
自力で逃げ出す受けは好き。
二度目は浅霧に助けられますが、これは浅霧一人の力ではなくてどちらかと言うと浅霧は援護射撃的な感じなので、何でも出来て頼りになるBL的攻めとはちょっと違う感じ。
普通です。本当に普通な二人です(強調)ただし頭の中身以外は、ですが。
あと気になるのは、あらすじの「ギャップだらけの濃厚鬼畜愛」
鬼畜じゃありませんからっ!
濃厚は……濃厚かな?くらいだと思います。
回数は多いけど、内容は割と普通。
なので作品のH度は、回数でいくならエロエロ、内容でいくなら標準的ってところでしょうか。
受けは、華奢な可愛い系容姿からするとちょっと意外な工学博士。
マサチューセッツ工科大学帰りの超エリートです。
攻めは、受けが帰国後赴任した大学の院生。
眼鏡が似合う、わりと今時な容姿の男前です。
序盤から、攻め受けの研究に関する説明や、
所属する研究室関連の話題が多いので、
エリート好きの方は楽しめると思います。
でも私はどちらかというと、この話の場合は、
普通の何気ない会話とかの方が読んでいて楽しかったんですがw
この攻め受けは、エリートでありながら、
趣味も幅広く、いろいろなことに造詣が深いという設定なんですけど、
なかでも二人が親しくなったきっかけにもなっているのが『紅茶』で、
その辺りの描写は、いきいきしていました。
きっと、作者さん自身も紅茶が好きなのではないかな?
あと、基本的に会話になると上手だなと思いました。
なので、なかなか、ラブシーンも良かったです。
でも残念だったのは、
『研究に関する説明』『二人の趣味に関する話題』『エッチシーン』『当て馬シーン』etc
それぞれが、ちょっと分離しちゃってるような感じがするところ。
攻め受けが交わす、何気ない日常の会話の雰囲気はすごく自然で良かったので、
研究の話題ももうちょっと自然に馴染ませて入れてくれたら良かったです。
説明しすぎの感があったので。
読者側としても、喫茶店で紅茶でも飲みながら、
力まずゆったり読む作品かな。
紅茶飲んでるシーンは、本当に美味しそうで美味しそうで、うらやましくなってしまうほどでした。
知り合う前、裕哉は水嶋のことをその肩書と神経質そうなルックスから敬遠していた…ようで、水嶋も年が離れているし、学内1のイケメンと評判でおしゃれな裕哉とは話も合うまい…と互いにそんなに良い印象を持っていなかった二人が偶然にも、大学近くの紅茶専門店で出会います。
互いにまさかの趣味の紅茶談議に花が咲き、意気投合。裕哉は文系、水嶋は理系と互いに研究テーマは全く違うのですが、水嶋は裕哉の叔父の沢林教授の研究室で助手をしていることもあり、知り合って以降、休日に出かけたり親交を深めていきます。
ある日、水嶋の家を本を借りるために裕哉が訪れ、水嶋のかぐわしい香りに惹かれてH
水嶋さんはよい香りがするそうです♪
裕哉のペースに気おされて体の関係をもってしまったものの、困惑する水嶋。そんな日々を過ごす中、水嶋は研究室のイザコザに巻き込まれてしまいます。
その窮地を何とか切り抜け、裕哉に介抱してもらうのですが、そこで、裕哉から告白され再び♪♪
裕哉の気持も確認でき、初めての年下の恋人に戸惑いながらも、家でご飯を作ってもらったり…楽しそうです♪
しかし、そんな甘い生活の裏ではまだ研究室でのトラブルは進行していて、とうとう水嶋の立場が追い込まれそうになったところを、裕哉が助け、トラブルは解決、晴れてハッピーエンドへ♪
牧山先生の作品の脇役が名脇役ぞろいなことは、もうある意味周知!?な感じもするので今回は主人公についてしか書いていませんが、脇役さんたちもいい味出してました♪