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ファッション業界の裏側がよくわかるお話。
人間関係でいろいろあったせいで、東京のアパレルメーカーを辞めた北岡。
ニューヨークで、デザイナーとして地位を固めて、長期休暇で久しぶりに日本に戻ってきた。
そこで待っていたのは、ニューヨークへ行く原因ともなった、かつての恋人、宮地。
宮地は、婦人服メーカーの副社長という立場で、北岡に個人ブランドの立ち上げを打診してきて、、、
この本、すごく読みやすかった。
北岡も佳希も、色恋沙汰より、まずは目の前の仕事をちゃんとしている。
コレクションまでの、緊迫した仕事の進行状況に引き込まれる。
北岡と宮地の関係も、北岡はビジネス上の愛人契約だと割り切って、仕事として受け入れただけ。
描写も、ほとんど朝チュンレベル(北岡は同衾するのを拒んで、終わり次第とっとと自分のマンションに帰っちゃうので、厳密には、朝チュンとすら言えないけど)
恋愛としては、北岡は佳希への想いを認めて、この2人が恋人同士になるのだけれど、この2人のお初シーンも朝チュンレベル。
色っぽい方面は、ほとんど薄いけど、お話として面白かった。
最近、クリスタル文庫を集中して読んでいるけど、このレーベルって、古典的な小説な感じで、エロよりストーリー重視なのかな。
私のような、年寄りには非常に読みやすい作品が多い気がする。