お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
centre court
FRESH&BLOODは未読なのですが、あの大作を長年書かれている先生はやはり実力がすごいんだなと思わされました。
10年以上前の本作、3冊に渡り作品の熱量が高く、とても読み応えがありました。
面白かったです。
ついにウィンブルドンに出場する2人。
2人のテニスパートナーとしての通じ合ってる感、
トモ(受け)の熱い一途な恋心、
そして起きた衝撃的な展開とブライアン(攻め)の変化。
見所が多すぎて、ドキドキハラハラし通しでした。
臨場感溢れるテニスの試合も楽しく、分かりやすく。
全体的にスピード感があり、読み始めると夢中になってあっという間。
トモの真っ直ぐさも、ブライアンのクールに見えて実は情に厚いところも、キャラクターに厚みがありましたし、2人の距離感の変化と絆を深める様子が3冊に渡って展開されて、素晴らしい作品だと思います。
智之に惹かれながらも、死んだ恋人を忘れられないブライアン。
自分の愛に応えられない彼を理解し、例え愛されなくても、
ブライアンを好きでいたいと願う智之。
二人とも不器用すぎて、切ないです。
そんな揺れ動く二人を、とある醜聞が襲います。
最終舞台はウィンブルドン。
恋する二人の葛藤とテニスに賭ける情熱。
臨場感あふれる試合シーンが怒涛のように絡み合い、
読者を一気に感動のラストへ連れて行ってくれます。
スポーツ小説の熱さと爽やかさと、
BLの萌えが同時に楽しめるオイシい作品でした。