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soul drive
こちらは文庫で新装版が出ておりますが、こちらは旧番です。
中立よりの萌えかな、という評価です。
高尾さんのお得意の牧場や馬などをテーマにしたものですが、いつも海外が舞台のものを読んでいたため、今回日本の牧場ものは初めてかも。
馬が本当にお好きなんだなあと愛を感じます。といっても、主人公の亮は牧場経営のためにアメリカに勉強に来ていて、そのために恋人だった歳下の真史と別れています。
再会ものなのですが、二人のなれそめはかなり遡って子供の頃で、大学で再会して恋人になり、アメリカに渡って別れ、帰国してまた再会…。
別れと再会を繰り返しているお話で、前半は回想シーン、現代のストーリー軸に追いつくのは物語の半ばくらいです。
なんとなくあまりスッキリしないお話でした。
二人の間にすれ違いが多過ぎて、再会してからも後半は牧場の存続のため真史に亮が囲われるという少しダークな展開。
愛しあっているはずなのに上手くいかなくてもやもや。
最後の最後はハッピーエンドなのですが、幸せを感じられるのが本当にラストの方なので明るい作品が読みたい気分の時は向かない作風だと思います。
よかったのは、亮がとても年下ぽい攻めキャラだったこと。子供っぽい独占欲もあるし、背伸びもする。結構褒められない行動もいろいろしてるんですが、攻めキャラとしては味があったかなあと思います。