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これは男を誘惑した罰だ
china noir
なんとなくやりたかったことはわかるんですが、それが私の好みとことごとくズレてたんですよね。
香港の大金持ち、憎しみ・復讐、チャイナドレスでオークションに掛けられる受(と、100万ドルで競り落とす攻)・・・多分こういった『萌ポイント(?)』が合う方にはいいんじゃないかと。
設定は、いかにもありがちで先読みできます。でもそれ自体はいいんです。弓月さんにはいつものことだし。悪い意味ではなく、ベタベタの王道でわかりきってても楽しめるんだからすごいと思ってます。
でも、これは同じ『わかりきってる』でも、なんとも陳腐だとしか感じませんでした。上っ面だけという感じで、読んでてシラケてしまったんです。
雪水(受)は3歳の時から孤児院で苦労して、その原因を作ったテレンス(攻)を殺そうと思い詰めていたわけですが、そういういわば仇敵に対する憎しみが、そんなにあっさりさっぱり『愛』に変わるものなんですか?
まあ、メインキャラクターのラブはもういいとしても(投げやり)、脇キャラクターがなんとも中途半端で茶番だなあ、としか思えませんでしたね。ラストの収束具合が特に。作中、特になんのフォローもなく2人とも始末してオシマイですか、と。
私が弓月さんに求めるものがここにはなかった気がします。甘いんですが、その甘さがなんか違うの。
正直言ってつまらなかったです。再読しようとは思いません。