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ゴシック・ダーク・ディープラブをコンセプトに新しく立ち上がったレーベルからの初単行本で、作家さんの初作品です。
ゴシックロマンて嫌いではないんですが「インタビューウィズバンパイヤ」みたいな匂い系でしか読んだことがなかったので、BL系では初挑戦しました。
神や魔界のものが住む天地上界の闇の鬼神イリヤは輝の鬼神キースとペアを組んで違法に人間界にいる魔のものを狩る仕事をしています。
イリヤは金の髪に碧の瞳、黒い羽根を持ち、キースは黒い髪に白い羽根で、イリヤは闇の鬼神というわりに、実はとても心優しく、輝の鬼神といわれるキースのほうが冷たい感じです。
イリヤは偶然入った酒場で出会った美しい歌声の青年アーシェに恋していました。
アーシェの死の際を救い結ばれたのですが、その朝アーシェの魂は天国へ召されます。
不幸なアーシェに心残したイリヤはその魂にイリヤの印を刻み、その先何度転生しようと彼を見守り救おうとします。
そして300年経って、アーシェの生まれ変わりを見つけ助けて、一緒に暮らすようになるのです。
その間にもさまざまな出来事が起き、アーシェは再び命を落とします。
しかし再び百年後・・・
というアーシェという青年に何百年もの愛で執着し続ける物語です。
そんな死のない悪魔といえるイリヤとアーシェの何百年にわたる恋の物語、と書けばあまあまのただのラブロマンスです。
エロも満載でゴスエロその言葉そのままの小説になっています。
しかし、なんだか自分が大人になったせいかこういうベタもたまには悪くないな~と。
BLってファンタジーですもんね?
アーシェの臭いくらいの健気さと、エロを満喫してください。
っていうか自分が満喫しました。
輝の鬼神キースも美人のレイテナという恋人がいましたが、レイテナは魔物に殺されてしまいます。
この二人のラブもきになるところ、今月末Webで読めるそうです。