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ラキアから出ていた『月齢0のムーンチャイルド』の新装版だったんですね。題名が変わっていたから、全然気が付きませんでした。
朔夜が3歳の頃、3歳上の兄・流加と一緒に月光寺の住職に拾われて以来、住職の息子(父が亡くなり現在は住職)・本条を兄とも父とも慕い続け、今ではその想いが恋へと募るようになり、でも、その想いを本条自身に伝え嫌われるなら秘めておこうと、切ない毎日を過ごす朔夜です。
グルグル考えて、自分じゃダメだとか、想いは伝えないでおこう、とか思っていたメインのどちらかが、相手を失いそうになってようやく想いを認めて伝えようという気になるのが、いつものBLの展開ですが、このお話はちょっと違っていて、本人が死にそうになってやっと「これじゃダメだ」って思うんですよ。
おもわず「へぇ~」って思っちゃいました。
ってか、ここまで思い詰めてしまう前に、意味深な行動を取るだけじゃなく、大人な本条がちゃんと気持ちを言ってやれよと思ったんですけど。
朔夜視点なので、本条が何を考えてるかというのが全く解りません。友人の加門から「あいつはおまえに惚れている」と聞かされるんですけど、それ、本人から聞きたいですよね、やっぱり。
3歳の頃からずっと守り続け、朔夜と一緒に住むようになってからは夜遊びもやめ(加門談)、朔夜を大事に大事に育て愛し続けてきたらしいのですが、そうなら言ってやって欲しかったなぁ。
朔夜って、見た目が可愛いとか魅力があるとか、そういういいところは全く無自覚で、男だとか人外だとか、マイナスなところしか見ておらず、だからこそ、想いを言っちゃいけないと思いこんでいたのに。
そういう朔夜の深くて重い気持ちを中心に話が進んでいくから、どうしたって「本条、何やってんだ!」って思ってしまうんですよね。どうしたって、ヘタレ認定をしちゃうって言うか。
本条には不利な展開です。
その分、この先朔夜をデレデレに甘やかしてあげて欲しい。