あらすじ
柴崎暁は一見、女の子に見間違うほどの綺麗な少年だが、口が悪くて、気が強い。
暁は幼い頃、「大きくなったら俺の恋人ンなるか?」と、10歳年上の疾哉に訊かれ、それを約束した。
やがて疾哉は刑事となるが、ある事件をきっかけに暁は疾哉に激しく反発するようになり、以来、暁にとって疾哉は天敵と呼ぶべき存在になってしまった。しかしどんなに暁に憎まれ口をきかれ邪険にされても、相変わらず疾哉は暁に優しい。
そしてある日強盗事件が起こり、暁の身に危険が迫る――。
その時の疾哉は? すれ違う二人の想いの結末は……。