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hanakanmuri no theory
各々が特別な能力を持つ者たちで構成され人材派遣会社「愛こそすべて」。
そのナンバーワン社員・稲嶺剣は、社長から社員に必ず与えられているはずの一ヶ月の休暇も返上で、次の派遣先に向かわされることになる。
その派遣先とは、事業を営んでいた両親を火事で亡くした高校生・至誠の元。
依頼内容は、至誠に「本当の恋を教えること」。
「恋愛をしたい」という内容でもなく、また、自分を指名してきたのにも関わらず、至誠はなかなか至誠と目すら合わせようとせず、触れ合うことなんてもっての他。
それならばなぜ、自分を呼んだのか理解できずにいたが……
という話でした。
実は至誠と剣は以前にも会ったことがあり、その時の思い出を頼りに、至誠は最後の「思い出」を作りたくて剣に依頼をしたのだけれど、その真剣な想いには実は裏があって……という話でした。
話の内容にも「キュンキュン」しましたが、「星を渡る猫」の本が出てきたことに「きゃー!」となってしまいました。
作者様の別のお話で、「星を渡る猫」を書いた人が主役の話があるのですが、それを思い出してきゃーっとなってしまいました。それも相当に落ち着くきゅんきゅん話なので、機会があれば読んでみてください。
そして、この話を読んでいて途中からずーっと気になっていたのが、二人のその後のお話。
とりあえずは、剣が所属する会社に至誠も雇ってもらうことで落ち着いてはいるものの、よくよく考えてみれば、今後も剣が仕事をし続けるんだったら、長期に剣と至誠が会えないこともあるわけだし、剣は至誠以外にも愛を囁かないといけない日もあるのかなあ……と思ったら、きっと至誠としては複雑だと思うんですが、その辺りはどうなんでしょうか?
まあ、きっとその辺りを解消してくれるであろう続刊も出ているようなので、気になれば「箱庭のシンデレラ」を読んでみてもいいかもしれませんね。
特殊能力を持つものばかりで構成される人材派遣会社「愛こそすべて」そのナンバーワン社員、剣が派遣された先は、家事で両親をなくした高校生至誠。
彼に「本当の恋を教える」のが剣の仕事だというのだが……
イラスト買い。
依頼されれば恋人でも家族でも友人でもどんな「ごっこ遊び」にもつきあう……
そんな人材派遣会社「愛こそすべて」
そこで自他共に認めるナンバーワンの剣は相手に自分の姿が「心に住む大切な人に見える」という不思議な力を持っている。
BLっていうファンタジーの中でも色々ファンタジー度というか、いっそ無理度高めの設定。
特殊能力云々の設定は正直いらなかったんじゃないかな。
そもそも男の子に恋を教えるのに男派遣しちゃいかんだろうとか、そういう根本的なことはきっとつっこんじゃいけないんだろうな(遠い目)
設定だけじゃなくて、お話のペースがちょっと駆け足なので、剣があまりにもあっさり至誠に惹かれて、ものすごいあっさりくっついたように見えてしまう。
この人だけが特別なんだというからにはもうちょっと葛藤とか根拠とかが見たかったかも。
なんだかちょっと不完全燃焼気味です。ううむ。