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『Sincerely…』
スキー講習で訪れた北海道のホテルは以前、同じ学校にいた優志の家の持ち物で。
優志は1年前に失踪して見つかっていない。
ギイは食堂でいつも優志のそばに寄り添うようにしていた者を見つけ後を追う。
けれど、ほかの誰も覚えておらず写真などにも残っていない。
やがて、その人物は託生の前にも姿を見せて―。
のじーのやってる優志ってのが不憫な子でね。
実母が死んで継母に育てられることになるんだが、実はその前に子供の入れ替えが行われてて本当は継母ではなく実母なのね。
だけど、継母の方はもちろんそれを知らないから辛く当って。
最終的には優志を死に追いやってしまう…。
そんな感じで淋しくて泣いちゃう子の優志は裏山でよく隠れて泣いてたりするわけですが。
そこで登場するのがこの山に棲むアイヌの守り神タケル。
アイヌの神っていうのは独特で、フツーの神様と違って、崇めた分だけ見返りが要求できるっていうか一方通行じゃなくて対等な関係に近いんです。
で、優志が追い詰められて死んでしまった時に、先代から優志のことを頼まれていたせいもあってタケルはどうにかしてやろうと思うんだけど…。
この辺の不思議現象とかをギイ&託生カップルたちが解決してく、みたいなお話になるのかな。
とりあえず、のじーが可愛いですvv
出番少ないけどね。
坊ちゃんだし泣くし。
すごい優しい子なんだろうなーってわかる。
みっくんのタケルも独特の雰囲気があってステキ☆
落ち着いた声で。
でも、優志を亡くしてしまったことには悲しんでる感じで。
継母に復讐してやろうじゃないけど、そういう感情があるみたいにみえた。
神谷くんはギイたちのクラスメイトみたいな感じで。
更にちょっとしか出てないんだけども、お元気少年て感じでかわいー。
わかってるからいいんだけども和彦さんが高校生ってスゴイ(笑)
『My Dear…』
クラブの合宿から帰って来た吉沢。
早速、高林にお電話。
2人で星を見に行こうって。
…彰くん、お見事!!みたいな(笑)
もうスンゲー可愛らしいのよ。
吉沢への愛が溢れてるのよ。
なんかちょっと小悪魔っぽくも見えるんだけども。
吉沢の方が振り回されてる感はあるんだけども。
そうやって振り回して「愛されてるな」って確認してる感じっていうか。
いやー、さすが彰くん。
甘々ですん。
雰囲気が2人して常にラブラブつーかなんつーか「ごちそうさま」な甘さなのでありました。
原作既読です。
収録されているのは原作の小説『Sincerely…』から表題作の『Sincerely…』とブックレットに書き下ろされている『My Dear…』が収録されています。
『Sincerely…』の原作は割と長めの作品なのですが、上手く纏められていたと思います。
ちょっとファンタジーが入ったお話で、原作を読んだ時にもかなり切なくてやるせなかったのですが、音声が入る事でそれが一層増したかなという印象でした。
今まで読んできたタクミくんシリーズでファンタジー系のお話はやるせないお話ばかりだったのですが、この作品も例にもれず…。
ギイとタクミの甘々な雰囲気とタクミの明るさでほのぼのとした作品とも言えると思うのですが、やはり身勝手な大人達に対する憤りは残ります。
タイトル読み上げなどに少し懐かしい雰囲気は漂っているものの、キャスティングもいいし、演出も良かったと思います。
メインカップル以外のキャストも聞きどころで、三木さんや野島さんの演技も楽しめました。