むつこ
『愛され過ぎて孤独』の続編です。
面白かったー。
人物の相関関係に複雑な部分があるので、二作続けて聴く(読む)のをオススメします。
キャスティング完璧、声優さんたちの演技も完璧。
ストーリーは趣味の分かれるところだと思うけど、ありきたりなBLとは一線を画した、少しアダルトなお話で、非常に私好みでした。
受けの鈴村さんには泣かされてしまいました。ヤンチャさと健気さのバランスがたまらん。微妙にヤンデレ気味な部分もたまらん。
前作に引き続き、思い出の中でしか語られない「兄弟の母親」がストーリーの核として存在してます。
この母親の全体像がなかなか明らかにならないため、もどかしい気持ちになる方がいるかも。私は、こういう描き方、手法として実に見事だなと思いました。
原作の剛しいらさんについてですが、私、作風によって苦手と好きがはっきり分かれる作家さんなんですよね。なにせ七色の作風を持つ多才な方ですから。
このお話は、好きです。大好きです。