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コミカルに始まり、意外とシリアスに展開し、最後はホロリとさせられる、いいお話でした。
金丸マキさんの小説のコミカル部分は、浮いてるようで笑えなくてあまり好きではない私なんですが、シリアス部分は大好きです。
受けも攻めも高校生です。
受け視点で物語は進みます。受けは、高校生ながら学校に内緒で小説家をしつつ、一人暮らししている。学校では道化を演じてるけど、実は一人になるのが好き。複雑な家庭の事情がある。
そんな受けは、同級生の攻めに小説家してることがバレてしまう。攻めに脅されて、仕方なく一人暮らしの家を寝ぐらとして提供する。
反発し、ウザがってた受けだけど、少しずつ攻めに惹かれていく。
ぶつかりあう二人の高校生が少しずつ距離を縮めていく様子にジンワリきました。
お互いにどうしようもない家庭の事情を抱えていて、互いの傷をなめあうように暮らしていくのだ。
受けの性格が好きだった。
ラストシーンが良かったです。ホロリきました。