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原作未読。遊佐さんの攻め目当ての聴取。
幼馴染の高校生同士の両片想いのお話なのですが、なかなかに下品でえげつないお話です。
昭和のロマンポルノで未亡人に無理やり迫ってねじふせるおじさんみたいな、下品で下劣な台詞の数々に驚きます。
聴取当時、約20年前の作品なのですが、セリフ回しや効果音に時代を感じます。特に効果の前にベルトを外す、カチャカチャという金属音は、最近のBLドラマでは聞かないものだったのですが、情事の前の単純かつ簡潔なすごい効果音だと思いました。
遊佐浩二さんの傲慢で冷徹で意地悪な台詞の数々が、ひどいのだけれど、ぞくぞくさせられました。
Sっぽさも、Mっぽさも、どちらも最高に強く色っぽく演じることができる唯一無二の声優さんだと改めて思いました。
野島健児さんの心身ともに組み敷かれる弱さ、内に秘めた想いと身体に抗えない感じが、すごく合っていて、遊佐さんの演技と対していることにより、より際立っていました。
物語自体は歪で邪なやりとりが続いて、怖くて気持ちが悪かったです。
どこかの作品紹介に「無器用なふたりの、切なくてもどかしい愛の軌跡」とありましたが、原作はそうなのかも?少なくともドラマCDはそんな綺麗な言葉で飾れるような物語ではありませんでした。
ちょっとしたことから邪推して脅迫してくる同級生も登場し、高校生のする会話じゃないと驚かされます。
野島健児さん演じる相川夏樹はひとつめの脅迫に屈してから、どんどん、どんどん屈し続けて身動き取れなくなっていきます。じれったくも感じますが、脅迫される被害者の心理は、実際はこういうものなんだろうなと思わされたりもしました。
でもBLでそこまで脅迫の被害者心理を描かなくても、と思います。
胸糞悪い展開が続いて、続いて、続いた後のようやくの両想いになりました。
おめでとう、というより、ようやく決着ついた、と安堵しました。
両想いになり2人が社会人になってからの後日談、「7日7日」
高校の時にあれだけいろんな困難を乗り越えての両想いだったのに別れてたのか、ということにまずびっくり。
それぞれ別の相手が1人だったり複数いたりして、タイミングよく(悪く?)独り身になったところでの再会、からの、再度の両想いになるお話。
高校生のときより、恋愛ものらしい台詞や要素(再会が七夕とか)があり、わりとかわいいお話でした。
原作未読。
声優さんの演技は文句無しの素晴らしさです。
が、
話の組み立てが稚拙。薄っぺらくて深みなし。
傲慢vs強情で意地張り合ってどっちもどっち。
双方に魅力がないから言ってることが深く刺さってこない…。
というのが正直な感想です。
こうしたいという流れにお話を無理矢理くっ付けたような印象。
心の中では両想いだった二人が誤解からの脅しで関係性が変わり…ようやく互いの気持ちを確かめ合ったと思えば片方が浮気で片方は寂しくて逆に連絡とれなくなり自然消滅…って全然共感できない。
ただ後悔を引きずりつつ別の相手と付き合いつつも別れたところで偶然再会。仲直り。関係戻してやっぱりお前が好きだって…どう見てもぶっこみすぎじゃないですかね?
学生時代と社会人、どっちかに焦点を絞ってじっくり聴かせてくれた方が良かったと思います。
それぞれ性格に難アリとしか思えないし応援したいと思えない。
この二人また同じこと繰り返すぞ…としか。
最後のオチだけ甘すぎて正直ゾワゾワきました。
と、厳しめに語ってしまいましたが、弱み握られ攻めにマウントを取られて言いなりにならざるをえない野島さんの演技がさいっっっっっこうでした。
ド好みでした。こういうのを求めていたからストーリーがどうであれ大満足です。
一瞬でも素直になり吐き出してしまえばなんとかなりそうなものの酷い現状を維持することを選び言われるがまま体を差し出している…良さしかない。
不幸キャラ演じる野島さんの演技にはいつもゾクゾクさせてもらっています。
そんな無理矢理エッチは3回あります、御馳走です。
そういうのを求めている方にはオススメします。
そのシーンだけリピしまくりなのでそこの点では神評価なのですがストーリー分を引いて萌2にしておきます…。
フリトは遊佐さんが野島さんのことを君と呼んだことにキュンときました。
実はこのお話、最初の時点から気持ち的には2人とも両想い。
利明もずっと夏樹のこと思ってて。
ただ、夏樹が撮ってしまった写真が原因で勘違いして脅すような真似しちゃうんだけども。
どうせ軽蔑されるなら、心が自分のものにならないなら、身体だけでも…って身体を繋ぐんだけど、それではやっぱり利明自身満たされなくて。
それでも、この関係をやめられなくて。
いくら酷いことをしてみたところで、もう軽蔑されてるんだから一緒だろうと思って。
そんな無理やりに繋ぐ関係だから夏樹は泣かされてばっかり。
フツーに乱暴に扱われて泣くこともあるし、そういう行為が終わって1人になってこの関係の虚しさに泣くこともある。
夏樹としては、その写真があるから軽蔑して抱くだけで利明はノーマルだと思ってるからホントの気持ちも言えない。
そうやって2人の歪んだ関係は続くんだが、あることがきっかけで、もしかしたら自分が思い違いをしていたのかもしれないと感じ始める。
のじーの泣きが可愛いんだよね。
基本的には凛としたみんなからも憧れられる副会長さまなんだけども。
利明の一言一言(というか苛めるような言葉なんだけども)に反応して強情を張りつつも戸惑ったりしてる様子がもうたまらんっ!
相手役の遊佐さんも普段はスゲー男前というか傲慢な感じのイイ声なんだが、最後のお互いの気持ちをちゃんと伝えるシーンではもう声が優しいの。
「7日7日」
2人が社会人になってからの話。
高3から4年ほど付き合ったけど別れてしまった後の話で。
利明はその日、今の恋人と別れるために嘘の理由として夏樹とヨリを戻したいと言って。
そうやって言ってるうちに本当にヨリを戻したくなってきて。
恋人と別れて飲み直すために入った店で夏樹と再会する。
夏樹は夏樹で結婚することになった恋人とちょうど別れたところで。
別れるところも見られていて。
利明は昔、言葉が足りなくて壊れてしまったせいもあったので、自分の今の気持ちを素直に伝える。
夏樹はまだ気持ちの整理がつかないからと断ろうとするのだが利明は離そうとしなくて。
結局、2人は今度は壊れないように添い遂げることを誓うってなお話。
やっぱりのじーが可愛いです。
再会して言い寄られて手掴まれてキョドってるとこが。
こういうオロオロしてるのじー好きです。
ホント可愛い。
キャストトーク。
始まり方はお決まりの「はい、というわけで」ってのはつまんないってことで「ねぇ?」で始まりました(笑)
遊佐さんは「傲慢で冷徹で残忍」なドSらしいです。
でもって、のじーはドM!