Secrett
特殊な世界感に関わらず、原作未読者の私にとっても分かりやすく、とても聴きやすいCDでした。
何が一番良かったと言うととにかく受けのショアの健気さでした。
15年間に渡った実験の被験者として、養父であるクリシュナのことを信じて、彼の寂しさを紛らわせてあげようと心に決めて辛い実験に耐えて頑張るショア。
しかし、そんな彼はクリシュナがショアはもう用済みだという残酷な言葉を口にするのを聞いて施設から逃げ出し、まだ一度も会ったことのないグレイ (攻め) に助けを求めて。
グレイは彼をとても温かく迎え、仕事まで与えてくれてやっと幸せになれると思ったものの、頭に埋め込まれたチップのため大好きなグレイに本当のことを話せない。
クリシュナによってショアが施設育ちだと知ったグレイはショアを嘘を吐いたと責め、突き放してしまって。
(しかもそれをきっかけに、グレイのことをショアと同様好きだった仕事仲間にグレイを恋人として取られてしまいます。)
こんな散々な目にあっても全然グレたりせずにただただ健気に生きてきたショアが最後の最後にグレイと気持ちが通じ合って幸せになる様子を聴くと、本当にこっちもおめでとう、という気持ちになりました!
感動的で切なくて繊細で、今まで聴いてきた数多くのCDの中で一番といえるほどの作品でした!
残念ながら原作よりちょいちょいカットされてます。
これはこれとしてまとまっているので、原作読まなくてもOKですが、
↑実は、CD聴いてから原作読んだ
原作読んだ時の涙腺決壊、号泣というか、目が溶けた
っつーくらいの破壊力はCDにはなかったかな。
でも、男前鳥さんと健気じゅんじゅん
フリトでもいってますが、あまりない役どころでもあるので、
これはこれで十分楽しめます。
あと、お名前知らなかったのですが、タフタフがよかった。
包容力があって、二人をあたたかい目で見守っているお声が、
リーダーのグレイより懐がおっきんじゃねぇって感じでした。
こちらの原作が大好きで大好きで!
何回も原作を読んでは、何回もCDをリピートしている作品です。
特に受けのショアの健気でいじらしいキャラ!
そして次から次へと押し寄せる不幸!!
特に好きな場面がこちら。
ショアが危険な任務を控えていて、最後だからとグレイに抱いてもらえるとなった場面。
「汗を流すから待ってて」とシャワーを浴びに行くシーンが原作にあるのです。
ショアはそこでグレイの恋人と同じ赤い髪にして少しでもグレイに嫌な思いをさせないでセックスをしてもらおうと、自分の髪の毛を赤く染めます。
でもうまくいかなくて、グレイに見つかって理由を聞かれて話します。
そこでグレイがあまりの衝撃に「ヒュッ」と息を呑むのです!
ここが何とも私は好きで、ショア~!!なんて健気で切ないんだ!!とグッとくるのですが、ここがどんな音の世界で展開されるのか聴きたくて聴きたくて購入したのです。
買って届いて聴いて、「アレっ、あれ、あれ…」!!
信じられません!
丸ごとカットされていました!!
この時の衝撃といったらー!!
泣きそうでしたよ、私。
だってショアのいじらしさがこれでもかと見せつけられる場面だったのに!
でもここがなくてもお話はやっぱり好きで、ショアもグレイも大好きでグレイがショアの抱えていたものを全て知って、本当に後悔して危険な任務から瀕死で戻って目を覚ましたショアに謝る場面は「良かったよ~」と涙でした。
グレイが班長を務める採掘舎のチームの雰囲気が何ともわいわいとしていて好きでした!
エルリンクがかき回すまでは、本当に温かくてショアもよく馴染んで良かったのに、本当に酷いエルリンク。
本当によくかき回してくれました。ショアの心にも体にも本当に傷をつけてあの嫌な感じを森川さん、上手かったです!!
健気でいじらしくて次から次へと押し寄せる不憫な出来事を一身に抱えた受けの現状を、攻めは後から知って大いに後悔すればいいのです!!
色々書きましたが、やっぱりこういうお話、すごい私の好きな典型です。
原作既読。
実はこの作品のスピンオフの方に思い入れが強く、こっちの攻に魅力がなさ過ぎて消化不良気味。
そんな原作での消化不良がCDではどうなってるかと期待してたんですが、グレイを演じた鳥海さんの魅力をもってしても、どっちつかずの微妙な攻でした……。
鳥海さんの演技だったから聴けたような気もするくらい、本当にどこまでいっても魅力ない攻。
ショア役の福山さんは申し分なく、あますことなくショアの不幸の大盤振る舞い健気っぷりを堪能できます。
ショアの養父のエリィについては、森川さんが嵌りすぎていて鼻息荒くなりました。
硬質で冷たい、氷のような魅力が遺憾なく発揮されており、こんなにイラストの雰囲気と声が合致するのも珍しいんじゃ、とひとり大興奮状態。
グレイに想いを寄せるショアですが、どうしてグレイにあんなにも惹かれるかというのが結局理解も共感もできず、健気でかわいそうなショアに胸を締め付けられながら、エリィにしとけばいいのに……と呟いてました。
キール役の下野さんも、最初は嫌な奴なんですが、本当はとても良い子。
そんな素直じゃない不器用さがとても良く、こんな良い子を傷つけたグレイってヤツは本当にどうしようもないな、と。
煮え切らない男を演じきったという意味では、鳥海さんも本当に凄いと思います。
物語の後半はもう涙腺が緩みっぱなしで、福山さんのショアが完璧すぎ。
森川さんも完璧すぎて、最後はエリィが全部持ってってます。
ショアとグレイはめでたしめでたしですけど、どうぞお幸せにって感じで気持ちは完全にエリィ寄り。
あまりにも森川さんが魅力的すぎて、ダメなの分かってても続編求む。
聴きたい、聴きたい、森川エリィで【寄せては返す波のように】が聴きたいです!!!
腐友さんに教えてもらった作品です。
これでもか!と押し寄せる不幸の連続でした。
切なくて、涙がちょちょぎれます!
限りなく神に近い萌え×2です。
未曾有の大災害で、殆んどの大陸が失われた世界。
人類は、5つの都市にわかれて住んでいました。
唯一地上大陸には、研究施設の都市。
4つの海底都市は農業、工業などの街にわかれています。
「水腐病」という恐ろしい病がはやり、女性のほうがかかる確率が高いため、人口が緩やかに減少しているという。
やがて水腐病の特効薬が出来たのですが、その事がこの物語に大きくかかわってきます。
主人公のショアは、水腐病で絶滅した南の島の生き残り。
研究者エリィ(エルリンク)に拾われ、水腐病の特効薬開発に貢献します。
しかし、養父のエリィは特効薬が完成すると、ショアをかえりみなくなり。
悲しみにくれたショアは、地下に逃げ込みます。
映像で知っていた地下の英雄グレイと出逢い、助けられ、恋をし、地下の生活にもなれていきます。
幸せもつかの間、グレイに話せないでいた事がバレてしまい…?
普通の世界の話ではないので、男性人口率が高いため男性カップルは珍しくない。
しかも男性同士の結婚と同じ形も認められています。
これは新鮮でした!
ショアくんは、まるで不幸にとり憑かれたような人。
次から次へと不幸の大波がやって来ます。
最後は自ら不幸な選択(危険な調査)をしちゃいますし。
好きになったグレイには色々誤解されたりして、とある理由で言い訳も出来ないという。
しかも本人、なぜ言い訳出来ないのか知らないからたまらない☆
不幸のてんこ盛り合わせ、ツラいです。
ショアを捨てた養父のエリィはスレンダーで眼鏡インテリさんなんですが。
なんと、森川さんが声を!!
また新しい森川帝王に会いました♪
グレイはガテン系の人で、鳥海さんが声。
いや~ガテン系鳥さん、良かった~♪
ショアは福山さん。
一途で不幸ぶりがスゴかったです!
声優さんたちも先生本人も言っていましたが。
聞き終わると、一番可哀想なのは「エリィ」という結論になります。
なぜエリィが可哀想なのかは、最後の最後にひっそりあきらかになります。
原作小説読みたくて、今注文中。
先に続編の「寄せては返す波のように」を小説で読みました。
ぜひとも沢山の方に読んで頂きたいです。
原作未読です。
いつか聞こうと思いつつ長らく聞いてなかった作品。
なんとなくイラストを見てファンタジー色が強いんだろうなーと思ってたんですよね。
確かに世界観はファンタジーな部分もあるんだけども、イラストほどメルヘンな印象でもなく聞いてみたらもっと早くに聞いときゃよかった!と思える作品でした。
もっと早く聞いときゃよかった。
お話はとにかくショアがせつなくてせつなくて。
薄幸そうというか、これでもかこれでもかといろんなことが降りかかります。
グレイとのえちシーンでも自分が愛されてるわけではないと思っちゃうあたり、いい子なんだろうなとは思うけどちょっと不憫にさえなってくる。
こういう不幸盛りだくさんなところが六青作品なんだろうな。
じゅんじゅん(福山さん)のショアはとにかく不幸がよく似合う(笑)
儚い感じが非常にステキでした。
そして、鳥ちゃん(鳥海さん)のグレイ。
この鳥ちゃんかなり好きかもしれませんv
普段はガテン系なせいかちょっとオラオラな感じもあってかっこよくて。
でも、大事な人はトコトン大事にしそうな優しさがあって。
それで、更にはえちシーンになると優しい上に甘い声になるんですよ。
あとはキールも好きです。
なんだかんだで最後は譲っちゃうところとか。
恋敵な部分もあったりしたんだけど憎めない子でした。
巻末フリトはじゅんじゅんと鳥ちゃん。
メインでガッツリ絡むのは久しぶりな2人。
そして、じゅんじゅんはこういう繊細系が久しぶり。
鳥ちゃんはこういう役初めてかも。
じゅんじゅんと同じ現場だとじゅんじゅんは元気系で鳥ちゃんはクール系が多かったらしい。
本編の感想としてはクリシュナが一番可哀想。
そして、別録りっぽい森川さん。
エルリンクがエルリクン。
お気に入りのセリフは「人類愛の現れ」
…確かにあれは印象的なセリフでした。
私これ、いっそ悲劇オチなら好きだったんじゃないかなと思いました。
主役カップルはいいんだけど、森川さん演じるクリシュナと下野さん演じるキールが可哀想すぎてさァ…。むくわれなさすぎ。
ラスト、主役カップルがあまりに幸せそうなだけに、いっそみんなして不幸になっちまえ、と不穏なことを思ったりもして(オイ)。
あとストーリー的な部分でもいろいろ気になりました。
とくに研究所!
立ち位置がよく分からないんですよね。公的機関なのかな。仮に私的機関だとしたら、営利に走るのは別に問題ない気が。どっちにしてもお金のかかる研究所だろうし、資金集めそのものは大事なことだ。そのために金持ちを優先して薬を配布するのは間違いとも思えない。
そういうのと非道な人体実験はまた別の話だと思う。これも、抗体研究のためなら仕方ない気がするしなァ…。
あとなぜ研究所は受けを解放したんだろう。頭にチップ埋める手間をかけるなら、殺したほうが早くないかなと。生かしておくと研究所が得するっていう必然性が欲しかったです。
誤解の連続についてもモヤモヤ。誰の誤解も、常に相手の言動を否定的に解釈したことから発生した誤解なのだ。相手の言動を好意的に解釈できない人たちばかりかーい、って。
ただ、声優さんたちの演技は良かったです。
また、脚本からBGMからSEに至るまで非常に丁寧に作られたCDで、よくあるヤッツケなドラマCDと一味も二味も違いました。
製作側の魂が入ってる作品なので、好感が持てます。たとえストーリーが自分の趣味じゃなくても、こういう作品に出会うと胸熱になりますね。
久しぶりに聴き直しました。
前にも何度か聴いていたので内容は知ってるハズなのにやっぱり泣いてしまいます。それ程イイ話です!!
あ、でもラストはちゃんと恋愛は成就するのでハッピーエンドです^^安心して聴いてください^^
内容ですが、
ディスク1はイライラしてたイメージがあったんですけど久しぶりに聴いたらそうでもなかったですww
研究所から逃げてきたショアの頭には情報漏洩を防ぐためのチップが埋め込まれていて、水腐病に関する情報を他者に伝えようとすると脳に激痛が襲い身体能力を麻痺させるんですけれど、コレのせいで誤解を解きたいのに肝心な事が言えなくて、伝えたいのに伝わらなくて「ああああああそうじゃないんだぁああぁぁ」ってすっごくもどかしく思っちゃいます!
それでグレイにも不信感を抱かせてしまって誤解とすれ違いが><
過去の事があり研究所を憎んでいるグレイが、ショアの出身が研究所だと判ってからのグレイの態度はホント冷たくなってしまって、終いにはキール(下野くん)と付き合っちゃうんですよね!付き合うと云ってもショアへの苛立ちとかがあって想い合う関係にはまだなれないからお試しって感じの曖昧な返事で。
それでもショアは一途に健気にグレイを想うので
健 気 好 き な 方 に は 絶 対 オ ス ス メ で す *^^*
あ、ディスク1には森川さん×福山さんも入ってます。
実験の一環として抱かれるので研究員に見られながらのプレイですww
まぁ、それらしい台詞は最初だけで普通にヤッてるだけですけど。
ディスク2はやっと誤解が解けます!!
ショアが自己犠牲にするシーンはホント泣けますよ!!
抱き合うシーンの時はグレイ的にはもうショアと仲直りをしようと和解しようと思って抱いてるんですが、まだこの時点では完全に誤解は解けてないです。
逆にショアの方がグレイが抱いてくれてるのは病気に対する同情だとか思っちゃっていて、お互いを想って抱き合ってはいるもののすごく切ないシーンです><
で、一番可哀想なのが森川さん演じる 愛称・エリィ なんですけどこっちの誤解は解けないまま終わります;;一人で昔のショアとの思い出の映像を見ているシーンで、ある「キーワード」が判るんですがそれがホントに切ない・・・
ラストはちゃんと引っ付いてイチャイチャしてますが少ないです。
ホントに切ない話をメインとしてるので甘さ控えめですww
まぁ、コレは少しだけでも全然OKだと思えますよ^^
フリートークは福山さんと鳥海さんの二人だけの会話です^^
別撮りで森川さんのトークもあります。
・原作は未読です
・なぜか聞いてる途中3回も寝ちゃって、そのまま封印しといて
4回目(最初から聞き直し)でやっと最後まで聞けましたのですが
聞いたあとはもっと早く聞かなかったことを後悔したりしました。
とても良かったです
・キャラクタたちののすれ違いと誤解がとてもとても切ないです(泣)
・個人的には、エルリンク・クリシュナ(声:森川智之)が切なすぎて大好きでした。
特に、最後の方のあるシーンでは本当に泣きそうになりました。
・キール(声:下野紘)も可哀想ですし、全体的に切ないストーリーでした。
・「切ない」ばかりですみません(汗)