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貴族シリーズ第6弾。
お話自体は1話完結なのでこれだけで全然OK。
敵対する立場にある2人が惹かれ合って…でも、どうしよう的ベタ展開。
そこに王の後継となる隠し子?の捜索が絡んで、その子が実は…というベタ展開。
でも、後者はベタでもあってよかった展開でした。
いや、だって。
これによりヴィクターとレイモンドの立場が逆転するに至るんだよね。
それまでは敵対から救い出すようなことになってもヴィクターの方が年上なのでレイモンドに対して上から目線というか。
言葉は丁寧なんだけど、それは貴族という生まれだけのものであって。
それが、レイモンドの出自が明らかになると敬う立場になって。
敬語で話しかけたりすることになるのだ。
更に。
最終的に2人の関係が動くように行動を起こしたのはレイモンドの方で。
ヴィクターに夜這いをかけてくるんだけども。
閨ではまた立場が逆転して、ヴィクター優位になるんだな。
この立場の移り変わりはなんか好きです。
閨の中だと優しいんだけどちょっと横柄というか、そんなヴィクターが。
もちろんレイモンドもそれをヨシとしているわけですし。
昼と夜とで立場が逆転v
このステキな貴族・ヴィクターが三木さんなわけですよ。
もうそれだけで聞いてよかった的な。
ナレーションに賢雄さんが入ってることで貴族っぽい雰囲気もより一層出てた気がします。
フリトは宮田さん、三木さんでのおしゃべりと、賢雄さん、小杉さんはそれぞれ別録。
宮田さんがいっぱい喋ってたけど、三木さんは相変わらずというか。
ブックレットSS「秘めやかな恋」
昼間の2人。
なので、ヴィクターは「殿下」とレイモンドを呼んで。
けれど、周りに人がいないのが確認できると口調が変わってきたりするんだな。
この辺の変化はやっぱり萌えるかも。
で、一方のレイモンドがこれが初めての恋ということで2人の立場を時に忘れてしまうようでただの恋する青年になってしまうところもかわいい。
まあまあ普通でした。
普通っていうか、想像の域を一歩も外に出ないザ・テンプレなお話。
悪役は最初から最後まで越後屋みたいな悪役だし、
正義の側である攻めのほうは、特権階級に生まれつつも、野心はない優しい男です。優しいわりに受けをレイプするんだけどね!レイプされて受けは攻めに惚れちゃうんですけどね!
受けは出生に大きな秘密のある健気なタイプです。
あまりにもテンプレ通りなので、さすがにもうちょいヒネリが欲しいと思いました。
主役は三木さん×宮田さん
ナレーションに堀内さん、悪役は小杉さん
声優さんたちの演技は良かったです。
しかしこの貴族シリーズ、もういいんじゃね?と思っちゃうなァ…