muueba
tsukuru shoune kuu otoko
原作未読ですが、とても楽しみました。
メインお二人だけでなく共演の人たちの声がいいです。すごくいい。
声の魅力がすごい作品です。
そしてストーリーが面白い。メインの2人、いや、3人は、それぞれ境遇がかなり複雑で、小さい事件、大きい事件がちりばめられていますが、めりはり加減がすごくよくて、引き込まれます。
けっこう悲惨な事件が起きますが、悲壮感が出過ぎず、聞いていて嫌な気持ちになることなく、はらはらしながら聞き進めます。
エッチシーン、なくてもいいくらいです。(誉め言葉)BLなのでLOVEはもちろん必要ですが、実際の行為はにおわせるくらいでも十分だと思いました。
2人のやりとり、会話、そして2人をとりまく人たちの受け止め方、関りからたくさん愛を感じます。
イヤホン無しでも、部屋で聴けるレベル。最後にキスシーンありますが、それでも安全。
子安さんは、実直で一途役。優しくてカッコいい、子安さんらしい。
神谷さんは、元気な少年役。少年役も似合いますが、好みが分かれるかも。
成田さんは、色々裏の顔を持つ執事役。通常の執事のときは紳士。裏の顔を匂わせるときは、別人のように色々手馴れてる感がでてる。
ストーリーは悪くない。
部屋で家事や作業しながら、イヤホン無しで、気楽に子安さんと少年役の神谷さんの声を楽しむにはオススメ。
ドラマの基本である「ストーリーが面白い」というものを堪能しました。
ドラマCDは、ストーリーがつまんなくても声萌え濡れ場萌えだけで聴けちゃうんですが、やっぱストーリー大事だなァと改めて思わされましたね。
外国の架空の国が舞台です。時代は中世ぐらいかな。
修道院を出て自分の夢とルーツを探す明るい少年(神谷さん・受け)と、貴族に成り上がった不器用な検死官(子安さん・攻め)の恋。
受けの神谷さん、ショタ系の役も上手いです。修道院を出ていきなり騙されて男娼をして生計をたててますが、前向きな気持ちは失ってなくて、すごく気持ちが良かった。
攻めの子安さんも、不器用貴族の役にぴったりハマってました。
成田さんは執事役。なんかアヤシイ執事w
男娼とバツイチのカップルなのに、二人とも根っこがピュアで妙にういういしくて可愛いw
じわりじわりと惹かれあう二人を素直に応援してました。
濡れ場はありません。
でも、本当に面白かったので、なくてもok、大満足です。
続きがあるようなので、聴いてみたいです。
そこで濡れ場があるといいなw
原作未読。「作る少年、食う男」というタイトルに反してあまり食べ物の話が出てこないですね。てっきりそこメインだと思っていた。
雰囲気はまるで中世ヨーロッパ。出てくる名詞やBGMから、自然と頭の中に美しい英国の姿が浮かんでくる。
孤児院という単語であまり幸せな境遇にはなさそうだと一瞬思うけど、ハルは明るくてとても可愛い男の子でした。
神谷さんが演じる16歳、違和感はあんまりないかも。やはり声質が若いキャラ向きなので、逆に歳を取った男を演じると合ってないなと思わされる。
金を稼ぐために男娼まがいのことをしているというわりには、そういう行為に慣れているようには思えなかった。
北の死神ことウィルは堅物そうで、ああお貴族様だなあという感じ。
純粋にウィルを慕うハルとのやり取りが凄く可愛かった。
1では絡みもほとんどなくて、BLCDとしてはあまり楽しめないかもしれないけど、ストーリーだけでも結構面白みがあるので、普通のドラマCDとして聞いた方がいい。
料理を作る描写、そしてそれを食べてもらう描写がもう少しあったら個人的には嬉しかったかな。
両親に捨てられ孤児院で育てられたハル。
16才になったハルは料理人になりたいという夢があったため自立する道を選ぶ。
しかし、料理人見習いのような形で就いたはずの職もむしろ男娼としての仕事だったり。
そんなある日、ハルが働く酒場へ検視官のウィルフレッドが訪れる。
ウィルはこの土地にはない特有の髪色、瞳の色をしており「北の死神」と呼ばれていた。
注文を受けたはいいがろくに料理の仕方を知らないハルを見かねてウィルは自分が作り、その手順を教える。
ハルはその手際のよさに、時々でいいから料理の作り方を教えてくれないかと願い出て…。
ハルは料理人になりたいけど結局はうまく騙された感じで男娼ちっくなこととかもしてて。
でも、全然ヒネてなくて。
自分にはそれしかお金を稼ぐ方法がないんだから仕方ないじゃん!みたいな。
そういう面ではあっけらかんとしてます。
それがウィルと出会って、優しくされたりして、少しずついろんなことを覚えて成長していきます。
ウィルの方もハルといることで段々優しい気持ちを持ったり穏やかな時間を過ごせるようになったりするんだけども。
不意にキスしてしまって自分の感情がそういった類の恋愛感情だと気付くと、このままハルをそばに置いておくのは危険だと手放そうとします。
ハルはウィルの心の内など知らないから、そこで気持ちが行き違ってしまって。
2人が両想いになって、ウィルが初恋だって話になって、それを喜んでるハルがとっても可愛いですvv
その後は検視官助手として現場で手伝いをしたり、事件調査的なことに付き合うハル。
危険な目に遭ってウィルに助けられて。
最後はそうやって無事家に帰ってほっこりしかけたところで、ハルがウィルに手を出さないのはなんで?みたいな話になって。
ハルは自分が男娼してたからそういうのに触るの嫌なのかなって思ってて。
そうじゃないよってウィルは告げて。
気持ちの通い合ったのはハルにとってウィルが初めてというこで、初めてだと思うことにするよって結ばれるって感じ。
内容的にはちゅーでフェイドアウトですが。
そんなこんなでハル役の神谷くん。
16才の少年てことで。
今までで聞いた中で一番可愛らしい、元気な少年て感じの声かな。
カタブツ?なウィルの一言一言に喜んだりしてる様がステキでした。
ウィルの方はといえばもう大人な貴族紳士でもあるので落ち着いた感じで。
なのに、どこかおくてというか今までちゃんとした恋をしたことなかったせいもあってハルにいろいろ問われてるシーンとか面白いです。
なんだかんだで子安さんてイイ声なんだよなー。
あっという間に終わってた!
そういう形容がぴったりくる、大変スムースな作り。
よくありがちなお伽噺を全部ぶちまけてミックスしたような調子が
それほど安易ではなく、むしろいい意味の予定調和で気持ちよく聞けます。
それと!子安さん神谷さん成田さん…って、なんかものすごい豪華!?
ことに、男娼まがいのことをしていながら、大変健気な役柄は
神谷さんドンピシャです。
個人的には執事役が成田剣さんって、いや、嬉しいんですけどね成田さん好きですからw
でも、微妙な風味ついてますw
今気づいたが、子安さん成田さんていったら変態役の双璧じゃないですか!?
そういう意味ではお二人ともまともな役回りすぎて、そこがもったいないと言えばもったいないような…。