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「この時代は身分の違いや家同士の対立、その他もろもろの事情で
一緒になれない男女が多かった。一種の流行というのもあるかもしれませんが
この世で結ばれないなら、あの世で・・・と、なるわけです」
そんな先生の授業の言葉を聞いて
死んでも好きな相手なら周囲を振り切って一緒に逃げればいいのに・・・と
ぼんやり考えていた那智(武内)だったが・・・
迎えた夏休み。
校則違反の反省のため奉仕活動をすることになった那智(武内)は
加賀電気の御曹司で、周囲に一目置かれていた加賀有隆(谷山)と
一緒に奉仕活動をすることになり、二人は次第に親しくなっていく
周囲の反対を受け自分達にも別れがきたとき那智(武内)が選択した答えは・・・
という話なんですよね。
話の筋としては、よくありがちといえばありがちなのかもしれませんが
親の庇護を受ける子供同士の恋愛。
そして親に反対される子供同士の悲恋。
那智(武内)の劣悪な母親の設定も、少々現実味をおびないといえばそうなんですが
谷山さんと武内さんの演技がすこぶるよくって
ものすごく感情移入できました!
美人ボイス×美人ボイスというカップリングもなかなかよかったし。
夏特有のカミナリと雨が、雰囲気よかったし。
これは、なかなか好きだ。
※別CD「淡雪」とつながっています。
小説を読んだばっかりで聴いたときは、はっきり言っていまひとつだったんです。
それなりのページ数のあるお話が1枚にまとめられていますから、ダイジェストっぽく感じちゃったんでしょうね。
しかし、久しぶりに聴いてみたらこれはこれで結構良かったです。
高校3年生の夏休みと8年後の再会のお話です。
全く別の立場にいながら似たような境遇の二人、加賀と水沢。
周囲にトゲトゲしたオーラを撒き散らしている18歳の加賀(CV.谷山紀章)と、自分だけではどうにもならない事実を受け入れるしかない水沢(CV.武内健)。
惹かれあい求め合い、愛し合っていたのに別れるしかなかった18歳の二人の悲恋が夕立(白雨)を背景に展開します。
きーやん演じる18歳の加賀は、しっかり俺様で大人のつもりになっていて、でも誰かに甘えたい弱さもある、若さゆえの脆さを感じさせてくれます。
そして、26歳の加賀は、雰囲気こそ冷たそうなのに、きちんと分別のある大人になっているのです。
ああ、水沢と別れてから、きっと色々な経験を積んできたんだろうなと思わせてくれるくらいに、憂いのある紳士になっているのです。
こんなに大人でカッコイイきーやんは初めてです。
逆に武内くんの水沢は、はじめから大人です。
分別もあり冷静でもあるのにそこは18歳、加賀との関係にズルズルと引きずられていくか弱さも感じさせてくれるのです。
大人になってからは加賀の息子という気になる存在に悩んだりもしますが、かえって自立している分ドキドキしながらも余裕がある感じに見えます。
ブックレットのショートショートはその後の二人。
親子3人?仲良く暮らすんだろうなぁ。
このCD,収録時間の結構な割合を、那智と有隆の高校時代に割いています。 (76分の収録時間のなんと50分)
って事で、18歳で、高校生で、大人に対して突っ張っている有隆と、為す術もなく境遇を受け入れちゃっている那智の、初々しかったり、激情に駆られちゃったりする様がたっぷり。
そして、それと対照的な、8年後大人になった二人。
キショーさんの突っ張った高校生声と、いい男に育った大人声。
健ちゃんの淡々とした高校生声と、美人な大人声。
二通り、たっぷり楽しめて、お買い得!
お話自体は、なんというか、とっても端正な昭和風?
フリトCDの方でも話題になっていたように、
初恋・踊り子・白雨って続く昭和三部作
みたいな
初回特典のフリトCD
仕切りがキショーさんだけあって、会話はテンポ良く進む
で、キショーさんが最年長って事で仕切りに回ったおかげで、お下劣下ネタ満載にならずすんだ
たっつんは、ほんと、こういうフリトとか、ノルのも、盛り上げるのも上手だね
健ちゃんは安心してホヤホヤッと傍観しているし、
わちゃはお約束通りに弄られまくっている
那智の母親が酷い。反吐が出ました。
高校3年生の子を持つ親のすることじゃないと思います。
これはつまり那智は高校中退扱いってことなのかな……。
元恋人・有隆が子連れで那智の前に再び現れた。
8年前、絶望にいた那智に、一緒に死のうとまで言ってくれた彼。
その約束の日に、自分は裏切って街を出た。
そんな自分に、微笑を向けてくれる有隆に、那智は戸惑う―。
学生時代の初絡みシーンは、谷山紀章攻め好きなので萌えました。
特典フリトは、羽多野渉さんがちょっと恥ずかしい人w
原作未読。
全体的にまとまっていたと思います。
淡々と進んでいくところも落ち着いて聴けて◎。
再会から回想、そして現在、その先という時間軸の構成や比率も
あまりないパターンだと思うので面白かったです。
後半の回想クライマックスから現在へと変化していくところで
できすぎかなと思うエピソードはありましたが…。
若さゆえの感情や行動を繊細に描いていたと思います。
谷山さん×武内さんは初めて聴きましたが、声の相性がよかったです。
谷山さんのちょっと俺様っぽい若さが役に合ってました。
武内さんも落ち着いた大人声でしっかり話の軸を支えていたと思います。