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irokoi hisoyakana jounetsu bangaihen
東原の気持ちが掴めないまま3年も関係を続けてきた貴史。
このままこの関係を続けていいものか悩み、何かきっかけがあれば距離を置こうかと考え始める。
そんな折、大学時代の友人で貴史の弁護士事務所で助手をすることになった武嶋から真摯な告白とキスを受け。
それを見ていた東原に乱暴な扱いを受け…。
今回は遠野春日さんの書き下ろしです!
前回の「艶悪」は「ひそやかな情熱」以前のお話でしたが、今回はそのシリーズ終了後という設定。
遥と佳人が丸く収まってみて、自分の立場を考え直そうかと思い始めた貴史。
前回の幸せな空気での終わりから月日が流れてみれば、どんどんそっけなくぞんざいな扱いを受ける日々。
それでもどうしても東原を想ってしまう貴史は、東原の真意を酌むことが出来ない。
どうしてそんなふうに扱われなければならないのかと「潮時」を考えた時に現れたのが武嶋。
身勝手だがその武嶋の手を取ろうとしたところで、また東原に乱暴に扱われ真剣に距離を置く方がいいと思うように。
大事に大事にしすぎて、敵を欺くためには身内からと、貴史にさえ本当の気持ちを素直に伝えたことのなかった東原。
それが今回は仇?となりました。
でも、いいきっかけにもなったと思います。
前回で手離せないのははっきりしていたのに、それをちゃんと伝えてはいなかったので。
いくら想っていたところで、やはり時として言葉は必要。
肌を合わせることで感じとればいいと考えてたようだけど、その時でさえ甘い言葉を発するわけではないので難しくもあるよう。
それに、いくらなんとなくそうだろうなーと思っていたことでも言葉にしてちゃんと伝えてもらうのとでは全然重みが違ってくると思うので。
今回、そうしてようやく東原の本心が聞けたことに寄って、貴史の中にも揺るがない想いが生まれてよかったです。
今までの不安定なぐるぐる感がなくなれば、真っ直ぐに東原を想い続け添い遂げられると思う。
…なんだかんだで、落ち着いたら、案外、東原の方が貴史の尻にしかれてそうかも(笑)
佳人もそれっぽいこと言ってたし。