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te wo nobashite me wo tojinaide
原作既読
TVやラジオから流れる事故のニュースで「重傷ですが命に別状はありません。」という言葉を聞くたびに。
「ああ、この子(この人)スポーツやってないといいなあ…」と思ってしまう。
スポーツ成長ものでなく、そのスポーツから弾き飛ばされ、すべての努力が水泡と化し、それでも生きねばならず、小さなろうそくに火をともすようになんとか生きている青年が、彼に憧れ続けていた後輩と出逢っていやがおうもなく、その強引さに巻き込まれ再生していく物語。
主人公の樋崎を演ずる鈴木達央さんが断然、素晴らしい。
難しい役どころを見事背負って、主人公の気持の臨場感が半端ない。
前野君演じる明石が後輩なのにふてぶてしく、一途なんだけど傲慢で。そのもどかしいような若い熱情が最高に気持ちよかった。
お二人の相性の良さが伝わってきた。
また、脇役の野宮役の咲野俊介さんと境役の細谷佳正さんが凄く良い。
少ししか出番ないのにものすごい存在感で。
もっと聴きたい!
蛇足ですが…このCD聴くたびに妄想してしまうことが…
鈴木さん演じる樋崎があまりにも魅力的なので、この後。
この人、スポーツトレーナーとかアナリストとか野球関係の仕事に就くと。
野球関係者に死ぬほどモテそう。
日本のプロ野球選手だけでなく、メジャーリーガーまで虜にする樋崎さん。
そこにやきもきする明石君とかをひとりで勝手に妄想して、視聴後しばらくにやにやしてしまう。
渡海先生、続編出して…そしてフィフスさん、そのCD作って!!
あさのあつこさんの『バッテリー』や『大きく振りかぶって』など、大好きな方。
とくにピッチャーという生き物を愛してやまない方。
ぜひお聴きください!!
再起不能になったことで何事に対してもやる気を失くしてしまった樋崎。
過去の自分を知る人物の登場に苛立ちを抱えながら。
自分の存在意義を見いだせないまま、現れた明石もどうせ失望して去っていくんだろうと諦めのまま流されるような付き合いをして。
どこか淋しさを埋めるように触れてくる明石を拒まずにいるけれど、そこに樋崎の積極的な意志はなくて。
それが明石にはまた苛立ちを募らせることになるのだが。
最初に間違った関係に入っていったのは明石。
でも、それは拒まれることも許容に入れての仕掛けのようなもので。
ここまできても樋崎が無気力でいるとは思ってなかったんだろうと思うう。
樋崎が抱える自分自身に対する絶望感というか失望感というか。
そういうものはきっと明石の予想を上回るほどに大きかったのだろう。
そんな樋崎の心情の静かな揺れだったり苛立ちだったりをたっつん(鈴木さん)が丁寧に演じていました。
無気力なところも、激昂するところも、涙するところも。
どこも素敵でした。
特に涙を流すシーンは非常に印象的だし心に沁みるような感じも。
慟哭のような、それまで溜めこんでいたものを吐き出すようなシーンでした。
一方の明石役の前野くんは憧れの先輩を慕って近付いて。
どうにか昔のような先輩に戻ってほしいのに自分のことなんて見てもらえなくて。
なんとか視界に入ろうと仕掛けるけど無気力の壁は厚くて。
そうして接しているうちに自分の本当の気持ちに気付いて。
自分の気持ちがうまく伝わらない感じとかが聞いててせつなかったです。
キャストコメントはたっつんと前野くんがサクッと。
特典フリトもたっつんと前野くんでバイトの話とか。
たっつんがやってみたかったのがテレアポで、前野くんが憧れてたのがガソリンスタンド。
たっつんは上京前の地元コンビニでバイトしてた時には発注までするようになってたとか。
たっつんは口がうまいのでテレアポには向くだろうなって話。
その昔、間違い電話をしてきたおばちゃんと話し込んだりとか。
あとは悔し泣きとか嬉し泣きしたことはありますか?という質問には2人とも仕事のことであると。
後半はわりと真面目に語ってた印象でした。
期待のエース左腕ピッチャー樋崎直嗣(達央)は
交通事故に遭い野球ができない身体になってしまう。
目標を失った樋崎(達央)は、コンビニでけだるくバイトをしていて
そこへ野球部の後輩だった明石哲也(前野)が現れる。
樋崎(達央)は哲也(前野)のことなんか覚えてないし
野球部のことを思い出したくもないのに
哲也(前野)は、あの頃の樋崎(達央)に憧れていて
そして今の樋崎(達央)が見てられなくなる。
うっとおしいと思いつつも哲也(前野)を少しずつ受け入れていく・・・
と、いうお話。
野球部の先輩が受けーvと、書くと見も蓋もないですが
かつての自分と同じフォームで同じピッチングをする哲也(前野)に
嫉妬しつつも惹かれていくという。
哲也(前野)は哲也(前野)で、過去も現在も樋崎(達央)は
自分の中の憧れで揺らがない存在なんですよね。
だけども、ふたりともノンケなんで、なぜエッチまでに至ったのかっていうのは
けっこう強引なような気もしました。
トラック名が野球にちなんで1回、2回、3回という名前が付いてます。
トラック数は9回まで。なかなかおもしろい。
プレイボール!の掛け声でトラックが終わります。
好きだった野球ができなくなった樋崎(達央)にとって
事故に遭った日がゲームセットではなく
今なお、人生のプレイボール中なんだなって感じですがすがしい気持ちになりました。
通販特典フリト。
達央の駄々しゃべりに前野のあまりうまくない相槌と受け流しw
いろんな意味で青春を感じました。
壮行会のシーンはポロッと泣けましたが、臭さも感じて、ちょっとだけ恥ずかしかったです。
青春といっても爽やかな青春話じゃないです。
事故によって野球の夢を失った主人公(受け、鈴木さん)と、そんな主人公にかつて憧れていた後輩くん(攻め、前野さん)のお話。
人生を投げて無気力になってしまった受けに、無邪気に近づいてって懐いていく攻めの言動は、正直かなり無神経でウザいです。
でもなんか、若いから許せちゃうんだよね。アリだと思えちゃう。実際、この受けはそうしないと心を開けなかっただろうし。
受けと攻めの怒鳴りあいはド迫力でした。とくにたっつんが凄かったな。本気でぶちギレてるようにしか思えなかったですよ。
心理描写にも説得力があったし、エロいシーンは文句なくエロかったし。
地味めのストーリーなのに盛り上がるシーンがバランスよくちりばめられてて、最後まで物語が推進力を失うことがなかったです。軸もぶれないし、いい話を聴いたー!って気分になりました。
前野さんとたっつんは相性がいいですよねぇ。
野球バカだった男の子が野球を失うってどんな気分なんだろな。まったく想像つかないや。
ちょっと前の作品ですが、鈴木達央出演の作品で前から聴きたいと思っていました。
大切なものを失って心を閉ざして屍のようになって生きる樋崎を鈴木達央が好演していました。
やる気のない何もかも拒否して閉じこもっている樋崎にじれったい思いと愛しく思う気持ちが交錯して、無茶な事をしてどうにもならないところに追い込まれてしまう明石の焦燥感が伝わってきてすれ違う気持ちが何とかならんのか~と聞いてるこちらまで焦れ焦れします。
年下の明石がしつこく喰らいついて行くところは、樋崎が辛そうでもうそのへんでやめてあげてという気持ちと、もっと押して押して樋崎の殻を破ってあげてという気持ちが両方あって複雑でした。
原作未読です。
前野さんと鈴木さん、素に近いトーンのお声で
会話が自然過ぎました。
明石が樋崎に執着しすぎて
おいおい~……ってなりそうなんですが(半分なってましたww)
前野さんのお声と演技だからいとしさも感じました。
でも樋崎にしてみれば続けたかった野球を続けられなくなった現実、
容赦ない後輩の気持ちの押しつけ、ツライですよね…。
まだ明石は大学生だし仕方ないのかもしれないけど
野球が全てだった彼に同情してしまいました。
今年の甲子園は例年になく熱くTV観戦したので尚更苦しくなったのです。
あの頃と別人になってしまった樋崎をどうにかしてあげたい一心で
強硬手段に出た明石ですけども
結果オーライとはいえ途中までしんどかったです。
Track6の怒鳴り合いが真に迫っていて
人生を諦めたような話し方もでしたが鈴木さん流石!!
Track7の壮行会、泣けてきました……。
細谷さんの元チームメイト役、震え声が可愛らしかった…!!
ちょい役なのに存在感あって凄いです!!
気づけなかったあれやこれやが解決して本当に良かったー!
ツラさが多めでしたが演技が素晴らしかったので萌×2寄りの萌です!
たっつんは、すごいなぁ
たっつんは、かわいいなぁ
って、これで終わりにしたら、あんまりか。
一生懸命心を閉ざして、自分を守ろうとしている樋崎の、苛立ちや、諦めと言った負の感情の爆発も、
かつてのチームメイト達に会って、閉ざされていた心が開いていくさまが目に見えるようなのも、
たっつんの演技力あってこそ
前半、心を閉ざしてしまっている樋崎に対する明石のアプローチは、ともすれば、傲慢で、自分勝手な嫌なヤツ。
でも、それが、前野さんの、硬い声だと「若さ故の無自覚な感情の暴走」の熱気にあふれて、
「頑張れ明石」とが思えてくる。
柔軟で奔放なたっつんの演技に、副え木を添わせるような真っ直ぐな前野さんの演技、
このお二人のバランスが、このCDを後味の良い物にしているのかな。
本編DISK ラストにキャストロール有り 1:23
トークCD はバイトの話、泣く話。22分
ブックレットのSSは、ラブラブバカップルのお買い物