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decoy
原作未読組。
後編は、爆破事件当時の回想ドラマからはじまり
火野(子安)と那岐(鳥海)の過去が語られる。
火野(子安)という哀しき殺し屋が生まれた背景・・・
那岐(鳥海)を失ってしまった火野(子安)が
安見(近藤)を那岐(鳥海)のように失わないようにと巧妙に仕掛けた罠がすげぇなぁと。
“愛”というふたしかな感情よりも“憎しみ”でつながっていたいという
火野(子安)のセリフが妙に説得力があって聞き入ってしまった。
なんかこう悪魔に魅了されるような・・・
那岐(鳥海)がかたくなに加賀谷(健太)に知られたくなかった自分の罪を
語りはじめるわけですよ。
加賀谷(健太)は、あれだけ知りたがった那岐(鳥海)を過去を知るわけですが
知ったあとは過去はいらないって言うんですよー。
欲しいのは那岐(鳥海)の未来だって!・・・痺れたねぇ~v
爆破事件で父親を亡くした安見(近藤)は、刑事になり
時効を迎える前に潜入操作で火野(子安)の懐にもぐりこむも
ミイラ取りがミイラに・・・
憎しみと愛情を抱えたまま火野(子安)に魅入られてしまう。
火野(子安)は、安見(近藤)の素性を知りながら手元におき
安見(近藤)を巧く懐柔してしまう・・・
那岐(鳥海)は罪を背負って生きていくことを決意。
その横にはけっして罪を肩代わりしたり一緒に背負うことはせず
ただ、そばで支えていくということを決意した加賀谷(健太)がいるわけですよ!
結局のところデコイ(囮)は、いったい誰だったのか?
最後は、ヤラれた~っ!
迷ったけど神評価にしました。
以前聴いたときと、感想が変わりました。
以前は若干の不満があったのですよ。
四者四様の心の動きを聴きたかったのに、安見(近藤さん)と加賀谷(三宅さん)の影が薄くなってるのが残念で。これはたぶん、私が無意識のうちに、安見を主役ポジションにすえてたからだと思う。
でも改めて聴くと、主役ははっきり那岐(鳥海さん)で、そう捉えて聴くとしっくりくるんですよね。
加賀谷(三宅さん)×那岐(鳥海さん)は、いい結末だったと思います。いろいろあったけど、レールの上に戻った感じ。ヤクザ世界のレールだから平穏かどうかは疑問ですが(笑)、おそらくふたりにとっては一番おだやかな場所です。
それに比べて火野(子安さん)×安見(近藤さん)ときたら…。火野ってドSであると同時にドMだと思うよ。こんな男に惚れられた安見は災難としか言えない。安見の心に決着をつけてあげなかった理由、考えると怖いです。
なにげに一番好きなのが、ラスト近くにある篠塚(三木さん)と喫茶店のマスターが会話する場面です。
好きな場面にやたらドラマティックなBGMが流れはじめて、ウヒョーて感じでゾクゾクしました。
カッコいいよ篠塚。そして悲しい人だよ篠塚。
この篠塚の物語、『最果ての空』は永久にCD化されないんでしょうか。それだけが残念です。
デコイ シリーズを総括して…
英田先生のエスのリンク作ということでずっと気になっていた作品でしたが、聴き始めると止まらなくなって一気に二作品を聴き終えてしまいました。終始、サスペンス、スリリングで、手に汗握るというのはこういったことなのだと。展開が、一進一退で、まったく予想のつかないエンディングでした。ストーリーもさることながら、演者の方々の演技が圧巻で素晴らしい作品、逸品でした。
”孤独という厄介なものは、人を破滅させ、人の人生を狂わせる”自身でも気づかない間に・・・
孤独に生きてきた人間の歪んだ愛、強い執着~消えようのない過去、罪、葛藤
憎悪と愛情は紙一重
どんな形であれ、人は愛によって救われるのか…
人は人を愛していると信じ、錯覚することで救われるのかもしれない・・・
ある組織の大物が射殺された。そして、同時期に15年前に起ったあるデパートでの爆破死傷事件の時効が迫っていたが、寸前の所で捜査対象者の目星がつく。その事件で亡くなった父の仇、復讐のために刑事になった男、秦原(安見CV近藤さん)が、囮捜査(特殊任務)に自ら志願するが、対象者の男、火野(CV子安さん)の罠にはまり、心身共に支配され、後に犯罪者となり、足下を掬われ、破滅の道を辿っていく。一方で、その対象者と深い繋がりのあるヤクザ(那岐CV鳥海さん)とその相棒(加賀谷CV三宅さん)のニ人もこれらの事件をきっかけに人生の歯車が狂い始める。
薄汚い世の中で、幼い子どもが親もなく、頼る人間もいない、劣悪な環境下で、火野と那岐の二人は寄り添って生きてきた。子どもながらに大人を手玉に取る火野、生きていくだけで必死だったに違いない。
先生の作品は"孤独"がテーマが多い。人間はその隙間を埋めるべく、ごまかしながら日々、生きている。一方で、実直かつ純真な心を持つ安見のような人間は火野のような特殊な人間に支配され、摂取されることが多い。
後に、これらの二つの事件が繋がり、那岐は一人、彼なりの過去へのケジメ、決着をつけに行く。その後、加賀谷との関係性はどうなるのかとヒヤヒヤしましたが・・・三宅さんの加賀谷の那岐への一途で激情型の愛がかっこよくて・・・那岐もその愛に応えるべく、火野に銃口を向けられた際に、加賀谷のために生きなきゃいけないと・・・
”彼らにとっての幸せとは・・・”
最後の喫茶店デコイでの篠塚(CV三木眞さん)と店主とのやり取り、核心に迫った篠塚の追求に店主はどう出るのか、篠塚に危険が及ばないかと一瞬ヒヤリとしました。流石の三木眞さんの迫真の演技!篠塚のやりきれない思いに胸が傷みました。
“お前と俺は死ぬまで共犯者だ”
那岐と火野の別離、二人の複雑な思い…兄弟、戦友のような、いや、恋慕の感情なのか・・・怪しい魅力満載の火野を子安さんが熱演!
私個人的な解釈ですが、囮を装ったはずの安見が、火野との関わりの中で彼を愛したことによって、(ストックホルム症候群?)迷鳥になり、カゴの中の囚われの身となり、いつしか二人は運命共同体に。そして、火野は最期は愛する相手によって葬られたいと望んでいる。
先生の作品は、聴く人、読む人の解釈、想像を膨らませるといった終焉~このシリーズも色々な意味で楽しめる作品となっています。是非とも聴いて、読んでいただきたいです!心が熱くなります。
追伸・・・那岐が、私の大好きな宗近の配下の人間だったとは・・・久々の登場と話題にテンションが上がりました。
これは…!
鳥海さんのナレーションが相当集中しないと聴き取れない!頭に入らない!
かなり早口で流れるように進むので一瞬たりとも聴き逃せない。
2なので1で出てきた話だ…と思いを馳せた瞬間、置いていかれる。
試されている!
事件を取り巻く人物、組織の人間関係、回想シーン…と登場人物は多いが混乱せず聴ける。
那岐→安見を詰めるシーンの経緯の語り方も非常に整理された言い回しだった。
原作未読だが、脚本も良いのだと思う。
火野→安見は、こういう手に入れ方もアリだと思わせる。
執着攻めやヤンデレとも違う、
普通が何なのかわからない人たちが「陥っている状態」の話なので、わりと淡々としている。
加賀谷×那岐は二人の関係性や性格が反映された良いシーンだった。
あれは連れ添った相棒だからこそ。
鳥海さんは男っぽくも艶やかな受けでさすが。
しかし喘ぎより会話。まあよく喋る受けだこと。
「もういいから黙って喘いでろ」と思ったし、攻めさんに言ってほしかったw
火野→那岐の別れのシーンはドラマチック。
同心円状の関係ですね。
幼い二人が苦境を生き抜き、決別→邂逅「俺とお前は同質だ」
この二人の関係ももっと聴きたいなあ。
一度くらいは寝たことがあるんじゃないの?(希望的邪推)
事件の真相に迫る三木さんの声が相当低音。カッコイイなあ…。
篠塚→安見も「大事なもの」と言うほどの想いがあるわけだから、ここももっと聴きたい。
2作4枚で充分なボリュームだけど、続編希望の出来。
近藤さんの3役演じ分けは自然だった。
演技もストーリーも重厚でBL色は薄いが傑作。
2枚組、2時間半、家人が寝静まった夜半、一気に聞きました。
……ねちゃった。
特に後半、
原作本で読んでいる時は、色んな謎が解き明かされていくのを、ワクワク読んだはずなのに、
ドラマCDになってみたら、延々続く説明ゼリフって感じで、
何かこう、アクション的な、とか、濡れ場的な盛り上がりがも一つで、
2枚ぶっ続けに聞いてたら、後半なんだか緊張が続かなくって、ちょっと、ねちゃった。
と、言う訳で、2枚目を改めてもう一度聞いてみたです。
三宅健ちゃんが、えらいかっこええなぁ
ってか、那岐と加賀谷の初合体シーン、こんなにエロかったんだ
「一滴も残らず注いで、、」
って、
でも、エロい割に、、、短い?
だから、チョビットねむねむな時にスルーしちゃった?
ストーリー展開自体が、緊張を強いるようなお話だから、いっぺんに2枚組2時間半は、長かった、緊張が続かなかった。
トークはラストトラックに6分半
子安・近藤組、三宅・鳥海組。三木さんピン、の順に一言づつ収録後の感想
最後は、三宅・鳥海組でさよならの挨拶。
アッサリしているけど、本編の雰囲気も壊さず、適度に余韻があって、これで全部が終わったと納得できる感じで、この位のトークが入っているのが一番ちょうどいいな。
ブックレットのSSは、安見が火野を誘った時のことを、出国の飛行機の中で思い出している話。
もうホントこのシリーズは那岐のために買ってたんでそのシーンがあれば「ありがとう」て気持ちでいっぱいなわけですが(…)
火野と再会して向き合うことで自分がどうしたいかとか何がしたいかとか見えてきた那岐は動き出す。
そして、前へ踏み出す。
「抱いてくれ」
その言葉を素直に加賀谷に告げれる日が来て本当によかったと思う。
そして、加賀谷もおめでとう。
報われてよかったね。
「お前がくれたもので無駄なものなんて1つもなかった」って那岐の言葉がすごく印象的でした。
そして、ベッドシーンは原作でもそうでしたがあまーい。
このセリフはどんな感じになるのかしら?なんて思ってたセリフもちゃんとあって「わ、こうなるんだ」みたいな感じで。
那岐と加賀谷のやりとりは最後の最後までステキでした。
一方で、火野サイド。
安見の記憶が戻ったことで、近藤さんも演じ分けが大変だったって言ってましたが見事に違いが出てたと思います。
火野が安見のことを可愛がってる様子もわかりましたが、やっぱりこちらはどこまでも不安感が漂いますね。
憎しみも愛情もどちらも持ち続けることは大変だし、いつかどちらか一方の感情になってしまうのかもしれないけれど。
どこまで行っても残念ながらこの2人は安定した未来が見えないです…。
ブックレットSS「明日の行方」
安見視点で安見が火野に近付いていった経過とこれからみたいなお話。
明るくはない未来になりそうな感じがします。
すっきりしない感じ。
この2人は、というか火野についていくしかない安見はどこまでも迷い続けるのだろうなと思いました。
原作がしっかりしているのを、2枚組CD×2作と丁寧に表現しているので、質的には良い方だと思います。
なんでCD化?と疑問に思っちゃうCDも数ある中、もし好きな声優さんが出ているなら「買い」だとお勧めしておきましょう。
しかし…
原作を読んだ時より、エロ度がえらく低く感じたのは私の気のせいでしょうか~??
まぁ加賀谷×那岐は元々Hシーンが少なかった訳ですが、エロ担当(←私の中で)の火野×安見のHシーンが印象うすっ!色々萌える設定のカプなのにもったいない。
あと、囮鳥の時と比べ明らかにこの「迷鳥」では加賀谷(三宅)と安見(近藤)の印象が薄くなっています。なんかなー、火野(子安)と那岐(鳥海)のお話になっているような。
原作では、火野と安見はもっと離れられない関係っぽく感じたのですが、CDではそれがあんまり感じられなかったです。子安さんが淡々としすぎてて、火野の執着を表現するのにはちょっと弱かったように思います。
あとは、脚本的にもっと安見の内面を描いて欲しかったなぁ!だって、彼が一番複雑な心境のハズ。憎いのに愛しい…って、葛藤ですよ、葛藤!ここが一番萌えドコロなのにぃ…
キャストは、近藤さんが一番良かったと思います。すごく自然な男性声って感じ。
鳥ちゃんは、ちょっと気怠い感じの微妙にクセのある喋り方です。語尾が上がるのがちょっと気になる…濡れ場は文句ないんですが。
そして、攻め2人。うーん、こっちがなぁ~
火野は子安さんってイメージじゃないんですよね。もっとバリバリ2枚目声の人が良かったなー
加賀谷は三宅さんだと、ちょっとオヤジすぎる気が…悪くは無いのですが。我が侭をいえば、低音だけどオヤジっぽくない声の人だともっと良かったなぁ。
まぁ、この辺は、イメージは人それぞれですから…
しかし私の腐友(攻め声重視)も、攻め2人が違う!って言ってました。
うぅ、大好きな作品がCD化されるのは、やっぱり微妙ですね。
小説の時ほどの「ドキドキ感」が感じられませんでした。途中、ちょっと冗長な気がしました。これは脚本のせいでしょうか。寝ちゃった…
効果音は、主張せずちょうどいい感じでしたが、一つ気になったのが足音。あんな足音は2枚目じゃない!ぱっかぱっかいってますよ…
期待値が高かっただけに、ボヤキが多くなっちゃいましたが、一定ラインは超えている作品だと思います。
『囮鳥』にて、自分の正体を人から聞かされ戸惑っていた安見ですが、その後記憶が戻り、自分という存在がグラついてきます。
警察官として、親を殺された子として、火野の恋人として・・・
那岐のほうも、加賀谷を好きなのに過去ののトラウマが切り離せない自分にけりをつけるため、行動を起こします。
謎だった部分が少しずつ解明されて、物語は過去のけじめと未来への展望へ・・・
この巻は、那岐のお当番巻だと思いました。
小説を読んでいたときよりも、那岐が王や火野の考え方に同調できなかった気持ちがよくわかりました。
素直になれて加賀谷に抱かれて、よかったよかった。
前巻に引き続きまた、場面の話ですが、爆破事件が結構あっさり流れてしまったなっと・・・しかし、収賄の話は言葉で聞いたほうがわかりやすかったのでよかったなっと・・・一長一短があるのでしょうね。
そうそう、佐藤さん(仮)(CV.三木さん)のことを書きませんでした。
最後でたっぷり思わせぶりに、デコイのマスターとお話してくれます。
彼のハラワタはあのとき煮えくり返っていたのでしょうか?
ブックレットのショートショートは安見として火野と接触した馴れ初めと、高飛びするところまで・・・夢であったら幸せなのに・・・
これは評価迷う。
息をのむ展開はさすが英田サキ先生だなと思うんですが。
ことに、本当の「デコイ」は誰なのかがわかる瞬間は素晴らしい。
ドラマCDというよりは映画のよう。
しかし微妙に説得力に欠けるところがあって、それってなんだろうと思ったら火野のリアリティのなさなんですよ。
火野が冷血きわまりない殺し屋の割にはどっか詰めの甘さがある。
フツーの人が涼しい顔して裏で…っていうタイプの殺し屋もあるんだけれど
それでもない。
あんまり子安武人さんを非難したくはないんだが、いろんなところでマズかった。
とどめを刺すように中国語の「小聡、不会忘記」(シャオツォン、忘れないよ)で盛大に萎えたw ちょ、ちょっとーーーーーっ!この中国語はないだろ…。ないほうがいい。
那岐や篠崎、「デコイ」のマスターが迫力あるだけに、火野の浮きっぷりが…。
前作はまだいいんだが、こっちはパズルが次々に合わさっていく大詰め、なんかいちいち安見と火野の絡みで流れがぶった切られる感じ。
那岐と加賀谷の絡みもなんかとってつけたような…。友情を無理やり恋愛に格上げしてる?やっぱりBL枠では語れないものがありすぎる。