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tsuki no sabaku satujinjiken
個人的に久能さんのものでは一番好きなシリーズです。
もしかしたら少数派!?と思うくらいレビューはありませんが、力一杯お奨めさせてください!
高校生の男前4人組が旅行に行って事件に巻き込まれた話でありますが、推理に絡めBLとしてノンケ同士の恋愛感情を自覚するまで感情の揺れを上手くミックスさせて書かれている意欲作であり秀作であります。
ちょっと高校生というより大学生臭いんだけど、そこはご愛嬌ってことで。
さてCDについてですが、キャストはほぼ違和感なし!
特に森川さんの夏彦が良かったです。
いつもぼーっとしてるのに弱者に優しい男前を好演してます。森川さんって本当に素晴らしい。
他のメインとなる林、川端、涼也も想像通り。
が、瑞貴が少し違和感ありました。
悪くないし石田さん上手いんだけど、、私の想像している彼とは少し違いました。
後半の夏彦への執着が恋になったことを自覚し苦悩するあたりは文句なし。が、瑞貴の絶対的なプライドの高さとか、クールに見えて短気な二面性の表現が少し足らなかったかな。石田さんだと美人感が出ていていいんだけど、ちょっと大人しくて。
ちゃかす林への抵抗が可愛すぎてあれれーと思っちゃいました。
…瑞貴びいきだからごめんなさい。
最後あたりの瑞貴と夏彦とのやり取りが、少し変えられていて残念。瑞貴らしさがよく出てるところなんだけどな。少し弱くなっちゃいました。
あとやはり音では表現が難しかったか、ラストの瑞貴と夏彦のやりとりがないのが寂しかったかな。
それにこれまた難しいであろう乱闘シーンが、原作読んでないとわかりずらい。
とまぁ、全体の完成度としてはかなりのものだと思うものの、そもそもCD化するにはこの題材自体が難易度高かったか、と思うわけです。
さらに言うなら、これまた無理難題ですが、
声優さん方があまり唄は得意ではない様子で、話の核となる唄があまり出てきません(笑)
男の人が唄うにはキィが高い気がするので、それは目をつぶりましょう。
原作を超えられてはいませんが、原作好きなら聴いて損はありません。
原作未読です。
冒頭の石田さんのモノローグがなんか今から聴くと古くさくて、ちょっと、やりすぎな気が。
ところどころ、入ってる音楽もちょっと昔あるあるの打ち込みピコピコサウンドで、いろいろ、残念。
ストーリーは、原作者のファンだけどこのシリーズは、ちょっと、ちんぷんかんぷん。
ミステリーになりきれてないなんかどっちつかずな。
取ってつけたようなBL展開が後半にあってミステリーを書きたいのかBL書きたいのかバランスが悪い。
私事だけど、月の砂漠のゆかりのある地に私は住んでいるので、
作品の肝となるこの曲がところどころでできて、感慨深かった。