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「スタンレー・ホークの事件簿」を読んでから山藍紫姫子先生の作品には魅了されてます。
たまたまKindle Unlimitedにあって何となく読み始めたらどハマり!それからまわりにオススメしまくるくらい大好きな作品になりました。(まだ続きそうなところで終わっているのが残念でなりません)
今作は、電書化されておらず、絶版なので中古で探してやっと手に入れました。表紙の絵が独特なのですが、イラストは矢萩貴子先生。
なんか名前知ってる…と思ったら20年ほど前に読んだレディコミで異彩を放ってたお方でした。
インパクトが凄かったので覚えていました。
エロとホラー作品は最低限のルールを守れば描きたいように描けてたフリーダムさを昔の作品には感じます。そんな漫画を描いておられた先生が挿絵担当です。
表紙からして古代ファンタジーなのかな?と思ったら始まりは刑事モノでビックリ。
ヤクザの上層部、政界のトップ、司法のトップと繋がりのある妖しい美しさの刑事、日影成璽。
刑事の給料で住めないようなタワーマンションの上層階の超高級なお部屋に住んでるのも謎。
とにかくミステリアスな日影の部下として赴任してきたばかりの主人公 真田邦彦。日影の周りで次々と人物が殺されたり自殺したりで最初は憧れの存在だった日影の事を怪しむようになって…
からの、輪廻転生ものなのですかー!!!
ビックリ。
輪廻転生お好きなのかもなぁ、スタンレー・ホークスもそうだったもんな。死が2人を分かつとも生まれ変わってずっと2人の仲は続くってのに痺れるんだろな。
鬼と鬼に魅入られた青年。
過去パートのお話が酒呑童子の流れから霞童子のお話に入るもんだから本当に昔から言い伝えられている物語なんかな?って思って検索してしまったよ。霞童子は、山藍先生の創作話っぽい。
茨木童子の腕を切り落としたって刀 鬼丸国綱が出てきたりと最近オンラインゲーム 刀剣乱舞を再開して今イベントで鬼丸国綱イベントしてるからシンクロニシティ感じてしまいました。
刑事モノでありながら、復讐劇、オカルト、ファンタジー、凌辱、近親相姦、歴史物、田舎の因習といろんな要素のあるこの作品。BLではないな、お耽美で読み応えありで面白いです。帯には4巻まで刊行予定と書いてあるけど、3巻までしか出てないよね。未完で終わってるのかな?残念だな。
北署に配属になった刑事、真田邦彦は、そこで日影成璽と出会い、強烈に惹かれる。
だが、日影成璽には謎が多すぎた。
日影の殺人を目撃した真田は、逆に日影によって誘惑され肉体の関係を結んでしまう。 そして真田は、かつて日影が囮捜査で逆に囚われ、男達の肉欲を満たす性奴へと調教されたことを知る。日影は、自分を蹂躙した男達を、一人ずつ、残酷な方法で殺していたのだ。
復讐は終わっても、日影の肉体に記された烙印は消えなかった。
口止めであった日影との関係は、それだけには終わらなかった。
それもそのはず、日影成璽と真田とは、かつて、愛し合ったことのある二人の転生魂だったのだ。
しかし、日影は、この世の人の血を引かぬ存在だった。
日影こそが、暗黒の神、天之闇戸神の子であり、かつて、九龍光興を庇って命を落とした鬼神だったのだ。
真田もまた、暗黒の呪術軍団、この世とあの世を自由に行き来することのできた、六紋銭で知られる一族の始祖に繋がる人間、九龍光興であることが判った。
真田邦彦を殺せ。
政界の大物岩倉清一郎の命が闇に放たれ、影に潜む男達が行動を開始した。
日影成璽は、真田暗殺が進められていることを知り、そしてその命令を下したのが自分を溺愛する兄の岩倉と知ってショックを受ける。
さらに、真田と引き離すために日影のかつての情人、西園寺哲也がアメリカから呼び戻されてきた。
時を同じくして日影のまわりを嗅ぎ回るルポライター三木克彦の出現。
昼と夜の顔を持つ美貌の刑事 日影成璽と、真田邦彦の愛は破局へ向かうのか…。