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shounen yonkei
みなさんたくさんレビューされているので、あえて内容には触れずに。
原作既読です。
小野塚カホリ氏のオムニバス。ハイティーンものばかり4作品ですね。
原作も独特。小野塚カホリ氏独自の世界観。萌えとは程遠い原作です。
が、音声ドラマにこんなに合うなんて!脚本監修も小野塚氏がされています。ハイクオリティな短編映画を観たような気分になります。
声優陣が大変素晴らしい!全作品が素晴らしいって、なかなか無いです。甲乙つけられませんて!
あえて、あえて言うならばセルロイドパラダイスの神谷浩史さんの泣き。天才か?
もはやBLの枠に収まらない。うっかり一般人に薦めたくなる一枚。いや、めっちゃセックスしてるからBLなんだけれども。
オムニバスのショートだけど『セルロイドパラダイス』は 聞き応え充分です。
昔に聴いたので、他の3つはよく覚えてないのでゴメンナサイ ( ̄▽ ̄)
北の国からの純くんのような男の子の成長が、ロードムービーで描かれています(あ、いや エロかれています)。
声優職人さんの匠の極み。切なさと哀しさを受け止めてくださいませ。
おすすめ度 120% の四分の一
少年を中心にした短編4作を収録したオムニバス。
どの話も衝動や危うさ、脆さを少年の若さが引き立てていて短いがなかなかシリアス。
やや玄人向け。
○「僕は天使ぢゃないよ。」
聴いているうちに立場が変わっていくのが面白い。
強くて傲慢だった関(三木さん)があまりにも脆く、支配していたはずのポチ(緑川さん)との関係性が聴きごたえがあった。
緑川さんの声は俯瞰で見ているような視点が合うと感じた。
○花
戦中の時代背景もあり、背徳感が他の作品に比べ際立つ話。
どうにもならない感情が花のように咲き、そして散りゆくのが哀しくも美しく、清々しくもある。
○LOGOS
成田さんの中学生役はなかなかレアでは。
岸尾さんはさすがと言ったところか。
危険を孕んだ綱渡りの旅。
○セルロイドパラダイス
一番好きな話。
神谷さんの学生役は本当にこんな子がいそう、という自然体。
束の間ながら感情移入し、泣きの演技は本当にグッときた。
4作とも衝動のまま、めまぐるしく変化していく展開のあと、かすかな希望を抱いたあてのない未来が見える不思議な短編集。
いや、よくぞ音声化してくれた!!
って感じでした。
この漫画が大好きで
まさか音声化されてるなんてつゆ知らずに
ビックらこきましたよ本当に。
音でどうやって、この世界観を構築しているんだろうか!?
と、
もう聞きたくて聞きたくてうずうずしましたね。
もう、耽美な音作りってこういう事を言うんじゃないかなって思いました。
あ~対して参考にならないと思いますが
原作が好きな方で音声作品に慣れ親しんでるなら
心がざわつくと思います。
全部面白いとは思いますが、中でもお気に入りは「セルロイドパラダイス」です。
ストーリーは単純、かつめちゃくちゃ。(汗
私も最初は「えっ?見知らぬ男が高校生を拉致る?
あっ…あり得ない…。」と思いました。
それでも最後まで楽しめたのは、奥の深い設定と、声優さん方の実力のおかげでしょうね。
よく考えれば、初受けにしてこの破壊力。神谷さん、流石です。泣いてしまいました。
それぞれ短いお話ではありますが、どれも深く、聞き応えがあります。
キャストの豪華さと高評価につられて、
4話すべて原作未読で聴きました。
…というより、小野塚さんの作品は初めてなので
先入観なく聴いたのですが…。
まず少し驚いたのは、暴力シーンが各話あること。
私は痛い思いをする主人公というのが
可愛そうで見ていられない(聴いていられない)タイプにも関わらず
「…こういう作品なんだな」とわりとすんなり受け入れました。
荒々しい中にも、なんかこう、声優さんのお声だと
優しさもどこかに含んでいるような気になってしまうのかも…。
『僕は天使ぢゃないよ。』
三木さん×緑川さん、三木さんのひとでなしっぷりが
異常に悶えました!w
力入ってない感じの罵り方って、
(三木さんだからこそでしょうけど)
すごく色っぽい!!
緑川さんの淡々としたモノローグは
人生をほとんど諦めてしまっている男の子にぴったりで
ヒドイ事をされても、三木さん演じる関を好きでたまらない。
周りの人間が関を見離しても、自分だけは好きだと健気なポチ。
でも芯の強い面もあって、
このお話だけは先が明るいようでした。
…三木さん…、リバってくれて嬉しかった…!!
対談で、緑川さんがそれに対して意気揚々としてくれてて、こちらも嬉しかったw
『花』
こーれーはー…。
森川さんのひとでなしっぷりが!!(またか!!)
銃の部品を無くした事の口止めとして旭に関係を強要していながら、
読み書き出来ない旭にかるたあげたりとか。
そんな優しさがありつつ、自虐的な面もありつつ。
森川さんの言葉責めって威力ありすぎて…はぁぁぁ。
櫻井さん、BLでがっつり聴くのは私お初かもしれませんが
体は犯されても気持ちは思い通りになってたまるもんかという
気位の高さが表れていて良かったです。
キリッとしながら清潔感があるお声、素敵!
戦争のどうにもならない時代のお話、
最後は驚かされましたが、悲恋でも温かい気持ちになれました。
対談…。森川さんの「ここ笑う所だからね」がツボって
(しかも3回も!)もう、大好きだ!!
『LOGOS』
おおお、成田さん×岸尾さん、珍しいカップリング。
父をバットで撲殺した後旅に出ると言う、
ちょっと狂気にも似ていて、現実感が薄くなるお話でした。
成田さんのお声で高校生役はキッツイかなーと思いましたが
聴いていくうちにそんなに違和感なくなりました。
岸尾さんはまんま、素直な高校生。
でも、最後の風景が思い描けず、原作を後日ゲットしたら
「…そうだったの!?」と驚きました!!
爽やかーな感じで終わったので、まさか…そんな…;
少年だからこその不安定さと、
事の重大さにピンと来ていないところが
この作品の肝なのかなぁと勝手に思いました。
成田さんて、普通にお話してても
なんであんなに変態チックに聴こえてしまうのか…w
『セルロイドパラダイス』
堀内さん×神谷さん、
壊れていそうな大人とめっちゃ高校生、ハマり役でした!
いきなり見ず知らずの高校生を拉致るなんて、アリなんですか!?と
そこからまずドキドキなんですが、
しだいに絆されていくアツ、不自然さは無かったです。
最初は報酬に目が眩み、
無理矢理ヤられても逃げないと約束した為耐え、
でも男を少しずつ知ると情がわき…。
堀内さんの、死を目の前にした男の悲しさ、素晴らしかったです。
死ぬ前に、誰かに愛されたかった願いが叶って良かった。
神谷さんは、男を想って泣くところに打ち抜かれました。
Hで「…そこ…」と小声で言うシーンに首筋がぞわぞわしましたよ!
(勿論良い意味で!!)
堀内さん…妙な事ばかり喋るのかと思いきや真面目に作品語ったり
なんて面白いお方!
神谷さんのツッコミが先輩を気遣いつつ可愛らしかったです。
重いし深い。でもだからこそ魂が揺さぶられる。
これは大切な一枚(二枚組だから、二枚?w)になりました。
悲恋ばかりなのに(「僕は~」以外)何度でも聴いてしまいます。
そして余韻に浸りつつ、トークで笑える!
声優さんは、本当に真摯に作品と向き合っているなぁと感激。
お見事!!としか言いようのないCDでした!!
いろんな意味でそれぞれで色がありましたが。今まで聴いたことのないジャンルばっかりでした。オムニバスだったけど短い中でもそれぞれしっかりと話が作られててすごいなって思いました。
お気に入りはやっぱ『セルロイドパラダイス』かな。この短い中で色々考えさせられる話でした。命という題材をあの短さでH満載だったけどちょっと・・・かなり感動物だったかな~。
賢雄さんの声も好きだしって言うのもあるし(笑)最後のフリートークも中々楽しかったw声の演技はとても大変なんだなって今更ながら思います。
声優さん目当てでだいぶ前に買ったんですが、今でも宝物です。
どの作品も素晴らしくて、聴くたびに一番が変わるくらいどの話もすごく良い。
4作品あって外れなし。
「僕は天使ぢゃないよ。」
主人公のポチも相手の関も、どちらも孤独な人間だと思います。
散散痛めつけられても心が麻痺しているポチと、自分から相手を傷つけてるのに苦しそうな顔をしている関とでは、ポチの方が上手なのかもしれません。
それでもポチの麻痺した心を動かすのは関だけですから、結局は相依存だと思います。
『花』
足が悪くて戦場に行くことを免除されている透と、日本人とドイツのハーフなので純粋な日本人として生きられない旭の話。
透は足が悪くて参戦できなことがかなり劣等感になっていて、その鬱憤を旭との関係を強要することで晴らしています。
最初はそのせいでかなり陰鬱な雰囲気なのですが、後半は暗く悲しい雰囲気の中にも透は自分の中に答えを見つけるので、ただ悲しいだけではありません。
ふっきれた透が旭にほんの少しだけ優しくするシーンがとても印象に残っています。
ハーフであることがコンプレックスになっている旭とは劣等感で繋がっていたのかもしれません。
『LOGOS』
いきなり衝撃的な出だしですが、二人の逃避行はなんだか青春そのものを感じてしまいました。
先の事を全く考えない数日間を宝物のように描かれていて、でもその宝物の数日間には橘の犠牲の上に成り立っているという…。
何も知らない子供時代の回想がまた切ないです。
『セルロイドパラダイス』
これが一番シンプルなストーリーでした。
アツは男に誘拐されて、強姦されて、でも一緒にいるうちに情がわいてきます。
正直アツの男への想いはストックホルム症候群な気もします。
でも二人の関係は数日間で着実に築かれているんです。
アツのモノローグがすごくなんて言うか、すべてを諦めたような反抗期の少年っぽい口調がとても好きでした。
男にキスされて「軽くならいいでしょう」というモノローグが入るんですが、神谷さんの独特な言い方が耳にすごく残っています。
どれも良すぎて一番が決められません。
ほんと4作品どれも最高です。
オムニバスCDは基本ほぼ外れ無しだと思うんですが、その中でも最高峰がこの作品。
小野塚さんの独特な絵柄がちょっと苦手なので(お好きな方すんません・・・)CDは絵が無い分純粋にストーリーだけを楽しめました。
苦手と書いておいて何ですがストーリーテラーとしては抜群に優れてる作家さんです!!!自分を同じく絵柄や雰囲気で敬遠してる方はむしろCDの方が良いんじゃないでしょーか。
ぶっちゃけ物語が好きな人は騙されたと思って聴いてみろーー!!!!!!!多いよ、感嘆符!!!!!
いや本気で主張します、どの話も聴く心の芯にズシンと突き刺さります。
それが良い意味でか悪い意味でかは分かりませんがその刺す棘を持つだけの力量は確かにここに凝縮されてあるのです。
複数の単行本からセレクトという形式は自分の知る限りこの作品だけじゃないかな。
単に1冊をそのままCD化してもいいのにあえてこの形をとった丁寧さ、作品もバランスの取れた見事なチョイスです。
フリトおもろいです、成田さんと堀内さんサイコー!
ある意味、BLCDの入門編としてもいいかもしれないです、ライトでなくちょいヘビーな映画なら単館上映系のBLドラマが楽しめます。
乱暴ですがBL音声ドラマ化の面白さはむしろ原作と切り離してみてもいいかもしれない。
これは小野塚さん原作をやや苦手とする自分だからそう思うんだろうけど。
人によっては重すぎると感じるかもしれない、でもその重さが不快で無い、そんな感じです。
純粋にBLドラマとして原作やキャストやそういう事を全て切り離してどっぷり身を任せて聴いてみて欲しい作品ですよー。
世界観にヤラレてしまいました。
凄惨だったり暗かったりするんだけど、淡々としててアッサリ。このバランスが心地いい。
言葉の選び方が秀逸。
短編集なCDで、ここまで一つ一つが濃ゆいものって珍しいと思います。
独特の作品だから、苦手な方もいるかも知れませんが、ドラマCDファンなら一度は聴いてほしい作品だなと思いました。
原作も読んでみたい。
『僕は天使ぢゃないよ。』
三木さん×緑川さん
小気味のいい下剋上にゾクゾクしました。
支配してるのはどっち?
サミシイのはどっち?
みたいな。
リバーシブルでは、三木さんの弱々しい喘ぎ声をもうちょい聴きたかったかなぁ。
『花』
森川さん×櫻井さん
これはいまいち好きじゃなかったかな。
戦争中の話を戦後レジーム的価値観で語ってる作品は、あまり好きじゃないもんで。
とは言ってもこれは私の趣味の問題なので、数多のBLと比較すればレベルの高い作品だと思います。
『LOGOS』
成田さん×岸尾さん
聴き終えたときの喪失感が半端なかったです。
父親を殺した親友との、逃避行。
切なさと苦しさのつきまとう旅なんだけど、それを見ないよう見ないようにして、足元だけを見て楽しく過ごそうとする二人の空気感がタマランかったです。
『セルロイドパラダイス』
堀内さん×神谷さん
泣かされました。
この作品が一番好き。神谷さん最高。
ストーリーは単純で、やってることはめちゃくちゃなんだけど、主役二人のキャラが良かった。
神谷さんがフリトで語ってたことにハッとしました。
受けのおバカ加減が絶妙だから、成り立ったお話なんだよね。
あと堀内さんのフリトはほんとに楽しいなw
名作です!
この世界観!!(;;゜д゜) 鳥肌モノ!
少年四景・・・オムニバスで4話入ってます。
神谷浩史初受け作品☆
【僕は天使ぢゃないよ。】
「僕は犬である。名前はポチ。16歳二ヶ月だ」で、はじまる。
漱石チックなはじまりに、どきゅーんvと、胸が弾けたっ。
と、いってもポチ(緑川)の姿は人間ですよ。
犬のように扱われているポチ(緑川)は
とても美しいけど暴力ばかり振るうセキ(三木)に、ひと目惚れをします。
性的暴力や、肉体的暴力を淡々と物語るポチ(緑川)のほうが強く美しい気がしました。
この作品リバなんでね!キャスティング自分的に、すっげぇ神作品です。
【花】
戦時下、終戦間近の日本でドイツ人ハーフの旭(櫻井)と
軍人の暴君 透(森川)のお話。
こちらも暴力的な性交渉がメインで、そこに見え隠れするモノを
推し量る的なお話になってます。
透(森川)は旭(櫻井)の中に“生きる”道を選んだような気がします。
【LOGOS】
1974年14歳の夏・・・
父親を殺した橘(成田)。
巻き添え食って殺しちゃった犬の死体を持って
行くあてのない逃避行にでる橘(成田)と縹(岸尾)
ところどころに感じる70年代。
よくよく考えたらナリケンの14歳が一番70年代ぽい演出かもw
橘(成田)がどうして父親を殺したのか?
殺人、万引き・・・犯罪は犯罪なんだけど若さゆえの
無邪気さがキラキラしてます。
【セルロイドパラダイス】
学校の校門で、見知らぬ男(賢雄)に
「ムスコになってくれ」と頼まれて
男に半ば拉致されたカタチで振り回されるアツ(神谷)
見知らぬ男(賢雄)の勝手な言い分、勝手な人生に
感化されていく・・・アツ(神谷)の若さ!
見知らぬ男(賢雄)のやせ細った肉体の茂みにそそり立つ肉棒。
すげぇなぁ・・・。
恋を知らない若者が刹那的な性交渉の中に見たものは
それぞれなんだったんだろう?
『僕は天使ぢゃないよ。』
結構な生活だと思うのに淡々と語られるポチの日常。
これが小野塚さんの独特の世界観なんだろうな。
緑川さんがそれをうまく演じてました。
後半まさかの2人の関係の逆転にはビックリ!
まさか三木さんが緑川さんに攻められようとは…。
精神的な部分でポチよりも関の方が弱いんだな。
最終的に関がポチと出会ったことによって以前よりは優しくなっていけるのかなって感じで。
キャストトークでもやはりリバーシブルに関することで緑川さんが征服感味わってたりいつもと同じボジションが変わることによって2人ともいつもと違う意気込みがあったみたい。
『花』
櫻井くんの仕える側の抑えた物言い、森川さんの偉そうな物言いがステキでした。
特に透が旭に対して常に「貴様」って言ってんのに萌え~。
森川さんステキすぎます。
そんな態度なのに日本語が読めない旭のためにカルタを与えたりする優しいところもあるんですよね。
旭は透が嫌いだと言ってたんだけど最後までそうだったのかな?
何かが変わってるといいな。
『LOGOS』
独特の雰囲気が流れててステキです。
「好きな人とするもんだ」ってセリフが印象的。
あの辺りの声のトーンが裏にある問題をすごく表現してて好き。
成田さんさすがだなぁ。
岸尾くんも可愛かったです。
『セルロイドパラダイス』
最初何事が起きたのかって感じで始まりました。
神谷さんの声のトーンとかも元気な少年というかそんな感じ。
次第に、男のことを知ってなのかトーンが違ってくる。
賢雄さんも最初は声を荒げたりしてるけど、基本的には優しいというか落ち着いたトーンですごい心地良い。
話のテーマがかなり深いのでそのトーンがすごい沁みる。
短いお話ながらも泣けてきそうな感じ。
そんなステキな内容とは裏腹にキャストトークでの賢雄さんといったら!
本人も緩急つけるようにしてるんで的なこと言ってますが。
マジメに感想を述べてるとこもあるんだが、印象としてはやっぱ「まさおくん」が残って仕方ないです!(笑)
しかも、それにのっかってなのか神谷さんも「まさおくんじゃなくて浩史くんが…」とか言い出す始末。
ちょ、神谷さん!!(爆笑)
いや、今回のは全て賢雄さんのせいですが。
ちなみに本編は短いわりに何回もヤッてます(爆)
小野塚カホリの描く世界はホント独特です。
BLっていうジャンルに置いていいのかさえ謎。
同性同士ではあるが果たしてそこに恋愛感情が確かにあったのかさえ謎。
これから恋愛に発展しそうな話もあったけど、恋愛の一歩手前みたいな雰囲気。
キャストトーク王は間違いなく賢雄さん!
この独特な世界観には ちょっと圧倒されます。
好き嫌いという以前に、受け入れられるかどうかというくらい特異な世界観かもしれません。原作未読だと、音だけではややわかりにくい場面も。
けれどそれらを差っ引いても、ある意味『神』ではないかと。
ここは下手なレビューを読んでいただくよりも、実際に聴いて感じていただくのがなによりかと思いますので、サラ~ッとご紹介程度に。
『僕は天使ぢゃないよ。』
高校生もの。暴力的で、退廃的。
三木さん×緑川さんでリバあり。
『花』
第二次大戦末期の敗戦色の濃くなりつつある日本が舞台。
森川さんは脚が不自由で心のすさんだお坊ちゃん役。
こういう暗い感じの森川さんヴォイスは初めて耳にしました。
櫻井さんはお屋敷の使用人の孫でドイツ人との混血青年という役どころ。
切なくて、哀しい物語。
言葉少なに、ぶっきらぼうに旭(櫻井さん)に花を手渡す透(森川さん) ― このシーンがとてもイイ。
『LOGOS』
ナリケンの中学生。チャレンジャーなキャスティングですがややしんどいかな。
ストーリーはかなりショッキングな内容なんだけど、妙な明るさもある。
『セルロイドパラダイス』
ガソリンが切れるまでという条件付で、男に誘拐されることを承諾したアツ。アツと男の奇妙な期限付き逃避行が始まる ――
これはかなり重いエピソード。誘拐とか強姦とかも出てきますが、神谷さんの演技の素晴しさも手伝って、胸にズシッとくるものがあります。