fiona0109
原作小説既読です。
小説『美貌のディテイル』に収録されている『jealousy』より託生君が1年生の都森君と右近君に初めて出会ったエピソードと小説『緑のゆびさき』より『緑のゆびさき』、小説『彼と月との距離』より『恋するリンリン』が収録されています。
2000年に発売された『タクミくんシリーズ 08 緑のゆびさき』も聞いているのですが、主役のお2人のキャスティングがこちらは井上さんと保志さんで、井上さんのギイを聞き慣れている私にはしっくりします。
お話もこちらの作品は表題作に関係しているエピソードのみなので、2000年版と比べたらカットされている台詞も少ないし、ゆったり集中して聞けました。
全編通じてほのぼの、そしてちょっと切なくなるようなシーンもあって好きなお話です。
可愛い子猫たちや、天然そうだけど実はそうでもなさそうな先生や、かなり素直でない新入生や、元気いっぱいの真行寺君が印象的です(もちろん、主役のお2人も!)。
ラストの『恋するリンリン』は、それまで出番が少なかった鳥海さん演じる都森君(小説ではこの漢字ですが、CDのキャスト表には「津森」になってます。)メインのお話で、鳥海さんが聴けたので嬉しかったです。