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kodomo wa tomaranai
胸にざくざくくるエピソードでした。
末っ子の真弓のお話です。
ワガママで泣き虫で女の子みたいで、家族中から愛されて好きなように生きているように見える真弓。
でもそんな真弓も、学校ではしっかり者。
その二面性に気づき、苛立ちすら覚えるようになったのは、真弓と同じ学校に通うことになった居候の勇太です。
ぶしつけとも思えるほどガツガツと真弓に踏み込んでいく勇太は、はっきり言って無茶苦茶だしやりすぎなんだけど、それこそ若さの特権なんだよなと思いました。
幼いときに変質者に襲われたときの話は深いですね。子供だからといって馬鹿ではない。計算もする。愛情を繋ぐための子供なりの計算が、自分自身も愛する兄をも傷つけてしまったことに、今も傷ついている。
勇太ぐらいのぶしつけなキャラじゃなければ、真弓の仮面ははがせなかったんだろうなと思いました。
キャスティングは、前回は女性声優さんだった真弓を福山さんが担当することになりました。
実は私、前作では真弓は女の子だと思い込んだまま聴いてしまってたもんで、冒頭ちょっと混乱しました。
福山さんは二面性のある役が上手いので、配役変更して良かったと思いました。
攻めの内藤玲さんの関西弁も上手かったです。もともと関西の方なのかな。モノローグも担当されてるから、下手な方じゃなくて良かったと思いました。
しかし昔のドラマCDも馬鹿にできませんねぇ。昔というほど昔じゃないけどさ。しっかり作られてるものは、何年たっても色褪せない。
循環のはやいBL界ですが、良いものが流れていくのは寂しいです。レビューが少しでも掘り起こしに繋がればいいな、と思います。