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platinum no tsuki
これは本当に難しいんです。好きなんですよ。もうすごく好きなんですが、ラストがっ!!
松前さん自身もあとがきで、『これはハッピーエンドなんだろうか?』って言われてたんですが、この終わり方はないと思ってしまいました。懐かしの名画・卒●かよ!
これが2作目ですし、いま読むといろいろと文章・言葉選びに微妙な感じもするものの、それでも好きです。確かに好きなんですが、読むたびに同じことで苛立つんですよね。本当に毎回。だったら読まなきゃいいだけのことなんですが、やっぱり好きだからまた読んでるんです。
松前さんって、主人公CPの恋愛に女性との『結婚』を絡めてくることが多いですが、こんな初期からそうだったんですね。しかし、BLには『見合い』『婚約者』『既婚者と・・・』っていうのは珍しくもないですが(王道ですか)、攻が実際に結婚して、受とは不倫となる関係を継続し、しかも攻に子どもが生まれるという展開はちょっと斬新(褒めてませんから!)過ぎて、正直引きました。
最後の最後で厚広(攻)が翻意する展開に持って行くなら、厚広の結婚にまつわるエピソードを、もうちょっと引っ込みがつく程度で留めておいて欲しかったです。
このラストの『その先』が気になって仕方がないんです。蛇足でもなんでも、いっそ綺麗に決着つけてほしかったと思えてなりません。余韻を楽しめないつまらない読み手なのかもしれませんが、そう思われてもいいです!
あとはイラスト。この表紙は酷過ぎです。商業誌とは思えないほど。
こちらでは画像は出ませんが、出す必要ないと思うくらいです。中のモノクロはまだしも、表紙のカラーは見るまでもないですね。