雀影
「ホタルノカタコイ」本編、翌朝話。
『緒方と夏樹が、夏樹の伯父に会って、緒方の元で夏樹が暮らす許可を得る。』
のが、メインのストーリー。
メイン・ストーリーの前には、
目が覚めて、前夜のことを思い出す夏樹とか、
伯父にあった後、緒方の家に帰ってからの、まったりとか
多少、甘いムードになるけど、
『お膝に抱っこでチュウ』
って、同人誌とは思えない程の清よらかさ
もう、どんな焦らしプレイ!?(私に)
『壊しそう』って言う、緒方の不安は、よーーーっく伝わったけど、
せっかく後日談を同人誌で出すなら、このまま、もう一晩、
二日連続なんて、夏樹の体に無理をさせられないって、渋る緒方に、
泣き落としで遅い受けする夏樹。
位までは、書いてほしかったな。
この本、「切なくて、甘甘」は足りたから、あとは「エロくて、甘甘」成分が、もう、後5ページでもあると完璧なのに。
商業誌『ホタルノカタコイ』の番外編同人誌です。
本編が、レビューにも書きましたが『ここで終わるんですか!?』という感じだったので『その後を描いた同人誌』に期待し過ぎてしまったようです。
てっきりラブラブ後日談だと思ったのに・・・
いえ『後日談』には違いないんですよ。ただ、私が求めてたのとは方向が違うってだけです。
緒方と2人で夏樹の叔父に挨拶に行き、夏樹が叔父の家を出ることがなし崩しにならないようにきちんとケジメをつけるというのがメインです。それはいいんですよ、大事です。
でも、同人誌なんだからそれだけじゃ足りないよ~!もっとラブが欲しかったです。
・・・私、基本的に同人誌には手を出さないんです。よっぽど好きな作家さん(や作品の番外編)でもないと。
真崎さんの商業誌番外編の同人誌は今までに何冊か拝読しましたが、正直物足りないと感じてしまうんです。
なんというか、少なくとも私が読んだ限りの真崎さんの同人誌は厚みが薄いものが多いうえに文章量が少ない(一段組で活字が大きい上に余白スペースが大きいので)と感じるんですよ。
まあその分読みやすいのは確かなのでこの方がいいという方もいるんでしょうが、私は他の作家さんの文字の詰まった(たまに『詰め過ぎ!』もありますが)同人誌を読み慣れているせいか『・・・え、これだけ!?』という気がしてしまうんです。
ハッキリ言ってしまえば『・・・スカスカ(見た目が)』ってことです。ゴメンナサイ。
う~ん、こちらはわざわざ同人誌を手に入れてまで読んだ甲斐はなかったですね。ちょっと残念。