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kami no kohitsuji
名作漫画「風と木の詩」の続編には違いないのですが、
彼らは出てきません。
彼らの子孫たちが、ほんの数代前のご先祖さまの、
謎の人生を解き明かすべく探索するお話です。
BLであるにもかかわらず、
主人公の少女視点で語られるというのも異色なら、
最後の最後に、意外なアンハッピーエンドと…
同時に大団円に向かうのも異色!
(このあたりは3巻になりますが…。)
エロス自体は少なめなのに、
不思議な吸引力で、最後まで読ませてくれますよ!
驚くべきは1960年代のフランス上流階級の、
夢のような描写の数々です。
もはや戦後であるにもかかわらず、
今よりずっと貴族が貴族らしかった時代。
ちょうど、サガンやヴィスコンティ監督が活躍した頃なのよねぇ。
そういえば、くだんのヴィスコンティ監督(の少年時代?)らしき人物が、
アンリ君の夢の中に、少しばかり登場します。
なかなかに、粋な計らいですね。