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専業同人 vs プロ漫画家
私には、別に特別好きなわけでもないのに、どうしてかいつも気になってしまう三大BL作家さんがいます。その魔のトライアングルの一角をなすのが水戸泉さん。で、その水戸泉さんが、もえぎ文庫から別名義の「小林来夏」で出しているのが、こちらの乙女系小説「キスとDO-JIN!」シリーズです。
マンガ家志望の同人作家である主人公の女子高生・七海が、同人界を舞台にイケメンに囲まれて様々な揉め事に巻き込まれる(というか首を突っ込む)コメディです。七海がお嬢様でなぜか執事がいたり、人気作家がイケメンだったり、同人大手作家がイケメンだったり、別の同人大手作家がイケメンでホストだったりと、なんだかいろいろとやりたい放題です。オタク=ブサメンのイメージを打ち砕くイケメン率を発揮しています。
キャラクターもストーリーも相当フリーダムなのですが、同人誌にまつわる問題に切り込むところはかなりシリアスな姿勢がうかがえます。これまでのシリーズでは、同人作家による脱税や、パクリ問題などがテーマとして取り上げられていました。シリーズ5作目の今回は、専業同人について書かれています。書いている水戸さん本人が、自分の同人歴の中で考えたいろいろなことが反映されているのだろうなあ、と思います。
私が最も気になっているのは、大手同人作家の江戸川蝶子さんとというキャラクター。バブル期のファッションを好む、都市伝説が生まれるほどの有名人って、もしかしてあの大先生がモデルかしら?と邪推してしまいましたww
基本的にイケメン率が高いので、脇役を勝手にBL妄想させることはできますが(フラグが立っているところもあるしw)、いかんせん乙女系なので主人公の七海ちゃん総モテの逆ハーレムなんですね。なのでダメな人はダメかもしれないです。
が、水戸泉さんはこんなこともしているよ!とつい訴えたくなったのでレビューを書きました。非BL作品なのであくまでも読む際はお気をつけください!