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二年ぶりくらいの森山さんの新刊!待ってました!!
『世界で一番~』シリーズじゃないのかと思いきや、何気にリンクしてて、『世界で一番~』読んだ人も楽しめます。寛成さん出張りすぎww
帯に偽りなし。主人公の伊毬が、本当にゆるゆる。辛うじてエッチシーンはないものの、頭はくるんくるん(中身が)、心はふわんふわん、見た目はきゅるんきゅるん。愛玩されるためだけに生まれてきたような子。実母にですら「頭が悪すぎる」と何度も言われてます(愛情表現です)。まあ、周りの大人が寄ってたかって甘やかしているうえ、どんなに馬鹿にされてもぽわんとしている伊毬には効かないんだけれど。
お話はノンストップラブコメディ。とにかく伊毬がぶっ飛んでます。ぶっ飛ぶだけぶっ飛んでるんで周りが大分振り回されてるけど、皆喜んで振り回されている感が(笑)。表紙では幼なじみの大地と一緒ですが、彼もぶんぶん振り回されてます。ただ、振り回されすぎて後半、あまり出番が…。そのうえ伊毬の両親が出張ってくるので、更に影が薄くなりがち。最後はしっかり締めた…かな?
続くような気がする終わり方だったけど、次巻が出るなら、是非とも伊毬の両親の話も詳しく知りたいなぁ…なんて。兎にも角にも、伊毬、憎めなさすぎて可愛いかった。あと、伊毬の両親の夫婦喧嘩や、「夫は妻に従えっ」が名言すぎて笑ったw
今回は受様の家につかえる執事の孫と
財閥系グループ企業の御曹司のお話です。
受様が自分の縁談が元で
攻様の存在を改めて意識するまで。
本作はラブいシーン皆無な為、
はっきり攻・受展開はないですが
説明上役割振りました、ご了解下さい♪
受様は世界的な規模で事業を展開する
花園グループ会長の跡取り息子。
甘い美貌で天使の様に愛くるしいのですが、
途方もなく頭がゆるく、
欲望の赴くままに猪突猛進な行動をする為、
彼の傍には幼馴染が寄り添っていました。
この幼馴染が今回の攻様です。
攻様は受様と同い年ですが、
精悍で男らしい容貌で成績も良い好青年。
花園家の執事を祖父に持ちますが、
受様の両親にもう一人の息子と遇されています。
二人が出会って以来、攻様の最大の使命は
世間から受様の出生の秘密と正体を守る事。
花園家は裕福な家でしたが、
受様の祖父が壊滅的な経済状態に落し入れ、
花園家と会社、もろもろを救う為、
受様の父はある人物の助力を受けました。
その人物とは父に惚れこんだ妖狐。
絶大な魔力を誇る妖狐の助力の条件は
彼の花嫁になり、子をなす事・・・。
そう、受様は
九尾の狐で妖狐一族の長である父親♂と
人間である母親♂の間に生まれた妖狐なのです!!
ややこしい出生に加え、
知能の低さと幼い子供のような性格から
気持ちが高ぶると狐の本性を隠しきれない受様なのに
世間に出れば花園グループの後継者として
娘の縁談相手にと狙う海千山千の狸達が絶えません。
そんなある日、
妖狐の父親に似た雰囲気をもつ男が転入生が現れて?!
森山さんの既刊『世界で一番不思議なあの子』と
リンクした新作です。
上記した通り、ラブな展開は皆無なのですが
おバカでのほほんとしていながら
自然の木々に愛された野生児な受様と
彼を優しく見守る無口な攻様のラブストーリー♪
・・・だと思われます。
というか希望的にもそう有って欲しいかな。
しかし、ラブく無くても
男なのに息子を産んだ男カップルの両親、
受様を息子の花嫁にしたい学園の理事長のちょっかい、
昔受様を誘拐して拉致した父をもつ生徒会長の求婚、
受様の人間の父の仕事に絡む謎の転校生の正体と
色々な要素がてんこ盛りなので
次の展開が見れないままに突っ走る感じが面白い♪
ラブいシーンが無いと絶対×な方にはお薦めしませんが、
ちょっと捻った設定でも面白ければOKな方には
ぜひチャレンジして欲しいお話です!
今回はリンク作である
森山侑紀さんの『世界で一番不思議なあの子』をお薦め。
本作を読んだらぜひこちらもご一読を。