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2巻です。初版は昭和62年1月20日発行です。
三国志のストーリーとしては面白かったのですが 1巻よりもBL作品としては 男同士のニンマリ話が極端に減らしてあり大変惜しい「萌」となりました。
諸葛亮孔明は自分の政治野望の為だけに密偵スパイの女(フエイメイ)を抱きます。女性への愛はこれっぽっちもありません。孔明の身体は子供の時から男受け使用に仕込まれていますから。フエイメイが一途に孔明を愛している事を利用して ライバルの軍師殺しを孔明はフエイメイにさせてしまうのです。
この事件が2巻の話の軸となっています。
BL作品での女性を抱くシーンはやはり好き嫌いが別れるだろうと思います。
『小説ジュネ』ですから手抜き一切ありません。女を抱く事を清々しく書かれています。
1巻で孔明の愛人であった攻めシュウユは孔明に直接ではありませんが殺されてしまいます。孔明らしい『受けの鑑』的なやり方で。頭脳明晰な軍師ですから。
後に亡霊となったシュウユに夢の中で孔明がネチネチ長く犯されますが ここが大変美味しい萌え所です。諸葛亮孔明ツンデレ美人受け。イヤよイヤよも好きなくせに~。
これから3巻に向けての私の希望は 孔明にもっと荒くれた男達の愛を思う存分淫乱に受けとめてもらいたいです。歴史をそのままに。
『白い扇』=『諸葛亮孔明』知的な冷徹色男がこれからどう進むのか 3巻へ続きます。
故栗本薫氏のグイン・サーガを思い出しました。初期のころは本当に面白いシリーズだったグイン・サーガ。
イシュトヴァーンという覇権を目指す若き王に、アリという醜い軍師がいるんですが、この巻で活躍して圧倒的な存在感を見せつけた ホウトウ(漢字が出ない…)という醜い軍師に、アリの姿を見ました。
美形の孔明と対象的に描かれるこのホウトウが、いい悪役をしてます。もー、キモいねん!超キモいので、思う存分に孔明側を応援できるという…つまり、作者の術中にハマっただけですがw
周瑜の亡霊に悩まされながらも、孔明は、乱世のなかで自分の足場を守ろうとします。直接手はくだしてなくても、もはや彼は血まみれなのだ。
かつて本当に存在した国と、本当に存在した人々。
なんか…不思議な感じがしますねぇ。
政治的な話ばかりなので、これをBLと呼ぶのは躊躇いますが。
三国志そのものに興味がわいてきたので、絶対にいつか吉川三国志あたりを読もうと決心しました。
藤棚さん♪
図書館から借りてるので、いつになるやら…私の前に、読んでるかたがいるんです。誰かそのかたをせっついて!お尻たたいて!w
私、文体に慣れると集中力が増して、内容を把握する速度と読む速度がイッキに上がる人間なので、ガーッとまとめ読みしたいんですけどねー。
一度あの世界から離れると、もう一度あの世界に戻るのにけっこう気力がいるので、途中で止まっちゃってるという藤棚さんのキモチ、よく分かりますw
BLの定義を言い出すと、ほんと、なにがBLか分からなくなっちゃいますよね。
他のかたのレビューを読んでたら、『窮鼠~』シリーズをBLじゃないという方もいるし、木原さんの『FRAGILE』をBLじゃないという方もいるし、みんな基準が違ってそう。
でも間違いなく、この『私説三国志』はBLじゃないと思います。JUNEモノというのも違うし。
単純に歴史小説かなァ。しかも、エンターテイメントな司馬遼太郎とか藤沢周平とかよりも、ずっと文学よりの、硬質な歴史小説だ。
それと!
話は変わりますが私、藤棚さんに、もうひとつ報告があります!
『ゴールデン・デイズ』全八巻、注文しちゃいました。てへ♪
こっちのほうが早そうかなァ。また追いかけレビューしますね。
藤棚ストーカーむつこです。
この作品、厳密に言うとBLではないですよね。
作者もBLと言われると違和感があるみたいなことを、
どこかで仰っていましたし。BLってなんだろう……
ホウトウは私も漢字が出ませんでした。いい悪役キャラですよね~彼!
ちなみに私はこのシリーズ、ただいま6巻で止まっております(汗)
多分むつこさんが先に全巻読破されるのではないかと。
続きのレビューも楽しみにしています。