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「プラスチックの卵」の続編。
すっかりラブラブでバカップルの気配さえ出て来た教師東野[攻]と生徒拓哉[受]。
ラブラブ度と共に前回よりエロ度はちょっぴりアップ!といっても可愛いものですが。
3編構成で読みやすいし、相変わらず面白い。
美術部の元先輩が焼身自殺をするという悲惨な出来事が起き、彼が何故そんな行動をとったのかが残された絵、そして手紙から次第に分かっていきます。
その真実を暴いて良かったのかどうかはともかく、何からも誰からも拓哉を守りたいという東野の姿勢は一貫していて変わりません。
痛くて黒い面と学園物恋愛を上手く取り混ぜて、暗すぎず軽すぎずのいいバランス。
前作ではテンプレ通りの嫌なヤツだっただけの滝沢ですが、「撃ち落とされた天使」ではその彼の脆さや危うさが書かれます。
端から見れば権力者で画家の息子の天才我が儘美少年な滝沢のもう一つの面。
その傷に気付いている養護教師の岩沢と彼との関係がどうなるのか気になる所。
拓哉の描く絵が少しずつ世界を広げて行くのもこの作品の読み所でもあります。