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榊先生の作品面白いな〜。
さて、一旦耀司はフランスへ戻っていきますが、その後椙生はあからさまに耀司への当てつけ行動に出ます。かなり嫉妬してるんですよね。しかもやり方が幼稚でわかりやすい笑
光里が住んでる部屋は一応借り上げの社宅となっていて、そこに椙生が突然転がり込んできます。調停中の妻がいる自宅には居づらいのもあるわけですが、そこら辺の事情も絶対に光里には教えてくれない。
ところが、謎だったその部分が今巻で明らかにされるんですよ、ついに…!そして光里もやっと自分の気持ちを椙生にぶつけるんですが、
…え?何ですかコレ?これで終わり?続きは?絶対あと2巻くらい続きそうなんですけど?
というところで終わってる。ガクリ。うなだれるわ…。
光里は椙生が知り合いだという若い女性と親しげに話しているところを見て、椙生の親友・敷島(『誰かが君のドアを叩いてる』に登場したキャラ)にその女性が誰なのか教えてもらおうと事務所を訪れるんです。そこのスタッフになんと『約束』の麦ちゃんがいるではないですか!思わず、ふぁぁぁ〜って声が出てしまってもー、色々読みたい、このお話!気になりすぎて…もう無理なのでしょうか。無理だな。ええ、わかってますとも…!!
と一人興奮したところでどうしようもないか…。珍しくシリーズとして読みたくてたまらない作品に出会えたのに、タイミングって時に残酷だ、、、
前半いまいちだったんですよ。
「ああこのシリーズも、二巻のなかばまでだったかな…」と思いかけ、でも、後半になってからぐぐっと面白くなりました。
おそらくこの後半の展開は、一般腐女子的には、許されない、あるまじき展開だろうと思います。『窮鼠~』の恭一や、『美しいこと』の寛末に怒りしか感じない方にはオススメできません。彼らの弱さずるさに人間くさい魅力を感じるかたにはオススメ。
そう、俺様攻めな編集長のずるさや弱さが、見事に露呈してしまう展開なので。ツンデレとかヘタレとかいう萌えをともなう弱点の露呈ではなく、ただひたすらダメダメなのだ。
でも、私はこの展開が大好きでした。人間くさくて好き。
これでやっと受けと攻めは、対等の位置に立って恋愛をはじめることができると思う。
互いを真っ向から睨み付け、本音をさらけだして対峙してるふたり。
イイヨイイヨー。
で、続きは?
続きは…(涙)
つ、続き…
続き出てないし、出る気配すらないっぽい。
『抱きしめたい』シリーズは長い長い休止のあとに完結しましたが、この話にも決着つけてください、榊さん…
少なくともここに一人、待ちわびるファンがおりますよ~。