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コンピュータ関連の開発チームで、責任者である市川と新人の光の歳の差ラブストーリーです。
ですが、短編集だからかキャラの性格からか、最初から最後まであまり乗り切れませんでした。
光は社内でアイドルと呼ばれるくらい可愛い男の子なんですが、光の喋り方が、「~ですぅ」とか、「~なんですかぁ」とか、OLさんのようなのが非常~気になりました。
市川に「明日からお弁当作ってきます」とか、市川の友人に「市川さんのこと取らないで下さい!」など宣言したり、恋に押せ押せで、なんというかBLというよりまるでレディコミのOL恋愛ものを読んでいるような気分に・・・。
しかも光の顔も女の子より可愛いっていうんだから、失礼ながら、これは男性である意味があるのかな??という疑問でいっぱいでした。
そんな15歳も歳下の光に市川がほだされてしまうのがかなりはやくて、あっという間にくっついてしまったのにも驚きました。
短編だから仕方ないんですが、光が最初から市川にベタボレで、その理由もいつも休憩室にいるのを見ていたと文章であとからさらっと説明されているだけなので、頭のなかをスーッと通りすぎていったような、思い入れの感じにくいカップルでした。
後半は同じ部署で働く市川の友人、太田と弘治のお話です。
4年間セフレの二人ですが、そこから恋人になるという短編です。
う~ん、これも特に感想や思い入れの持てないあまりにさらっと終わってしまった感じが…。
余談ですが、作者さんの別の作品、「百万ドルの紅いバラ」の主人公が出てきます。
最後のお話は社員旅行のお話で、二つのカップルが混ざったお話。
でも前の二つのカップルが特に好きになれなかったので…読むのが辛くなって、結局流し読みしてしまいまた。
普段なら特に好みじゃないなあ、普通だなあ、くらいの感想だと中立にするんですが、これは珍しく最後まで読むのがしんどい…とまで思ってしまったためこの評価です^^;
小林蒼さんの作品が面白くて、続けて読んでいるのですが、かなり当たり外れが激しいと感じています。