藤棚
本編『この唇で、もう一度』では、泣かせる理由で幸せになることを
自ら拒んでいた薄倖少年・瑞が!
やっと亡くなった家族への気持ちに折り合いをつけ落ち着いたというか、
幸せになることへの抵抗がなくなっていたのが良かったです。
瑞は本当に気の毒な少年だったので、彼が幸せになることが嬉しい!!
そして年の離れた恋人・圭祐が思いがけず見せた子供っぽい嫉妬心に、
喜びを感じる瑞。二人ともバカップル道を爆走中のようで、あまあまです(笑)
二人とも末永くお幸せに!と言いたくなりました。
商業誌『その口唇で、もう一度』の番外編同人誌(2作目)です。
瑞は、同居している恋人の圭祐(攻)と初めて喧嘩して、勢いのように家を出て両親と妹の墓前で愚痴をこぼしていました。
そこへ圭祐が現れて、瑞の愚痴を聞いていた(らしい)圭祐に『(昨日の喧嘩で)お前は何も悪くない』と謝られます。
家に帰る途中で、待ちきれずにホテルに連れ込まれてそのまま突入です。
喧嘩の原因は、まあ瑞だけが気付いていなかったんですが、圭祐の嫉妬です。
瑞は、ずっと大人の圭祐が自分が友達と一緒にいるだけで嫉妬していたという事実に驚き、同時に嬉しくなって・・・
ああ、やっとここまで来たか!という感じです。←前回同人誌がまだまだ苦しかったので。
辛い過去を抱えていても、瑞には前を向いて圭祐との幸せな日々を送って欲しいと切に願います。