条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
痛くないでしょ?トロトロだもん。
雪夜は、一ヶ月後に控えた見合いのために、女性と話せない自分を改善しようと、六本木にあるテーマパーク六本木フォレスト、別名六本木遊郭へと足を踏み入れた。
けれどやはり人見知りをしてしまい、テーマパーク内をさまよっているうちに、出口がわからなくなり迷い込んでしまった。
そんな迷子の雪夜に声をかけてきたのは、赤い着物を羽織った蓮であった。
彼は雪夜の話を優しく聞いてくれると同時に、雪夜に口付けてきた。
突然のことに、世間知らずの雪夜はうまく対処できない。
あれよあれよという間に丸め込まれ、性的な喜びを教え込まれてしまう。
何も知らない雪夜が上手にできたら褒めてくれる。そんな蓮の優しい手つきをおもいだして、雪夜はまた蓮の元を訪ねる。
一方、何も知らない雪夜を手篭めにしてしまったことに申し訳なさを感じた蓮は、雪夜と距離を取るべく、雪夜に冷たく当たる。
雪夜は、蓮を他の人の元に行かせまいと、蓮に身請けを申し出るが、その直後、一夜にして巨額の借金を抱えることになってしまう。
自分自身の借金と蓮の身請けのお金とを稼ぐために、身を売ることを決意した雪夜だったが……
という話でした。
ピュアで騙されることを知らない雪夜に惹かれていることを認めたくない蓮と、蓮にまっすぐ向かっていく雪夜のお話でした。
面白かったです。
この話で一番キュンキュンしたのは、雪夜の可愛らしい口調。
普段は頑張って敬語を使っているけれど、我を忘れると言葉足らずの口調になってしまうのがこれまたかわいい。思い切り甘えてると思える感じがとびっきりかわいいです。
世間知らずな美人受けが、素直じゃない攻めにいじめられる話がお好きな人にはオススメします。
今回は大人の遊戯施設のオーナーとシステムエンジニアのお話です。
二人の出会いから破産して身売りしつつも丸くおさまるまで。
近年急増した性犯罪を抑制すべく作られた六本木フォレスト。
会員制エンターテイメント施設で有り、
別名六本木遊郭ともよばれ人が人を買う事が出来る現代の花街です。
今回の受様はシステム開発会社の社長ですが、
取引先の令嬢に気に入られお見合いする予定ですが、
厳格な祖父に育てられた為か周囲に溶け込めない性格。
人馴れするようにと友人が取引先からもらった無料チケットで
六本木遊郭にやってきます。
現代風置屋に遊女達と琵琶の音、
現代洋館では咽喉仏の無い小柄な男性達、
更に進むと囚人ツナギの筋肉男達やスーツ姿の男達???
女性だけじゃなくて男の人が男を買うの?!
あまりの衝撃に踵を返した受様ですが
慌てたあまり人気の無い一角に迷い込んでしまいます。
そこで声をかけてきたのが今回の攻様。
閉鎖した薄暗い店舗の奥にうっすらと浮かぶシルエット、
昼寝をしていたライオンが身を起したよう。
今まで見てきた人とは違う高級な匂いがします。
すっきりした清涼感のある受様に興味を持った攻様は
女性慣れする為に来たという受様に言葉巧みにキスを仕掛け、
手でイかせたばかりか口でもイかせてしまいます。
日常に戻っても攻様が忘れられず再度遊郭を訪れ、
男同士のHを最後まで知ってしまった受様は
すっかり攻様と離れ難くなり、
会員になって毎日通う事を決意します。
見合いも断るという彼に途惑う攻様。
受様にはいえませんでしたが、
彼は高級男娼ではなく遊郭のオーナーだったので
見合いを控えたヘテロな受様の勘違いを正すべく
冷たくあしらいます。
しかも受様の態度に切れたのは彼では有りません。
実は順調だと思っていた会社経営は借金まみれで
共同経営していた親友は金策に走り回っていたのです。
自分の気持ちを押し殺して薦めた見合いまで断られた彼は
受様の貯金もろとも姿を消してしまいます。
残ったのは巨大な額の借金のみ。
そして受様が借金返済の方法として選んだのは
遊郭に入って身を売る事でした。
はたして二人はお互いを手を入れる事が出来るのか?!
お互いに惹かれつつも互いの立ち位置が違いすぎて
なかなか相手に真意が伝わりません。
視点も両者の間を行き来するので
それぞれの思いのもどかしさもハラハラに拍車をかけますね。
しかも今回作者比150%増強されたという本作のHシーン、
お初から強調シーンまでかなり甘々の言葉攻めH満載です。
今回は同じ遊郭ものでお薦め作を。
早水しほりさん『緋襦袢の花嫁』は本場遊郭のお話です。
遊廓ものだと、薄幸の陰間をスーパー攻め様が請け出す展開がスタンダードですが、こちらはお試しでやってきた客と経営者という関係。現代の遊廓という設定が新しかった。そこには体を売る女性とともに男性もおり、びっくりして迷い込んだ先で、イケメン経営者(受けの方は男娼と思い込んだまま)と出会う、という始まり。ここまではよかった。
その後は体を開かれていくうちに心も、のよくある展開で、お互い気持ちがあるのは見え見えなのにおきまりのすれ違いを経てハピエンといういつものパターン。攻めが軽いキャラなのと、受けがどうしても女にしか思えない(それもアホすぎる)ので、前半の方からかなり興ざめしてしまいました。なんとか最後まで読みましたけども。
あとHが萌えないんですね。あとがきにあるように作者さんの苦手分野なのかもしれません。ノベルは創作だけど、エロだけは作者さんの嗜好の深さが萌えに反映されるのではといつも思います。この作品のHシーンは、数はあったように思いますが、定型であえぎが女の子みたいでダメでした。
というわけで中立です。