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innocent kiss
2009年の作品とは思えない、ベタで古典的なお話でした。懐かしい感じで、BL小説を初めて読んだ頃の気持ちを思い出しました笑
主人公・一帆はとっても可愛いのですが(大和名瀬さんのイラストがぴったり)、正直、女の子でもいいような気がします。
一帆のキャラが…嫌いなタイプでもやもやしながら読みました(´・ω・`)
私が自分に自信を持っていないからなんだと思うのですが…「(自分の気持ちを察した相手から避けられている状態なのに)相手も自分のことを想ってくれているはず」という思考回路に共感出来なくてが…。
しかも友人から「一途って言や聞こえはいいけど、ストーカーと紙一重だよな」と言われているのに「告白するぞ」と息巻く押せ押せ具合にはもう…ほんと無理orz
地方病院にまで突然現れて…両思いだったから良いものの、悠久が一帆のことを鬱陶しく感じていたら当にストーカーだと思うの(;´Д`)
BL小説だし、攻め・受け分かっているからどうせくっつくとは思うのだけど…私は一帆のことを本編では好ましく感じることは出来ませんでした。
でも段々と一帆が精神的に成長してくれたので、攻め視点『イノセント・ディスタンス』(恋人同士)では一帆可愛いなぁ(*´Д`*)とか思ったりwww
というか一帆の友人・秀樹が格好良い(*´∀`)
うえださんの『ベタ』3部作の3作目。年の差もので、義理の兄弟(?)もの。
ただ、ベタシリーズの他の2作ほどのお気に入りではないですね。『ベタ』さがちょっと甘いような・・・決して悪くはないんですが、あとほんの少し何かが欲しかったかな。なんとなく物足りなかった気がします。
この一帆(受)はかなりの執着受と言えるんじゃないでしょうか。でもまあ、これくらいなら、陰湿・粘着質まで行かない、『一途』で留まる範囲かな。
最初の、独りよがりの押せ押せのままだったら、うんざりしてしまったかもしれませんが、ちゃんと成長して自分の感情を抑制していく流れでしたから。
それよりも、表題作は一帆視点なので仕方ない部分もありますが、悠久(攻)の心情がわかりにくかったですね。伝わってこないというよりも、もともとハッキリしなさ過ぎというか。迷うのはわかるけど、これじゃ一帆が諦めきれなくても無理ないと感じました。優柔不断とも違うのかなあ。理由があることなので、まあわかるんですけどね。
完全に余談ながら、うえださんに限ったことではありませんが、受に女性的(中性的)な名前をつけるケースがよくあります。私はどんなに乙女な名前の受でもまったく平気なんですが、抵抗を感じる方も多いようですね。
しかし、それはどうでもいいんです。今言いたいのは、受ではなく攻の名前。
このベタシリーズでは、1作目『スノー・ファンタジア』が陽史(はるふみ)、2作目『missing you』が克治(よしはる)、そして今作が悠久(はるひさ)です(ちなみに受は順に、里央・優奈・一帆)。
私は受ではなく(優奈はさすがにスゲェな~とは思いましたがそれだけ)、攻の方が気になりました(ダメだというのではなく)。3人とも、ある意味同じ系統というかカテゴリーだと思うんですが、いまどきこの名前(読み方)は珍しいんじゃないのかな。読み方が一瞬出て来ないことが多くて、ちょっと困りました。
最後に、名瀬さんのイラストがホンットーに綺麗でした。
メロドラマ・王道ベタ展開が大好きなうえだ真由さん。
『スノーファンタジア』『Missing You』に続き、
冬場のベタシリーズ第3弾となる今作品。
読者の期待を裏切らず、今回も大変ベタでした。
一帆はとある事情で同居している兄代わりの悠久に片思い中。
二人の出会いは一帆4歳・悠久16歳。
幼い頃から兄弟同然に育った二人。しかし一帆はいつしか兄以上の気持ちで、
悠久を見ている自分に気がつきます。そして恐らく悠久も、自分を憎からず
思っているのではないか?と感じています。
しかし彼等に絡んでくる事情が色々と複雑で。
お互いに両思いっぽい雰囲気はあるものの、なかなか進展しません。
擦れ違いに遠回り、王道ベタ展開のてんこもり。
特に悠久が年若い一帆の気持ちをかわし、
彼を遠ざけようとする心情に共感できるので、切なかったです。
同時収録作品「イノセント・ディスタンス」は攻めの悠久視点のお話し。
表題作では落ち着いた大人の優しい男だった悠久の内面。
誰にも語れなかった寂しさや辛さ。彼が出会った頃からずっと、
幼い一帆にどれだけ救われてきたかが切切と描かれていて、少しホロリとします。
そして何だかんだと言っても、一帆にメロメロなのがたまりません。