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この身体は、厭らしいことが好きなはずだ
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
キャリアで監察官の見城は、検挙率は高いものの問題行動が目につく捜査一課の刑事・鳴海の態度を苦々しく思っています。
しかし見城は鳴海に弱みを握られてしまい、ある事件に関して監察が掴んでいる情報がほしいとムリな注文をつけられてしまいます。
基本はお坊ちゃんでちょっと抜けているところもある見城なんですが、正義感が強くきちんと自分の考えを持っているキャラでとても好感が持てました。
対して鳴海は一見眼鏡のインテリキャラかと思いきや、プライベートで眼鏡をはずし髪型を崩すとエロフェロモンがムンムンという外見的な特徴も好みだったのですが、お気に入り(本命)に対してはつい意地悪をしてしまうという、「小学生かお前は!(笑)」と言いたくなるような不器用なところもお気に入りでした。
二人のやり取りはもちろん、事件の調査を進めて行くストーリーも結構楽しめました。
それに鳴海の相棒として登場する脇キャラの閣田のキャラもいい感じで良かったです。
鳴海に連れられ温泉で休日を過ごすことになる「温泉観察」は、鳴海と旅館の女将の仲を疑い、酒の勢いを借りてかなり大胆になってしまう見城がかなり萌え!でした。
今回は荒業で事件解決を図る刑事部捜査一課のエースと
警察内部の監察を行う監察官のお話です。
刑事の自殺の事件真相解明に絡めて恋人同士になるまでと、
その後のラブラブ温泉旅行を収録。
今回の受様はキャリアの監察官。
監察官とは職員の不祥事を未然に防ぐ為あらゆる情報を収集し、
常に職員の同好に目を光らせる仕事で有り、
監察の呼び出しは懲戒か受賞のどちらかひとつ。
誰もが神妙に出頭する中、呼び出しを形ばかりにする人物は
刑事部捜査一課のエースただ一人。
今回の攻様です。
二人の出会いは受様の初仕事。
監察官を拝命して意気揚々の受様に
困難な事件を確実に解決へ導くものの
素行不良一歩手前の攻様の素行調査の話が入ります。
本来なら職員の地取りや聞き込みといった実務は
キャリアである受様の部下の仕事ですが、
母に反対されなければ刑事になりたかった受様。
デスクで判を押すだけではなく現場に出たい彼にとって
攻様の尾行は自分の力を示せる絶好のチャンスでした。
誰もが敬遠する問題児の監察なら自分がしたいと主張、
素行調査を開始します。
問題なく尾行は成功と思っていた受様ですが、
攻様には下手すぎてバレバレ。
彼は妙に生真面目で現場に出たがる困ったキャリアに
お灸をすえるチャンスを窺っていただけだったのです!!
結果、攻様の自宅に連れ込まれ、
攻様につきまとう熱心な信奉者扱いされてベットに押し倒され、
あられもない姿をさらしてしまう受様。
以来攻様はその時の写真をネタに
受様からの警告も飄々とした態度で交わし続けるのですが、
攻様の後輩刑事がビルの屋上から飛び降り死亡する事件が発生、
それぞれの立場で事件を追う事になります。
刑事の死は状況から自殺と断定されたますが、
後輩の性格から自殺はありえないとする攻様。
なぜソコまで後輩の死に拘るのか?
もし攻様の言うように他殺なら誰が?何の為に?
そして徐々に惹かれあっていく二人の関係の落ち着く先は?
事件解決までのテンポも良く、楽しく読めました。
真面目で正義感が強いけど人が良い受様に対して
某大学出ながらノンキャリアで入庁し、
使える物は何でも使って実力でエースと呼ばれる攻様では
どちらの意思が通るのかは明らかですが、
かなわないと判っていても負けない気概を示す受様とのヤリトリも
攻様にとっては楽しみに一つなのかも♪
番外編で明らかになったように攻様は典型的な男の子気質なので
今後も受様の受難は続きそうです。
今回は本作同様、からかうつもりで手を出した受様に
惚れこんでしまう攻様というパターンがお好きな方に。
天花寺悠さんで『ハートを撃ち抜け!』をお薦めします。
警察で重役の父を持つキャリア監察官・見城志人は一課のエースだけど問題児・鳴海廉の行動に困らされていた。
鳴海の観察をしている際に尾行がバレ、家に連れ込まれエッチな写真を取られ弱みを握られてしまう。
鳴海は高慢でいつも余裕あるタイプの攻めかと思ったら結構熱くて、
後輩刑事の自殺を探る自分の行動で、見城が上から注意されたことを知ったときの反応とか新鮮でよかった。
見城のことが好きなのにおしおきしすぎて怯えられたり。
好きな子いじめて嫌われるタイプ、作中でも言われてましたが見城には嫌われなくてよかったですね。
受けの見城の真面目な性格も好きなんですが、こんなにキャンキャン吠える犬っぽい人が監察官ってちょっとリアリティがなかった。
後日談の温泉は見城の嫉妬とそれを楽しむ鳴海が萌えました。
私の中で監察官=厳格・優秀・怖い・板挟みな仕事…etcなイメージなんですが、見城監察官は可愛かったです(笑)
鳴海刑事にからかわれている時なんてもう…ミャーミャー鳴いて猫パンチ仕掛けてるようだwww
もうね、翻弄されまくりで可愛い。
それにしても、好きな子をかまって最後に『大嫌い 』と言われるタイプ…成る程、確かにそんなタイプですねー鳴海刑事(*´艸`)
小学生かwww
欲を言えば、キャリア・ノンキャリ、刑事・監察間の確執がもっとあれば…!
でもテンポも良くてサクッと楽しめましたヾ(≧∇≦)
2巻も近いうちに読みたいな。
監察官の見城はとある人物に頭を悩まされていた。
その人物とは捜査一課のエース・鳴海。
違法操作すれすれの強引さに何度も厳重注意するものの、当の本人はどこ吹く風。
さらりと交わされ、からかわれる始末。
けれど鳴海の刑事としての真剣さもわかり、戸惑うばかりの見城だったが──。
見城さん、見事に翻弄されています。
いるよね、こういう小学生並みの愛情表現する奴。
からかいすぎて嫌い!なんて言われちゃう…のは小学生まで。大人の鳴海さんは加減をわかっていらっしゃるので、嫌い一歩手前で押しとどめるんですけど。
インテリ然とした鳴海さんも良かったけど、雄丸出しな部分がもっとあってもよかったなー。
二面性がある鳴海さんですが、どうもインテリの方が強かった。
始終敬語だったからかな?
見城も敬語だから、片方は荒っぽい方がなんだかしっくりくる気がします。
箱入り天然の見城も、凄腕の持ち主だったりと意外性があったり。
鳴海のからかいを流せずいちいちつっかかる見城がかわいかったです。
そりゃ鳴海もからかいたくなるだろうよ、素直に反応されると。
脇役の閤田さんも食えない感じでいいキャラしてます。彼のお話も読んでみたい。
出てくるキャラクターは
お坊っちゃまだけど頑張ってる受けと、
エリートっぽく見えるのに全くのアウトローな
愛情表現小学生な攻め様。
なかなか面白いキャラクターではあるのですが、
なんというか、ストーリーが
イマイチ盛り上がりに欠けるというか……
私的にはやはり、
なぜ鳴海が見城に惚れたのか、
その辺が見えにくくて、
BLお約束過ぎの感が。
イキナリああいうお仕置きというのもねぇ……
見城さんも流されすぎよ!w
反対に言えば、
安心して読める一冊ではあります!
でも、やはりキャラクターに嫌味がなくて、
どちらも可愛いので読めたって所かな。
評価は、面白くは読めたので『萌☓1』で!
妃川さんの刑事モノ
刑事×監察官の話です。
主人公は監察官・見城。父親も警察官幹部のため親の七光と呼ばれることも少なくないです。今回は、結果を出すものの問題行動が多い刑事・鳴海を調査することになり、彼の素行不良を矯正させようと意気込みます。
しかし現場に口を出すキャリアというのは煙たがれるもの。見城も例外ではありません。そんな鳴海を、適当にあしらいつつ茶々をいれいつも見城を苛立たせます。
イメージ的にはキャンキャン吠える小型犬と全く動じない毛長犬?
鳴海は煩くまとわりつく見城に淫らなお灸をすえて、牽制します。
しかしその後も見城は鳴海と鳴海の捜査に関わろうとするのですが・・・
なんだかキャラのイメージが個人的にダメだったみたいです。
監察官ともある人が、若いといえどいいようにあしらわれちゃうキャラだったり、意気込みはあってもそれだけのような、可愛いキャラだけど監察官は絶対向いてないよ、主人公。
そして刑事の鳴海は素行不良からは遠いイメージ。基本的に敬語キャラ。イラストと同じく綺麗系色男という感じです。ちょっとインテリな雰囲気の彼もやっている内容からすると?なタイプです。
主人公ろくに現場を知らないのに、首を突っ込みまんまと敵の手中に落ちてしまいます。作中ではすっかりお姫様扱いで、それが許される状況ってどんな!?という感じです。
スーツや制服警官を描くというあとがきにみる作者サイドとのイメージギャップを感じました。