あらすじ
領主となった親友ライオネルに同性の恋人ができたことで、 初めて自分の想いに気づいたカレスは、遅すぎた恋の自覚に苦しみながら、 それでも懸命に彼の片腕として政務に励む日々を続けていた。
ある夜、胸の痛みに耐えかねて下層街の酒場に出向いたカレスは、そこで無頼漢に絡まれたところを一人の大男に助けられた。
山賊の頭領のような男の名はガルドラン。カレスは酔った勢いで彼に 抱かれてしまう。初めての行為は恋人同士の甘やかさとはほど遠いもの だったが、肉体を責められるその行為にカレスは奇妙な慰めを見出した。