条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
arashi no ato wa sakurairo
麻野裕一郎と付き合い始めて、幸せな日々を送る相馬睦紀。
そんな中、睦紀の弟の春海が大学進学の準備のために、睦紀の家に居候することになった。
嘘のうまくない睦紀は、なんとか殆ど自宅に帰ってないことを誤魔化そうとするが……
という話でした。
睦紀には実は、少々ブラコン君の弟がいたことがわかるシリーズ2作目。
1作目は少々、睦紀のバイト先である占いの館により気味の内容でしたが、今回は睦紀の普段の生活がメインになってて、個人的にはBLとしてはこちらの方が読みやすい。
少しトゲの取れた普通の恋人同士の日常話がお好きな方にオススメしますが、占いの館メインの話である一冊目を読まないと面白くないので、そこを乗り越えられる方を募集します(笑)
アホの子受けの弟が乗り込んでくる続編。
いろいろ無理があるっていうか、よく続編が出たなあ、と感心しながらも、けっこう楽しく読みました。
アホの子受けを楽しめる人には悪くないと思います。
前を読んでないと、たぶんついて行きにくいと思います。
突発的なことが起きるとパニックになって大失敗をやらかしてしまう睦紀ですが、占いの館「翡晶館」のアルバイトは無事こなしており、恋人同士となった裕一郎ともうまくいっています。
裕一郎からは同居の話も出ているけれど、アパートの家賃を親が負担しているため、親が納得する年上の男との同居理由を考え付くことができず話はストップ。
しかし毎日は幸せいっぱい・・・なのだけど、二つ年下の弟・春海(はるみ)が大学受験の下見のため上京し睦紀の家に数日居候することになったため、睦紀は裕一郎との仲を悟られないようにと神経を使わなければならなくなる。
睦紀の性質をよく知っている家族はみな睦紀に対して心配性なのだが、この弟はそれに輪をかけてブラコン気味である。
頼りない兄を見て、自分の方が保護者のように睦紀を心配しているのだが、兄の素行を知るために調味料の蓋の乾き具合をチェックしたり駅前のカフェでこっそり兄の帰りを確認するなど行動はストーカー並みだ。とてもウザイ(笑)
ご近所の噂から裕一郎の存在を怪しみ、それこそ仇のように警戒するのだが、春海はしっかりしているようでいてまだ高校生であり登場人物の中では一番若い。一癖も二癖もある翡晶館のオーナーの真誠、海里や、大人の裕一郎に太刀打ちできるわけもなく、結局は空回りで終わっている。「嵐」にしては物足りない(笑)。
睦紀の神秘の力は今回も発揮されているが、それこそ本筋とは全然関係ない話で、前回は自信のない睦紀が人とは違った特殊な力を持つことがある意味自信になったかもしれないが、今回はもうその意味はどこにもないように思う。将来がちょこっと見えてそれがタイトルに繋がってるだけ。
今後、裕一郎と睦紀のカップルをはじめ、真誠、海里、そして春海までがひとつ屋根の下で暮らすことになりそうなので、この話、まだ続くのかもしれない。ワイワイやってるのも楽しそうではありますが。