帝王のいけにえ

愛情がうすい(>_<)

眉目秀麗な生徒会長様と無垢な少年のお話でしたが…

何というか………
展開が早すぎたように思います(>_<)
あと登場人物にあまり魅力が感じられませんでした

まず今回の攻め・生徒会長であり帝王と崇められている静ですが…
優しげで完璧な表の顔とは裏腹に夜は淫らで、とありますがハッキリ言ってこの身勝手さ＆傲慢さは許せません！笑
何も知らない無垢な主人公・裕斗の外見が好みだからという理由で同室にしてしまうなんて…
裕斗が皆から嫉妬されることなんて目に見えてるのにひどい仕打ちです

あとお飾りとは言え自分より年長者である校長に対するバカにしたような態度も好ましくない…！

それならそれで定番の｢俺様生徒会長｣にすればまだそういう性格だから、で目をつぶれるのに、あくまでも慇懃無礼なだけに余計鼻につくんだと思います.

あと人間らしい綻びだったり、裕斗を想う余り取り乱したりとかがあればまだ可愛げもあるんですがそういうのが一切ないんですよね

あくまで完璧人間として描きたかったのかもしれませんが、裕斗のことをそれほど好きとも思えないので強引に抱かれるシーンも萌えというよりは悔しさが勝りました

裕斗は裕斗でそんな静をあっさり受け入れてひどい事をされてる自覚もなし…

無自覚天然受けは大好物ですがここまで来るとおばかちゃん、って感じですね
そこが可愛いと感じられればまた話の全体的な感想も変わってくるかと思います.

脇役CPも登場するんですが活躍する前に話が終わってしまって残念でした´｀

とにかく展開が早いという一言に尽きる感じです.

このトントン拍子、という印象はどこかで…
と思ってたら案の定この作品、2002年に出版された同名小説の文庫化だったようで.

昔のBL作品を読むと登場人物の気持ちに同調できなかったり展開のスピードに着いていけなかったりするんですが、まさにそんな感じでした.

小動物系の可愛い受けが大好きなだけに期待し過ぎてたのかもしれません(^_^;)