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oborodukiyo ni aitai
朧月夜の丑三つ時。
友達に乗せられ悪ふざけで女装して幽霊のふりをして驚かそうとしたら
驚くどころか亡くなった恋人と間違われ泣かれてしまった啓杜。
啓杜は高校生で、ピアノを進路として選びたいのに
親には猛反対されている・・・
そんなとき、あまりにもへたくそなピアノの音色に誘われて
入り込んだ先は豪華なお屋敷。
そこにいたのは自分が幽霊のふりして泣かしてしまった男 広重だった。
広重は、31歳という年齢のわりに、ふわりとした雰囲気の男。
亡くなった恋人♀に逢いに朧月夜の晩は、公園へ足を運ぶ。
自分が行かなければ夜の公園で待ちぼうけをくってしまう広重のために
啓杜も、女装して公園へ通うことになる。
昼間は、広重の好意に甘えピアノを弾かせてもらい急速に親しくなっていく。
どこかおとぎ話みたいな雰囲気のBL
恋人を失った悲しみさえも、どこかメルヘン。
だれも傷つかずまるくおさまる。
ふわふわっとした文体と挿絵。
生ぬるいかと思えば、エッチはギャップ萌えしましたv
実は、発売されたばかりの頃に一度読んだのですが
その時は、前半の相原のほんわりした雰囲気と
後半の彼とのギャップの大きさにスイッチが切り替わらず
腑に落ちない感覚が残ってしまって
決していい印象ではなかったんですが
先月、スピンオフ作品が出て、そちらもやはり読んでみたくなり
今回改めて最初から読み返してみたんですが。。。
2度目の今回の方がより楽しめました。
1度読んではいるものの、細かい部分はあいまいになっていて
それでも、相原の正体をうっすら覚えていた事で
余裕を持って読めたのが良かったのかもしれません。
啓杜(けいと)が抱える10代後半特有の不安定さや親との確執と
それをふんわり包み込む相原の浮世離れした雰囲気が
うまい具合に調和している感じをラストまで感じていられれば
この物語を充分楽しめると思います。
啓杜が、嘘をついていることに罪悪感を感じながらも
それをやめられない葛藤や
どんどん相原に惹かれていくのを感じる事が出来る筈ですから。
残念ながら、後半の相原に違和感を覚えてしまった人は
『明日夜も、そばにいたい。』で
相原が啓杜に出会うまで抱えていた寂しさを感じてみて下さい。
ここでも、最後の方は相変わらずの相原の変態具合が露呈してますが
本編よりちょっとだけ大目に見てやってもいいかな?
って気になれるかも知れませんのでw
真崎さんの作品のキャラって、いろいろギャップがある事が多くって。
この作品で、ギャップでどんでん返し担当は、相原でした。
啓杜の襲い受けって、手もあったと思うけど、
うん、やっぱりこの相原で、啓杜君お初は、むしろしっくりする。
行け行け、ドンドンだ
そして、こんな相原に声を当てるとしたら、これはもう、平川さんでしょう。
友坂は三宅さんかなぁ。
ところで、啓杜君のお友達君達、
途中からすっかり消えてしまってたけど、彼等的には、啓杜君がこんなオッさんに食われちゃうってのはどうなのかな?
最初の方、啓杜挟んで、三角関係ってのもアリかなと思いつつ読んでいたけど、
やっぱ、ここは、絶倫エロ少年に変身した和幸が、ぱっくり食ったのは、、、
って続編も出たりしないかなぁ
あとがきによると「変な人(たち)の話」ということですが、“変な人”というか、ズバリ「変な話」という印象でした(笑)。
近所の公園に女の幽霊が出るという噂を聞いた啓杜と悪友は、肝試しに来るヤツを脅かそうと、啓杜に女装をさせて真夜中公園に出かける。
そこで大木に身を隠した啓杜は一人の男と出会うが、彼は啓杜に「ナオちゃん」と呼びかけ涙汲む。
何も言えずにいる啓杜に男は次の朧月夜に再び会おうと一方的に約束をして去っていくが、後日ピアノ好きな啓杜が、住宅街から漏れるあまりにヘタクソなピアノの音に好奇心を誘われ覗いた屋敷に、その男の姿を見つける。
その男・相原は屋敷に一人で住んでおり、訪ねてくるのは親友の友坂だけ。
家には年代もののスタンウェイがあるが、ピアノが弾けるのは彼の亡き祖母と「ナオちゃん」でナオちゃんも既に亡くなっている。
ピアノのほとんど弾けない相原に頼まれ、啓杜は相原の家に頻繁にピアノを弾きに行くようになり、そして朧月夜の夜には、相原の大切な「ナオちゃん」のふりをして、公園で相原に逢うという日々を続けることになる。
やがてどことなく浮世離れした、穏やかで優しい相原に啓杜は惹かれていく。
しかし相原を騙していることが心苦しく、ついに啓杜は本当のことを告げようと決心するが・・・・。
幽霊になった恋人に逢いにいく男は確かにちょっと変だけど、相原はなんともポヤンとした人物として出てくるのでそう違和感は抱かなかった。なんか危なっかしい感じのする人だし。
特に「明日夜も、そばにいたい。」では相原の気持ちが書かれているので、読後も納得。
でも本筋は啓杜視点で書かれているので神秘さとかロマンティックさは全然なく、むしろ妙に現実的で気づかないのが不自然。
もちろん相原は気づいてるわけで、それが当然だと思うので、そんな不自然なことを大真面目にやってるのが、なんか「変」な感じがした。
それと相原なんですけど、読んでるとこの人「攻」の人じゃないんですよ。私の目から見て、ですけど。
むしろ友人の友坂とくっついて「受」に周ってくれた方が物凄く自然というか、モロ定番というか(笑)しっくりするんですが、14歳も年下の男の子を自分の下に敷いちゃうような人には見えない。
しかしそう思って読んでたら、実は相原は・・・・・・らしいことがわかるので、ちょっと「ヘッ?」というか。
優しい穏やかな顔して、友人の友坂に「変態」と言わしめるほどの真の顔って、想像すると怖いです(笑)。
これを意外性があって面白いと感じるかどうかは人それぞれだけど、私はなんか変な座り心地でした。
続編が決まっていて、次は相原の友人の友坂編になるそうです。
友坂は口が悪いけど、真面目で堅物で凝った料理が趣味のお医者さん。
友坂の相手はまた変な子らしいです。
相原がかなりの予想外でしたね。あんなに『儚くて綺麗な王子様』だと思っていたのに(笑
いろんな意味で裏切られたキャラでした。
啓杜は最初自分が逆に脅かされたので仕返しに脅かそうと思い、悪友たちと公園で待ち伏せしていたんですが、あることがきっかけで相原と仲良くなるんです。
徐々に相原と親しくなるにつれて辛くなっていくんですが、なんだか恋してるなぁーって感じでよかったです。
しかも相原にピアノを聴かせていたら、相原が寝てしまってたところを無自覚にキスしてしまうシーンは萌えました。
一番びっくりだったのが相原でした。僕口調でやさしくて儚いイメージだったのであのシーンは大丈夫なのか!?って思いましたが、実際彼は最初のイメージとは違っていましたw
あれですね、顔だけで判断するなっ!!ということですねw
萌えたシーンもありましたがなんだか不思議なお話でした。啓杜が勘違いしてただっけて感じでした。てか啓杜の悪友は途中から空気にw
あとがきに「友坂編」が次に出るそうです。
友坂はノーマルな人間だと思っていたけど違ったんですね!!友坂はけっこう好きなので、友坂編はけっこう楽しみにしてます。
絵本作家で、死んだ恋人に逢うために夜の公園に日参しちゃって、相原さんったらなんてオトメ。そうかーオトメ攻めかと思っていたらまさかのヘンタイさんだった。
物腰が柔らかいだけにこわいわ。
でもこのギャップは嫌いじゃないよ。
攻のキャラクターはおいておくと、良くも悪くも繊細なお話だった。
二人の恋の他に割と大きな柱になっているのが、両親に弾くことを反対されている啓杜のピアノです。
プロになれるのも一握りなら、それで食っていけるのはもっと少ない。
超正論で反対していた両親が、有名絵本作家が「援助します」と言った途端あっさりと許しちゃうのはちょっとなあと思わなくもない。
結局金なの……
前半のおとぎ話っぽい浮世離れした雰囲気からいきなり現実に引き戻されたようでちょっとフクザツな気分になってしまいました。
イジワルだと思っていた親友が実は良い人だったというのは基本なのか。
どなたか苦労人の友坂に愛の手を。
友坂目当てでスピンオフに手を伸ばしてみようかな。
広重(攻)と啓杜(受)はかなりの年の差なのに、あんまりそういう気がしなかったんですよ。広重が浮世離れしてて、年齢以外は『大人』って感じじゃないから?
しかしなんといっても、広重がほんわか天然かと思っていたら、まさかのドSだったという。『鬼畜・S攻』キライなんですが、まあこれは何とか・・・煙に巻かれたような感じです。でも、脳内妄想炸裂だけでとどまった方がよかったと思ってしまったんですよね。妄想ならいくらでもやっちゃって!なんですが。
ギャップのあるキャラクター自体は別にダメではないのに、このギャップはなんかあんまり好みじゃなかったんです。
あと、啓杜のピアノを巡る親との関係の決着のつけ方が、ちょっと安易な気がしました。え、そんなもんでいいのか?という。啓杜を心配して反対してたんじゃないのか?矛盾してるんじゃないの?とちょっとついて行けませんでした。
まあ、全般的に不思議な雰囲気の漂うストーリーでしたね。う~ん、正直ちょっと微妙かなあ。