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renai seikouritsu 50%
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「マーガレット」「恋愛成功率50%」の中編2作品が収録されています。
関連がなさそうなタイトルですが、恋占いに使うといわれている「マーガレットの花びらはたいてい奇数で、ハッピーエンドの確率が高い」という確率つながりのようです。
「恋愛成功率50%」は坂本(攻め)が小川(受け)に言った言葉からなのですが、計算としてはちょっとおかしいけど、言いたいことは分かるよ!と勢いで納得する感じです。難しい数式とかは登場しません。
小川が千室にフラれた夜、坂本がその傷心に付け込むのですが、遊びや脅しでなく最初から「恋人になれ」と言っているのが素敵でした。
千室も見合いをするからと小川をフリはするのですが、その後も小川を気にしていて坂本と殴り合いもして、小川が愛されていたのを感じてほっとします。
かといって、小川も千室と坂本を天秤にかけることないので三角関係にはなりません。坂本だけが一方的に迫るのでなく、小川から行動しようとする意志も良かったですし、坂本も駆け引きで連絡しなかったというズルイ考えだったのでないのが好感持ちました。
小川は坂本と幸せになって嬉しかったですが、千室は別れた理由を思うとちょっと気の毒でした。自分で決断したので覚悟はしていたのでしょうけれど。
強気な「年下後輩攻め」に愛される「仕事もできる受け」の社内恋愛がお好きな方にお勧めです。職場風景が多いので働いてはいるのですが、一緒に仕事をすることが少なくて、あまり仕事モノという印象はなかったです。
表紙イラストでは小川がちょっと幼すぎるかもと思ったのですが、挿し絵はそうでもなく、個人的には自販機の前の三人がお気に入りです。
初読み作家さんです。
挿絵の千川さんも初めてお見かけする作家さんでしたが、スッキリ綺麗な絵柄でした。
表紙でスーツを着ているのが攻め様ですが、受け様より2歳年下です。
この攻め様の坂本が同じ会社の役員でもある2歳年上の小川に対してはちょっと生意気で強引な所もあるのですが、実は小川にメロメロで結構頑張っているのが可愛いです。
小川の方はいつもクールで感情が読めないタイプで、かなりのツンデレさんでした。
会社役員をしているくらいですから仕事は出来るのですが、恋愛に関してはそれ程器用でないのがまた可愛い。
すれ違いやお互いに振り回されている場面が多く、上手くいかずにやきもきする場面が多いのですが、結構甘い雰囲気が感じられる作品だと思いました。
会社と主人公2人の自宅が主な舞台になっていて、仕事をしているシーンも多めなので、リーマン物がお好きな方にもいいかも。
年下攻めならではの無邪気な強引さ、拗ねたり甘えたり、ついついのジェラシー、受けへの情熱。
この本は、年下攻め好きにはかなりのヒットでした。
年下攻めならではの萌がぎゅぎゅっと詰まっています。
営業・坂本(27)×若い役員・小川要(29)
社長と別れたばかりの小川は、最後のキスを坂本に見られて、それを理由に強引にせまられて……。
そんな始まりなんですが、坂本は前から小川を好きだったので告白をしてから、初めての行為に。
脅迫で無理矢理じゃなくて、愛から始まるのが非常によかったです。
別れたばかりなので、小川は情熱に流されてという感じではありますが。
まだ小川はそうでもないのに、恋人になれたのが嬉しい坂本はクリスマスはどこで過ごそうかなんて早くも考えていたりと、攻ながら可愛い子です。
それでいて、年下攻めならではの情熱と強引さも兼ね備えていて、バランスが絶妙でした。
小川の方は、可愛いと綺麗でいうと、どちらかと言えば綺麗系です。
実際の小川の魅力は、そんなところではありません!
パソコンはばっちり使えるのに、メールは打つのが両手打ちでもかなり時間がかかるとか、顔に出さない所でぐるぐると考えているぼけっとした所が可愛かったです。
前半にある『マーガレット』では小川視点で、後半の『恋愛成功率50%』は攻め視点なのですが、小川にべた惚れで煮詰まった坂本がにやけてしまうぐらい可愛かったです。
小川さんの反則技並の反応は、とてもヤバかったです。
普段クールな仕事人間なだけに、だからこそ、年上受けの意外な可愛さにキュンと来ました。
H面では足フェチな坂本がいますが普通位で、話自体の満足度は、★5です。