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moshimo boku ga ai naraba
松前さんの攻キャラクターは、決して完璧ではないんですが(そもそも私は、BLの攻に『完璧』は求めていません。むしろ邪魔)、たとえ『ダメ』だったとしても、そのダメさが私の好みの方向なんですね。そこが松前さんを好きなポイントのひとつかもしれません。
私は子持ち(シングルファーザー)ものが特別好きでもなんでもないんですが、これはその中ではよかったです。子持ちなのが攻だから(受が実子持ちはすごく苦手)。
瞬がホントに可愛いです。ただ、松前さんの作品としてはそれほどいいとは思わないんですけどね。これは、特別好きな作家さんだからかな。
一応『年の差もの』になるんでしょうか。美邦(受)が22歳・慎一(攻)が31歳と、いつもの松前さんの年の差ものより、ちょっと年齢は高めです。
慎一は、決してキライではないけど正直あんまり好みじゃないんです。イヤ、まあいい男だとは思いますよ、わかりにくいけど。
美邦は、松前さんらしい健気でちょっと後ろ向きな受キャラクター。でも、こちらは私は好きですね。
ただ、美邦が務めるカフェのオーナー夫妻の妻・多喜の言動は非常に気分が悪かったです。
たぶん(というよりほぼ確実に)『口は悪いけど、情に厚いイイヒト』ってつもりのキャラクターなんでしょうが、その目論見が成功しているとは到底思えませんでした。
多少の口の悪さは(それだけなら)構わないんですが、必要以上にイヤらしいというか、不快感を煽るんです。単に気分次第で考えなしに言いたいこと言ってるとしか思えませんでしたね。『口が悪い』というより意地(性格)悪いんじゃないの、としか感じなかったよ、私は。
これは『BLに女性キャラクターがどうこう』とは無関係です。多喜が男性であっても同じく無理。
この多喜の存在だけで、せっかくの柔らかい雰囲気のストーリーが台無しになるようで、他が別に悪くなかっただけにとても残念でした。
イラストはよかったです。
大好きです!!
すごくやさしいお話でした。瞬が可愛くて可愛くて…子どもの出てくる話はホント癒されます。
二人と生活をともにする中で、与えられるものひとつひとつを丁寧に拾って幸せを感じられる美邦が本当に可愛い。
ホントに良い子だからこそ、自分の居たい場所を手放さないといけないと苦しむ美邦が切ない。
お互いが傍に居られないと苦しむのも当たり前のように子どもが中心で、本当にやさしいお話だ~。瞬が話せるようになる場面では思わず涙。
童話を上手く絡めて進められるお話の世界観もすごく好き。かなりのお気に入り本です。
まず、この設定で面白くない訳がない。
三十路を過ぎた准教授と料理の上手いカフェ店員、そして母親に捨てられたショックで喋る事が出来なくなってしまった子供。それぞれ魅力的なメインキャラクターに加え、脇を固めるキャラクター達もまた良いんです(特にわんこ達が!)。
離婚の原因が男との浮気という一見どうしようもない攻めですが、読み進めていくにつれその不器用さが憎めなくなります。受けは初め電波系かと思いましたが(クレマチスの精霊発言が)、なんとも健気で可愛い子ではないですか……!
言葉を失った子供を受けが救い、もう恋愛はしないと決意してしまった受けを攻めが救う。偽りの家族が本物の絆で結ばれていく過程も読み手を飽きさせる事なく、松前さんの魅力が最大限に引き出された良作です。
いや~久しぶりに号泣しましたよ。・・・なんというか、弱いんです。
父と子。父だけでも、子だけでもヘーキなのに、セット販売されるとどーにもいけません。
そんな特殊体質だからってのもあるんですが。これは泣けましたよ。天使のよーな5歳児に!
その5歳児・瞬くんと父・慎一がね・・・いいんですよ。この親子がね。
慎一は大学の準教授で、ゲイなのがバレて離婚し、一人で瞬君を育てているんです。
瞬君は両親の離婚のショックで言葉が話せない。
そんな瞬君と、父はいとも簡単に「会話」をし、言葉が話せないことをとりたてて騒がない。
瞬君は話せないけれど、絵を書くし、こっくりうなづくこともできるし、何より澄んだ瞳でじっと見つめれば、たいていのことは、いや、少なくとも大事なことは伝わるんです。
大事なのは言葉だけじゃない。(言葉ももちろん大事なんだけどね)
どんどん瞬君と仲良くなり、その父である慎一にも惹かれていく美邦(主人公・受)。
慎一はわかりやすく優しくはないけれど、人の心の核にある部分を本当に大事にできるような、そんな魅力があります。
瞬君にまた母親を作るために、ゲイである性癖は封印して再婚するという慎一を、好きになるまいなるまいとする美邦にまたちょっと泣けます。
心を自由にしてもらったのに、いちばん好きな人を好きになることはできない・・・
切ないっす。
倒れてしまった美邦を助けようとして、瞬君は口がきけるようになるんですが、そのあとの展開でも瞬君大活躍!
瞬君のおかげで、慎一も美邦も、人の幸せとか、自分の罪悪感とか、頭でぐるぐる考えてる時点でどっか何かから逃げてるってことにやっと気付く訳ですね。
自分で自分の人生を生き切ってなくて、人のことなんか考えるな!ってことですかね~
ここまで言うのはちょっとB型的開き直りかな(笑)
やーもうこれBLじゃねぇよ!五歳児が可愛すぎて萌えないもん!
美邦の魅力がイマイチ表現されてないのがちょっと気にはなりましたが、瞬君のかわゆさですべて相殺です。
サボテンも枯らしてしまう私ですが、この作品を読んで
クレマチスの鉢を部屋に置きたくなりました(笑)。
美邦が慎一親子との同居する理由のメルヘン具合には驚きつつも、
こういう父親と子供は好きだ~!とほのぼのしてしまいました。
子供がとにかく可愛いし、変わり者というか飄々とした慎一もとても魅力的。
そして家庭的な雰囲気のカフェ!こんなカフェに行ってみたい!
美邦の作るスイーツの描写も、とにかく美味しそうで。
ページから甘い香りが漂ってきそうで、食いしん坊にはたまりません。
甘くてほのぼの・メルヘンな擬似親子物語。これは癒されます!
松前さんはコンプしたいな…22冊中13冊読んでるから!!
で、この本は大学准教授×カフェのキッチンの子。
准教授には、しゃべることができない一人息子がいるんですね。
で、カフェの店員と客として仲良くなるうちに、その子が話せるようにってことで主人公がその家に居候する話ですー
やーおもしろかった!!(そればっかだな)
ただ、攻めの描写があまりに少ないので(主人公目線だから仕方ないんだけどさ)つかみにくかったかな…
まあ松前さんらしい、ディアプラスらしい、ほんわかあったかい話でした(>ω<)
雑誌掲載時読んで好きだったお話。
二人が一緒に住むキッカケがイマイチ凡人には理解しづらかったんだけど、なんと言っても子供が可愛くて、それだけで他は吹っ飛んでしまった(笑)
瞬に何度も泣かされました。
結婚して子供をもうけたものの男との浮気がバレて離婚、子供を引き取って育てている大学の民俗学の先生攻めと、血の繋がらない兄に伝えられない恋をして、今は傷心ひとりぼっちの、料理上手なクレマチスの精霊(笑)受け。
こう書くと攻ってヒドい人みたいだ(笑)
そんな印象はないです。
最初に瞬が話せないことを軽く流してたような台詞はちょっとひっかかったけど、松前さんの世界に合ったほんわか暖かい人たちだった。
ひょんなことから一緒に暮らすことになり、本当の家族になっていく物語。
でもやっぱり一番良かったのは子供の存在。
小さな男の子って、やっぱり可愛い。
あと、大好きなフレブルが出てた~!
好きな要素いっぱいの、これまた好きな疑似家族ものでした。
もう雰囲気だけで好きなんで、内容の感想とは言えないかもしれない・・・。